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米国経済今週のポイント(7月15日~19日)

こんにちは、Saltです。


Salt

日本時間日曜日の朝から大統領選挙運動中のトランプ前大統領銃撃のニュースでもちきりになりました。残念ながら、聴衆のお一人が亡くなってしまうなど、衝撃的な事件となりました。

似たような事件でいえば、1981年にレーガン大統領が撃たれたことがありました。ちなみに、この時はS&P500が4%、ダウが2%程度下落しました。もっと遡ると、1963年のケネディ暗殺の際にはS&P500、ダウともに3%近く下落しています。月曜日のNY市場はどのような反応を示すでしょうか。

そんな、米国市場ですが、今週の注目点は、6月の小売売上高(火曜日)や米地区連銀経済報告(水曜日)の発表です。米地区連銀経済報告、いわゆる、ベージュブックは、12地区の連邦準備銀行がFOMCの2週間前に各地域の経済状況を発表するものです。前回5月のベージュブックでは、個人消費は横ばいから微増、雇用は8地区でわずかなペースで増加、物価は緩慢なペースで上昇しているとしていましたが、今回はどのような変化がみられるでしょうか。

米国以外では、国内市場は月曜日は休場ですが、週末に発表の6月全国CPIは注目です。中国の第2四半期GDP、6月小売売上、6月鉱工業生産(いずれも月曜日)や、ECBの政策金利発表(4.25%で据え置きの見通し)とラガルド総裁会見(木曜日)などにも注目が集まりそうです。

よい1週間をお過ごしください!