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たぶん最速!いきものがかりNEW ALBUM「WE DO」全曲レビュー

みなさんお久しぶりです。久しぶりの投稿となりました。

別にnoteに命懸けてるわけでもnoteで生計立ててる訳でもないですが、ここ最近投稿できてなくて少し焦ってました。まあ今が忙しいからというか、先月が暇すぎただけなんですがね。。


という要らない前置きもここまでに、今回はどこよりも早い、いきものがかりのニューアルバム「WE DO」の全曲レビューを行います。

普通、レビューってのはアルバムを手にとって全部聴いて歌詞にも目を通してから行うものですよね。今の僕にはそんなことやってる暇などないのです。
このまま指を咥えて12/25の発売を待っていたら確実に餓死する気がします。というわけでせめてもの足掻きということで、既存の曲はそのまま、新曲に関しては100%妄想&私情のもとレビューしていきたいと思います。
それではいきましょう。I DO。
(結構辛口なことも言います。ご了承ください。そしてそれらの全ては本気でいきものがかりが好きだからという裏返しなんです。)


01. WE DO (ソフトバンク新CMシリーズ第一弾「しばられるな」篇CMソング)

はい出ましたいきなり問題作(おい早速辛口かよ)。
本作は放牧(活動休止)後の復活作第一段として発売されました。ソフトバンクのCMで有名ですね。

さてこの曲なんですが、個人的に少しモヤモヤするところがあります。
曲調はめちゃくちゃいいと思います。いきものがかりらしからぬというか、世間が思い浮かべてる彼女らの曲のイメージにしばられない、ぶっ飛んだ曲調でとてもいいとは思うんです。
さながら、活動休止中に発表されたMr.Childrenのシングル「ニシエヒガシエ」のようです。この曲もミスチルっぽくないといか、かなりぶっ飛んだ攻撃的な曲となっています。
有名アーティストとは、活動休止の最中か後で、今まで溜まってた膿みたいなものが凝縮されたロックンロールな曲を産み出しがちなのでしょう。

しかし、Mr.Childrenの場合、「ニシエヒガシエ」の直後に「終わりなき旅」を発表しました。のちの大名曲です。王道の王道を往くロックバラードです。彼らの場合ニシエヒガシエはあくまでも次の曲への踏み台だったのです。

かたやいきものがかりは、復帰第一段のぶっ飛んだ曲であるWE DOが、そのままアルバムリード曲になりアルバムタイトルにもなりツアータイトルなもなってしまったのです。
これはかなり不意を突かれましたね。のちにSING!やアイデンティティといったいきものがかりらしい曲はどんどん出ていきますが、それらを統べる曲がWE DOなのは、少し違うくねぇか??っと思ってしまうわけです。裏を返せば、それほど大胆なことをやってのけようという、いきものがかりの並々ならぬ決意が込められてるってことなんでしょう。

もうひとつ、あとひとつだけイチャモン付け加えさせてください。WE DOの曲調は、すごくいいと思うんです。(それしか言ってない)
でも、聖恵ちゃんの歌い方が絶妙にマッチしてないのです。放牧以降の聖恵ちゃんの声質は、急激に優しく柔らかくなっている気がします。カバーアルバム「うたいろ」にせよ、放牧中に製作された「太陽」にせよ、めちゃくちゃ声が優しいんです。ただ、WE DOだけに関しては、もう少し「じょいふる」や「Sweet! Sweet! Music!」のような弾けに弾けた歌声で聴きたかったでございます。

本当に文句しかいってないですね。本当にいきものがかりが好きで、WE DOが好きだからこそ出てくるものなので、どうか許してください。
以降は文句も少なくなるはずなので、、、



02. SING!(フジテレビ「めざましテレビ』テーマソング)

THE・いきものがかりです。専門用語でいうとカノンコード進行とクリシェ進行をサビで使いまくった、王道のいきものがかりソングです。
2011年に同じくめざましテレビに起用された「NEW WORLD MUSIC」は、少し攻めながらもいきものがかりカラーを失ってないかなりの名作なんですが、SING!は直球ど真ん中ストライクを狙ってきてます。聖恵ちゃんの声も活きてるし、最高です。


03. スピカ~あなたがいるということ~

さて新曲です。ぼくはこの曲を全く聴いたことないですが、何となく分かるんです。名曲確定なんです。
理由は単純。スピッツの「スピカ」もBUMP OF CHICKENの「Spica」も大名曲だからです。スピカに外れはないのです。
スピッツとバンプのスピカに共通することは、とにかく世界観が幻想的で歌詞が美しいということです。メロディもさることながら、
「手を取ったときその繋ぎ目が 僕の世界の真ん中になった」(Spica)
「幸せは途切れながらも続くのです」(スピカ)
と歌詞がすこぶる美しい。
しかもいきものがかりがのスピカには「あなたがいるということ」という副題までついています。あーもうこれは名曲です。大好きです。LINE MUSICのプロフィール音楽に設定します。
てか、"スピカ"ってそもそもなんなんですか。



04. STAR LIGHT JOURNEY (AbemaTVオリジナル恋愛リアリティーショー「こじらせ森の美女」主題歌)

この曲には感謝しかありません。なぜなら、この曲がなければ間違っても「キモい女と勘違いクソヤロウ男が馴れ合ってイチャついてそれをタレントが高みの見物するだけ系番組」を視聴することは一生なかったからです。僕に新しい扉を開けてくれた曲なのです。ありがとう。まあ、視聴といっても冒頭と終盤の1分だけですが。

さて、タイアップ先のベタベタした気持ち悪さとは裏腹に、このSTAR LIGHT JOURNEYはかなり大人な雰囲気というか、リッチな雰囲気があります。
ここでいきものがかり側もベタベタした曲を書いちゃうと本当に酷いことになってしまいます。そこは流石国民的アーティストいきものがかり。よく分かっていらっしゃいます。

これを機に、僕もこじらせ森の美女観てみようかな。いややめておこう。ITやJOKERよりよっぽどホラーだと思うから。



05. アイデンティティ (Yakult 「ミルミル」CMソング)


心よ自由になれええええええええええええええええ!!!!!!

です。はい。僕は正直叩かれるのは仕方ないと思っています。音量の調整とかの問題かもしれませんが、ちょっとうるさいもん。「心よ自由になれええ!」にあって「消臭力ィィィ!」にない違和感があるんです。こればかりは仕方ない。
肝心の曲ですが、これもTHE・いきものがかりという潔いメッセージソングです。大好きです。多分、その潔さゆえに、淀んだ心のテレビ視聴者がこぞって騒ぎ出したんじゃないかと思ってます。いきものがかりの潔さに嫉妬してるんです。それなら仕方ないですよね。
みんなもあなたも心を自由にしましょ。



06. あなたは

新曲です。「あなた」ではなく「あなたは」なんです。
正直、これだけの情報だけで何を語ればいいんだって話ですよね(お前が始めた事だろうが)。

でも、このタイトルでゴリゴリのアップテンポとかだったらギャップ萌えしちゃうかもしれないです。それだけ。



07.太陽(JA共済「ささエール」CMソング)

WE DOの既発曲で一番好きです。聖恵ちゃんが優しすぎて。よっちゃんとほっちんぐのハモリも優しすぎて。聴くたびに心が透き通っていきます。聴くたびに自分の心の汚さに絶望してしまいます。
てか、この曲はギター二人はどういう担当になってるんですかね。よっちゃんがピアノするんでしょうか。ふ~わっぱっぱっぱ~
てか、ファンクラスだけに向けられて発表された曲なのにこんな出回っていいんですかね。ファンクラスだけの幻の曲になる選択肢もあったはずですが、やはりいい曲はみんなに聴いてもらいたいという訳でしょうか。いきものがかりさんやっぱり優しいですね。一生付いていきます。



08.きみへの愛を言葉にするんだ

なんと直球な。サビの「きみへの愛を言葉にするんだ~わたしなら出来るから~」感。

そういえば彼女らの曲で「愛言葉」ってのがありますね。テイスト似てるのかな。しらんけど。



09. しゃりらりあ

WE DOにおける「ぱぱぱ~や」枠ですねこれは。なんだか「プラナリア」みたいですね。もうこれ以上想像できません。ごめんなさい。



10. try again

try again~ありがとう~(それは嵐)(しかもsmile again)

これはバラードではなく強気なポップソングですよね多分。個人的には「いつだって僕らは」みたいなヤツを期待してます。高校サッカーのテーマソングになりそうな爽やかなヤツ期待してます。



11.さよなら青春

ちょっと…いきなり悲しいのやめてよ…
悲しげな題名だからこそ、歌詞の内容は前向きであってほしいですね。

てか、いきものがかりの長年の傾向として、アルバムの序盤にシングル曲や勝負曲を持ってきて終盤にはアルバム曲がたくさん占めるという構成が多いですが、これってどうなんでしょうか。僕の好きなBUMP OF CHICKENやMr.Childrenは、アルバム曲は所々に散りばめて、最終盤はそのアルバム期の一番の勝負曲を持ってきがちだし(ユグドラシルのロストマン、シフクノオトのHEROなど)、それによってアルバム全体がギュッと引き締まるんですが、
いきものがかりのアルバムって正直尻すぼみしちゃうんです。こればかりは彼女らの意図があってこその事だと思うのでこれ以上は何とも言えないですが、、、



12. 口笛にかわるまで(フジテレビ「痛快TV スカッとジャパン」コーナーテーマソング)

なんでこうも、いきものがかりは僕の嫌いな番組をピンポイントに選んでしまうのでしょうか。
スカッとジャパンに関しては恋愛系のやつがくどくて鬱陶しいとかじゃなく、スカッとする前のウザいことされるイライラが、その後のスカッとフェーズで解消されないよね???言うほどスカッとしないよね???ってことです。あれが本当にうざいです。ただただ嫌な気分になるだけの番組。
おっとWE DOレビューじゃなくてスカッとジャパンレビューになってました。ごめんなさい。

聖恵ちゃん作詞作曲は少数精鋭なんですよね。まだちゃんと聴けてないんですが、先程から言っているここ最近の聖恵ちゃんの優しい声質にあった、気持ちいいバラードという何となくの印象です。WE DOの落ち着いた雰囲気を終盤で引き締める第2リード曲みたいな立ち位置ですね。



13.季節

さて最後の曲です。
どシンプル。ど大雑把。春でも夏でも秋でも冬でもない。季節。
果たしてどんな曲になるんでしょうか。恐らくは「タユムコトナキナガレノナカデ」「明日へ向かう帰り道」のようなやつだと思うですが、
ここは、一曲目のWE DOの雰囲気をもう一度登場させたような華やかなポップソングであってほしいと、一抹の期待を寄せたいと思います。





さて、全曲見てきました。がんばってレビューしました。
ファンの身として言っちゃダメだとは思いますが、いきものがかりの全盛期はもう終わったと思います。2009年~2012年ぐらいの神がかった人気はもう過去のものとなってしまったのです。
ただ、過去のものとなっただけで、これから第2の全盛期が来る可能性は大いにあるんです。

デビューからうなぎ登りに成長し、あっという間に日本の音楽界の顔となった彼女らが、また過去の輝きを取り戻すというのはなかなか難しいことだと思います。

ただ、彼女らなら出来る気がします。やっちゃう気がします。
だってアルバムから「私たちはする」って言っちゃってるんだもん。「私たちは出来る」じゃない。「する」んだ。こんなに頼もしい決意表明はないだろう。


いきものがかりは、またやってくれます。新いきものがかりの幕開け・WE DO。そしてその後のホールツアーとアリーナツアー。大いに期待しましょう!!!!





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