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光が強いほど闇も濃くなる。私は人生のコントラストを歓迎する。

恋人がいる。
相手と会えて「すごく嬉しい」と感じたとしよう。
一方、相手に会えない時は「さみしい」感覚が強くなる。
世の中、光と闇の波がある。
光が強いほど闇も濃くなる。
人間として生きる以上、これは定めなのだ。

私は、光が強くない場所でずっと生きてきた。
その分、ある意味闇は濃くなかったんだけど、私はなんとなく生きている実感がしなかった。
外部と接触を断ち、光も闇もない、波がない所で生きることはできるけれど、それをした私は「自分がロボットのようだ」と感じていた。

だから、波がない所で生きるのは、もうやめようと思った。
人間として生きているからには、光と闇のコントラストを味わい切らないと、生きている意味がないような気がする。

いや、「気がする」じゃなくて、実際そうだ。
だって、私もあなたも、最期には必ず死んじゃうんだから、光も闇も、そのコントラストを味わった者勝ちなんだ。

だから、私にそういった感情を与えてくれる人や物事に対して、私は感謝している。本当にありがたいと思う。
人生のコントラストを、私は歓迎する。
私も少しは味のある人間になれるかしら…?

そんなことを考えながらも、「さみしい」に苦しんだり、黒い感情に取り込まれちゃう時は「やだやだ!」てなっているので、
まあ、これも、人間ならではの感情なのだろう。

悟りを開きすぎると、きっとつまらんよ、人生。

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