試合を作る難しさ
前回のあらすじ!
0泊2日の弾丸名古屋旅を敢行し、無事に中川颯投手のプロ初勝利を現地で見届けることが出来た!!
私の新たなる推しであるDeNA・中川颯投手が二度目の先発登板にて悲願のプロ初勝利を収めた。
しかし7回途中に肘を気にしての緊急降板だったため気は休まることはなく、帰りの夜行バスではほぼ寝れず(原因はそれだけなのか?)、横浜へ帰ってきて仮眠を取ってPCの前に座ってみるものの仕事も手につかず(原因はそれだけなのか?)
お昼を過ぎた頃にキャッチボールをしている様子がSNS上に流れてきた。ボールは投げられているみたいだ。取材も受けたようで「肘は大丈夫」とのこと。
そして中川投手は「予定通り」の登録抹消。番長こと三浦監督も「怪我ではなくローテの都合」と念を押した。
抹消はされたものの横浜には帰らず、そのまま広島遠征にもついていったようで、練習に参加している様子やファンサービスしている様子もSNSで確認出来た。
前のブログでも書いた通り、ベイスターズは現状金・土・日は投げるピッチャーがある程度固定されていた。なので問題なく次も先発登板出来るということであれば恐らく5月14日・15日の北陸シリーズ(富山・福井2連戦)で投げることになるのだろう。
一旦、一旦ね?
バスとかは調べてみたよ。
富山って、名古屋に行くくらいの時間と値段で行けるんだって。思ったより近くて安いね。
めっちゃ揺らいだけど流石にやめた。
地方球場、いつか行ってみたいけどね。
ところで、これはDeNAだけなのか他の球団もなのかは分からないけれど、「次の3連戦はこのピッチャーで行くよ〜〜」みたいな記事がたまに出る。
これは監督が明言している場合もあれば、記者さんの予想の場合もある。後者の場合でも取材を元にしているので精度は高めなはず。
今のところ、去年の終盤に比べたらこの類の記事は少なめな感じがする。ローテーションの再編(組み替え)予定がある時には記事になるようだ。
ほら、こんな風に…
………颯チャン、土曜日(5月11日)に投げるの?!!?!!?
▶チケット買う
予定もあるし諦める
とりあえずチケット残ってるか見てみよう!!
見事なまでの焼け野原。
流石だぜ、土日の阪神戦。
それならばチケジャム…!!
…………高めの値段付けてるチケットしかない。
諦めよう。そう、私にはフォロワーと飯を食うという大事な予定があるんだ。
といいつつ、仕事中もチケジャムを見てしまっている私。お昼頃には定価以下のチケットが出品されていた。
こうなると気持ちを抑えられないのが私。本拠地ハマスタで勝利をあげる姿をどうしても見届けたい。
フォロワーにダメ元で予定を昼から夜に出来ないかと相談してみる。
快諾。
持つべきものはオタク活動に理解のある友人である。
(本当にその節は大変ご迷惑をお掛けしました)
ということで、来たぜ灼熱の横浜スタジアム!
(3日振り今季10度目)
阪神は中川投手が初先発した時の相手でもあって、その時は打ち込まれるほどでは無かったが、抑えきることも出来ず4回2失点で降板をしてしまっている。
つまるところ、リベンジ戦である。
この日は風がとても強かった。
この風がベイスターズを、中川投手を苦しめた。
中川投手が打ち取った当たり。普段であればなんてことないフライが風に流され、野手と野手の間にぽとりぽとりと落ちていく。
こうして実質的にはエラーの形で出したランナーを、今度は痛打を浴びてホームに返してしまうという形で序盤から失点を重ねてしまった。
留めは満塁ホームラン。
3回9失点でマウンドを後にしてしまった。
悔しい。悔しすぎる。
風のせい。
守備の乱れのせい。
初回の立ち上がりは素晴らしかったのに。
少なくともこれが中川投手の実力ではないことは誰が見ても明らかだった。
ただ、彼は持っていた。
序盤にして9-2と大差をつけられ、早くも消化試合モードかと思いきや、少しずつ得点を重ねて5回には9-7まで追い上げた。
中川投手が早くに降板し、後を任されたリリーフ陣も粘りに粘って失点を許さなかった。
そしてついに8回には同点となる2ランHR、逆転のHR、ダメ押しのHRと3本のホームランが飛び出し、そのまま試合にも勝利。
中川投手は9失点したにもかかわらず、敗戦投手にならずに試合を終えたのだった。
スタンドもベンチもこの大逆転勝利に大いに沸いたけれど、この横浜スタジアムでたった一人だけ、中川投手の表情は少し曇っていて悲しそうな顔をしていた。
そうだよね。喜べないよね。
次は絶対勝とうね。
とは言いつつ前回の緊急降板もあるし、次の登板まで間を置くのかなとも思ったけれど翌日の公示で抹消無し。
三浦監督はもう一度、中川投手にチャンスをくれたのだった。
おそらく次の土曜日も中川投手に託すのだろう。
次の土曜日のチケット、既に持っています。
次回、「ベイスターズのピッチャーたるもの」
お楽しみに(?)
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