『かみさま どこにいるの』コイノニア社、2002年
この絵本はダニエル・アンジュ司祭が、子どもたちのことばの中にこそ、神さまに対する真実があると、耳を澄ませて書きとめたものです。
子どもたちの会話には、神さまが私たちをはるかに超えた方であること、そして私たち一人ひとりのうちにもおられる方であること、この真実が見事にあらわされています。
一人の女の子は、手のひらにのせるには大きすぎるし、指のあいだをするっととおりぬけてしまうぐらい小さすぎると教えてくれました。
神学者が難しい言葉で書いていることを、素朴に単純に明快に教えてくれる素敵な絵本です。
小林由加(清泉女子大学 非常勤講師)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?