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Mr.Childrenは巨人でUVERworldはロッテだ

何のこっちゃと思ったそこのあなた。あなたの脳は正常です。

そうなんです、この文章は、邦楽の知識とプロ野球の知識をそこそこ兼ね備えてないとサッパリわからない内容となっています。
今まで「人に見てもらえる程度の自己満足」を目指してnoteを執筆してきましたが、今回ばかりは「ごく一部の人しか共感してくれない自己満足」という様相を呈しています。なんとタチの悪いnoteなんでしょうか。
ただ、そんな酷い内容だからこそ、出来るだけ多くの人に少しでも共感してもらうために、分かりやすく砕いた説明とともに綴っていこうと思います。よろしくお願いします。




かなり前、UVERworldが男性のみの東京ドーム公演を行った、というニュースを目にしました。
いや、冷静に考えてすごくない??すごすぎない???ただでさえ国民的アーティストの中でも選ばれに選ばれた人のみが立てる東京ドームでのライブを、男だけで埋めちゃうってそんな話あります?バケモン過ぎませんかUVERworld???
って思ったんです。思ったというか、実際に本当に凄いことなんですがね。

んで、さっき、とある記事からふと「好きなアーティストランキング2018」を見たくなりまして、そのサイトに行ってみたんです。

「あー、いきものがかり去年5位だったんだ放牧してたのにやっぱり人気すごいなぁ、BUMPも20位前後に付けてるのすごいなぁ、ミスチル4位かよ、どこまでモンスターバンドなんだ、AKB48ってまだこんな人気あるんだてっきり消え【自主規制】」とか思いながらダラーッと見てたんですが、ふと気が付いた。

あれ?ベスト50の中にUVERworldなくね?

気付いちゃったんです。
back numberとか[Alexandros]とかBUMP OF CHICKENとか若者に人気の面々は居るのにUVERworldいなくね??東京ドーム男祭りとかやってのけてるモンスターバンド・UVERworldの名前なくね??
10代のランキングとか20代のランキングにはいたかもしれないけど、少なくとも総合ランキングの50位以内には名前がなかった。よく考えたらおかしなことだ。
ただでさえドーム公演しちゃうのが凄いことなのに、それを男性のみという制約のもと達成してるんだから、それ相応の国民的人気もあるはずだ。なのに、名前がないのだ。

これはどういうことなのかと、自分なりに考えてみた。



そして導き出された結論。

UVERworldとは千葉ロッテマリーンズである。

はい。もう解説いきます。

千葉ロッテマリーンズは、日本のプロ野球のパ・リーグに所属するチームです。2010年にはリーグ3位からの日本一という「下克上」で話題にもなりましたが、その後は下位に沈むことが多く、自分で言うのもなんですが立ち位置のよく分からないチームです。
そしてこのチームの最大の特徴が、「ファンがアツ過ぎる」ということです。

ロッテのホーム球場であるZOZOマリンスタジアムは、休日には白いユニフォームを着たロッテファンで満パンになります。平日でも、熱心なファンが外野を埋め尽くします。

この人気はホームにとどまりません。ビジター球場、いわゆる相手側の球場で試合があるときも、ビジター用の黒いユニフォームを着たロッテファンで席がびっしり埋まります。
さらに、セ・パ交流戦というセ・リーグとパ・リーグが期間限定で入り交じって戦う試合でも、千葉からはかなり遠い兵庫や広島の球場まで、席を完売させます。

このように、ロッテは、アツいファンがめちゃくちゃ多いのです。音楽で分かりやすく言うと、ファンクラブは勿論、ライブ全通、グッズ全購入、アーティスト命!!!
みたいな人達がめちゃくちゃ多いってわけです。


でも、その熱狂的なファンの数に対して、「2019年の平均観客動員数」では、ロッテはなんと全12球団の中で最下位なんです。おかしい話ですよね。

先ほど「平日も外野をファンが埋め尽くします。」みたいなこと言いました。実はこの言葉には裏がございまして、

平日の外野席は埋まるけど、内野席はクソほど埋まらない

んです。内野席というのは、外野席よりも広く座席数も多い、ガチで応援したい層はあまり来ずに、雰囲気を楽しみたい人やファミリー層シニア層が来がちな場所。
数字から見るに、ロッテは、熱狂的なファンの数とは裏腹に、そういった「ほどほどの距離感をもつファン」からの支持がまるでないのです。


このロッテの姿が、まるでUVERworldと被ってしまう、ということなんですね。
熱狂的なファン(ライブに足を運ぶガチファン)の数が多くても、日常的にUVERworldを聴くけどそこまでガチではない、という層がまるで少ない。
言い方を変えれば、お茶の間にはほとんど浸透していない。ということです。だから好きなアーティストランキングで圏外になってしまうんです。
自分達の音楽を信じ、付いてきてくれるファンだけを信じた活動を行ってきたUVERworldだからこその、特異なファン層である。といったところでしょうか。



こんなUVERworldの対局の位置にいるアーティストこそ、いきものがかりです。

いきものがかりは、2016年まで好きなアーティストランキング5年連続トップ5でした。約2年の活動休止期間を挟んだ2018年のランキングでも12位。恐ろしい人気ですよね。これだけ人気ならば、毎年ドームツアーを行うぐらいの実力があるはずだ。

しかし、ドームツアーはやったことがない。横浜スタジアムでのライブやスタジアム規模のライブは今まで行われてきましたが、キャパが4万とか5万の会場ではライブしたことないんです。
UVERworldとは逆に、お茶の間からの支持は凄まじいが、ライブにまで足を運ぼうとするファンとなると少ない。ってことなんです。

まあこればかりは、まだそういったツアーが行われてないってだけの話で、もう企画されてるって可能性はあるんですが。



さあ、ここまで来たらタイトルの「Mr.Childrenは巨人」
の意味も皆さんお分かりですね。

Mr.Childrenは、UVERworldのように熱狂的なファンの支持もすこぶる厚く、それでいていきものがかりのようにお茶の間からも支持されていて、好きなアーティストランキングではずっと上位。ドームツアーもいとも簡単に行われる。やばすぎ。モンスターすぎ。


大半をUVERworldと千葉ロッテの説明に費やしたけど、

結局言いたかったのは、Mr.Childrenやべえって事です。


身のまわりにロッテファンはあまり見ないけど、巨人ファンってめっちゃいるよね。って事です。それだけなんです。ごめんね。

ご清聴ありがとうございました。


P.S. 好きでも嫌いでもないUVERworldを散々ディスった気がして物凄く申し訳ない気持ちに苛まれてるので、この機会にUVERworldも聴いてみたいと思います。よければおすすめ曲教えてください。。。






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