「これに頼ろう」という甘え
私はたくさん甘えてきた。
このブレスレットを買ったら、この施術を受けたら、ヨガをしたら、体が柔らかくなったら、お守りを持っていたら、彼がいたら――。
自分の外のものを頼りにして、生きづらくて暗い世界を生き延びてきた。
一時的な効果はあった。
プラセボ効果というものがあるように、人間の思い込みの力は強い。
でも、私の持ち物はどんどん増えていった。
お白湯も必要、お菓子も必要、このジュエリーが必要――私のバッグはどんどんパンパンになっていった。
この行為自体が他人軸である、こ