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田舎の考察 ”油断するとリラ冷え”

今日の富良野は日差しもなく寒い日でした。思わずストーブのスイッチに手が伸びそうになるのを抑えるので大変でした。

北海道は5月の終わりから6月にかけて一時期とても気温が上がり、そのころちょうどエゾ春セミも一斉に鳴き始めるので夏の訪れを感じることができます。

ところが暖かさに気持ちよくなっていると、ある日突然気温が急激に下がり、その年によっては一けたを示すこと日もあったりします。それが「リラ冷え」と呼ばれる寒の戻りです。

今年の5月は天気も良く、気温もぐんぐん上昇、早くも夏がやってきたなと思っていました。そういえばリラ冷えはあったかな?と思い出せないくらいでそのまま6月に入っていました。

不穏な空気が漂い始めたのは先週ぐらいから。本州が梅雨入りして、北海道にも蝦夷梅雨のような天気が崩れる日も増えてきて、なんだか太陽が見えない日が増えてきたな~とは実感していました。

畑に野菜を植えそろえて、着るものもTシャツに衣替えしたちょうどそのタイミングでやつはやってきました。そうリラ冷えです。

ついこのあいだまでは昼間は25度を越える夏日でした。10日ぐらい前だったら30度でした。それが今日の最高気温は15度。

さすがにストーブはだめだと思いとどまりましたが、フリースを着ることはためらいもありません。そして陰干ししたままのダウンジャケットがつるしてあることを目の端でしっかりと確認してしまいました。

やり過ぎかなとも思いましたが、やはりこの時期の気温差は体にこたえますね。この寒の戻りはほんの数日で過ぎてゆくことは知っていますが、私自身と野菜たちに悪い影響がない様に願っています。

本当に北海道は油断できないところです。まさに「試される大地」です。

これはもう使われていないコピーですが「その先の、道へ」よりもしっくりきますよね。

ちなみに「試される」のは住んでいると難題課題を突然突きつけられるきつい大地の意味ではなく、ここでいろんな挑戦ができますよ~、なんでも受け入れてくれる大地が試されてますよ~という意味です。

そんな懐の深い大地なので、もし明日もリラ冷えならば我慢せず6月のダウンジャケットを試してみようかな。

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