お届けする気持ち 前編
クラフトフェアに出展するという友達のお手伝いで
千葉に行ってきました。
参加したのは、”工房からの風”という名の野外クラフト展。
20代の頃から、クラフト市などに出店していた私
前職では、マルシェやワークショップを企画していた私
が、感じた今回のイベントの温かさについて記したい。
まずは、搬入から、、
ブース近くまで誘導してもらい、車から荷物を降ろしていくのですが、
さて、やるか!と私たちが車から降りたその瞬間、
さぁーっとどこからともなく
スタッフの方が集まってきて、とってもスムーズにお手伝いをしてくださった。あっという間に作業完了。
初めての経験で、私は衝撃を受けました。
この搬入作業。大した量ではないのですが、前日までの準備で疲労を貯めた作家さんにはなかなか骨の折れる作業です。それを何人かのスタッフの方のお手伝いによりさくっと終わらせることができるのって、、有難みが重い。
そして、イベントスタート直前のミーティング
薄々まさか、そうなのか?とは感じていたのですが、50組ほどいる参加者の顔と名前を、代表の方だけでなくスタッフの皆様が、把握していました。
配布物を配る際に、名前を呼んで作家さんが来るのを待つ。のではなく、呼びながら作家さんを探している!! 普通じゃない。
ただのお手伝いながら、
あ、特別なイベントに参加させてもらったみたいだな。と、
どきどきしてきました。
お天気にも恵まれ、無事に一日目を終了。
その日の売り上げを細かく報告します。
すると、その晩にイベントディレクターの方から出展者宛のメール。
差し出がましくならないようにと前置きをしつつのアドバイスメールでした。
”売ろうと思わなくてもよいのです。”
お客様との会話、楽しくコミュニケーションをとってみてください。
や、ディスプレイに関してのことまで約20年続くイベントを通しての経験からアドバイスをしてくださいました。”工房からの風”のお客様は皆とても優しいです。リラックスして楽しんでください。と。
雨の降る中、二日目の会場に着くとブースの前にはすでにスタッフの方が数人。昨夜のメールを受けディスプレイ変更を相談していたためです。これも、作家自身が一人する作業ですが、皆様本当に親身になって力を貸してくださいました。
それもそのはず、”風人”と呼ばれていたスタッフの方々は皆、このイベントの出展者だった作家さんたちだったのです。”作家さんによるお手伝い”は、まさに痒い所に手が届く、作品や作家に対する理解の深さがこの連日の対応のベースにあったんだと知って、とっても腑に落ちました。
”相手の気持ちになって”とは、よく言いますが、他人の気持ち、立場に立つって、想像だけではカバーしきれない事もあります。想像力に、真心と実体験が積み重なることで、このイベントの温かさ、居心地の良さは作り上げられていました。
結果、二日目の売り上げは、初日の倍以上!!!
届けられた!!
気に入ったものを楽しんで選ばれる姿、ほくほくと帰っていく姿、
頑張っていた友人の嬉しそうな顔、いつでもなんでも言ってくださいなという頼もしいお姿で巡回している風人さんたち。。
帰りの高速からみた満月と私の満ち満ちた気分、まるごと忘れたくないな。
ただのお手伝い参加だったんだけど
後編も書くよ
ただのお手伝いだけど
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