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そるとが人生を考えてみた

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感受性が豊かで心身に不調を抱えてきたわたしが、人として生きることを考えてみた。
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#パニック障害

「これに頼ろう」という甘え

私はたくさん甘えてきた。 このブレスレットを買ったら、この施術を受けたら、ヨガをしたら、体が柔らかくなったら、お守りを持っていたら、彼がいたら――。 自分の外のものを頼りにして、生きづらくて暗い世界を生き延びてきた。 一時的な効果はあった。 プラセボ効果というものがあるように、人間の思い込みの力は強い。 でも、私の持ち物はどんどん増えていった。 お白湯も必要、お菓子も必要、このジュエリーが必要――私のバッグはどんどんパンパンになっていった。 この行為自体が他人軸である、こ

母への思い―ありのままを受け容れてほしかった

あなたからわたしへの"愛"は わたしじゃなくて あなたを向いている 「気づいて」なんて言わないけれど あなたの生き方を 鉄板のように わたしに押し付けないでほしい あなたの世界とわたしの世界は 異なる わたしは あなたがいなくなった後も 生きねばならないのだから 引用: https://www.instagram.com/p/Ckpvv6ruFco/?utm_source=ig_web_copy_link 子供の頃、親は絶対の存在だ。 ご飯を食べて、学

わたしとして生きる意味を。

わたしは否定された。矯正されそうになった。 仕事で「この方法は駄目だ」「変えなさい」と言われた。 「今のわたしのままでは駄目だ」と今まで築いてきた"わたし"を完全に否定して、根本から塗り替えようとした。 それが大きな間違いで。 手を付けた根本から、わたしは崩れ落ちた。 「"わたし"がこの仕事をする意味はあるのだろうか」と正常に感じていたけれど、その思いを踏みにじり、進みすぎた。 昔から否定されることはあった。 感情を否定し、"わたし"がもう分からなくなっていた。