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『眠れない夜』に

私は自分が眠れない日は『寝ようとしない』ことに決めている。
あまりないけど笑

パブロフの犬をご存じだろうか?

犬に餌を与えるときだけ、ベルを鳴らしてから与えるとベルが鳴るだけで犬がよだれを垂らす、という『条件付け』の有名な実験。
眠れない、眠れない、と思いながらベッドに居続けるとどうなるか?
それを何回も繰り返すとベッド=眠れない場所という条件付けが起きてしまう。

これを阻止したいから、
・眠たくなってからベッドに入る
・眠れないならベッドから出る
無理にベッドに入って無理に寝ようとしないことが
『ベッドは眠れない場所』になる予防策だ。

眠れぬ夜はだれのせい?

夜中に色々考え事をしてしまい、寝たのか寝てないのかわからないまま朝を迎えたことがある人は少なくないと思う。

・明日のプレゼンが不安
・明日寝坊したらどうしよう
・今日あんなこと言わなければよかった
・なんであんなこと言われないといけないんだろう

むかつく、不安、かなしい、どうしよう。

いろんな感情と事実が頭の中をぐるぐると駆け巡って落ち着かない。
姿勢を変えてみたり、スマホをつついてみたり、忘れようとするんだけど時間だけすぎていって一向に眠気がこない。
思考の原因は、自分のことだったり他人のこともある。
なんでぐるぐるして寝付けないのかというと『答え』が見つからない問題だからだ。
正解を教えてもらえないなぞなぞほどイライラさせるものはない。
イライラは交感神経を刺激して覚醒に導く。
答えが出ないなら考えることをやめて興味のない難しい本を開いてみよう。
2ページで眠れるはず。

判断して決断するのは朝

私は何かを決断するのは『午前中』と決めている。
決断するときは、目的を確認して、たくさんある情報や可能性を整理して、『もしかしたらうまくいかないかも』『失敗もあり得る』な不確実な未来も丸っと飲み込んだ決断。
人の脳の処理能力は、1日の中で次第に消耗されていく。
朝起きて2~4時間。このタイミングが私的にはベストタイミングだ。

午後からは心の消耗と脳の処理能力の低下があるので、考えたり悩んだりしなくていい作業にあてます。

・情報収集
・インプット
・単純作業
・明日の準備

ちなみに、サロンワーク(ハリ・スキンケア)は自分の筋肉がほぐれて体温が上がってくる午後からのほうが良い気がする。
もうサロンワーク歴15年になるから脳は使ってないんだろうなぁ。

『寝なくちゃ!』のこだわりを捨てる

寝ないと頭が働かない・・・不安!
寝ないと昼間眠たくなる・・・心配!
寝ないと!寝ないと!寝ないと!
と、思えば思うほどドツボ。
焦りは交感神経を刺激して、体も脳もリラックスとは真反対の方向へ。

寝たほうが良いのは本当だけど、寝れない日があってもぶっちゃけ大丈夫。
ま、一日くらいいっか!の精神。
どうしても眠くなったらダメなタイミングがあるときはいくつか対応策を持っている。

・キャラメルマキアートのエスプレッソショット+2
・spotifyでテンションアゲアゲミュージックを爆音で聴く&歌う
・眠眠打破×レッドブル×ラムネ
などなど

アドレナリンがジャンジャン出そうなことで目を覚ます方法をとる。
自分の目を覚ます方法を知っていると、眠くなることが怖くない。
眠くなることが怖くないから寝なくちゃ!とは思わない。
というか、不安になるほど眠気がきたらまずい案件は
そもそもアドレナリンがジャンジャン出るので眠くなったことはないのだ。

『眠れない』の原因はどうしよう

漠然とした『どうしよう』は不安になるだけで、答えはないことが多い。
まさに五里霧中。

もしどうしようの罠にかかったときに試してほしい。
①考えつく最悪の事態を想像する
②最悪の事態が起きたらこうする!を決める。
これだけ。

最悪の事態の対処が決まれば、どうしようの霧は晴れます。
心配事の79%は30日以内には起こらず、16%は『事前に対処』しておけば回避できる。

ちなみに『事前に対処』は、判断して決断が必要なので
朝起きて2~4時間のタイミングでやること。
脳の判断能力や処理能力が落ちまくってる夜のベッドでするべきじゃない。

ベッドは幸せな場所

あなたを苦しめる場所じゃない。
安心して意識飛ばしてOKだよ!な場所。

恋人とくっついて寝たり
一人で大の字でのびのび寝たり
子供を抱きしめて寝たり

思考をとめて。
ベッドのふかふかや暖かさを堪能してね。
『今日もよく頑張りました』って言葉も忘れずにね。



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