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真帆ママの野望③『泳ぎ回る魚のエネルギー』

パーマカルチャー・デザイナー竹村京子がレポートする「真帆ママの野望シリーズ」。第3弾テーマは【泳ぎ回る魚のエネルギー】

自分の食歴史を振り返ってみよう



今回は、自分の食年表をつくろう! ということで、真帆ママの語ってくれた食の歴史をメインに紹介しますー。

食年表とは…

子供の頃から今までの、《何を食べてきたか》を書き出し、確認することで、自分の食の癖や傾向を知ろう! というものです。

たとえば、このコロナ・パンデミック騒ぎですっかり鳴りを潜めることになりましたが、「タピオカ」のように社会的なブームになったことでハマった食べ物もあれば、個人的なブームとして、あの頃は〇〇ばかり食べていたというようなものもあるでしょう…


10年ぶりに魚を、肉を食べたときの衝撃


真帆ママは、約10年間、マクロビ生活をしてました。

10年間、まったくお肉やお魚を食べなかったそうです。

一時期、いろいろなことが重なって、心身ともにボロボロになった時がありました。

その時、友人が

「話、聞くよ」

と、ごはんに誘ってくれました。

フードコートのようなところで、

「何に行く?」

となった時、それまでだったら迷わず選んだオーガニック野菜のお店もありましたが、それは選ばなかった。そんな気分ではなかった…。

で、

「寿司行こう! 寿司!!」

と閃くように決めて、お寿司屋さんに入りました。

その時の真帆ママは、

「泳ぎ回る魚のエネルギーをもらいたい!!」

と思ったんだそうです。

そして、久々にお魚を食べたら、今までとは違うエネルギーが身体中を巡るのが分かりました。本当に、エネルギーを受け取った実感がありました。

その後、自分でも、鶏そぼろを作って食べてみました。

すると…!!

元気が湧いて来て、

「鶏の弾力を本当に貰えるんだ!」 

と、ものっすごく実感したそうです。

これを心底実感するために、10年間お肉を食べなかったのか?

「10年間お肉を食べなくてよかった!!!」

とさえ思ったほど!


お肉を食べたとき、本当に自分の中から自分を動かすエネルギーが湧いてくるのが分かりました。

そして、今まで、怖くてお肉を食べてなかったんだ…と気づいたのでした。

お肉の何が怖かったかというと…、

鶏の体温は42℃、豚は38℃、そして人間は36℃、人は体温が低いので、体温の高い鶏や豚の油が、消化できずに血中に溜まって行く…。

そうやって、どんどん体内に未消化物が溜まって行くんだと思うと、怖かったんですね。




「守・破・離」


でも、その後は、

「お肉を食べてもちゃんと消化できる!」

と、自分の身体を信頼できるようになりました。

もしも消化できなかったとしても…、

「この食べ物のこういう部分が、体のこういうところに影響する」

だとか、

「症状と食べ物のリンク」

などをずっと学んできたわけで、

「それで体調を崩しても、お手当の方法は知っている!」

と、自分が食べたいと感じたものを、美味しく食べることができるようになりました。

お腹がいっぱいなのに、食べちゃうというような、精神的、心理的な「何か」を、過食で帳消しにすることもなくなりました。

…うーーん、精神的かどうか不明ですが、ついついお菓子を食べちゃうのは、ちゃんと自分が食べたいものを美味しく食べてなかったから???

私も、自分の食年表を書いてみようか…と思いました。
( ̄▽ ̄;)

真帆ママより わが身を振り返ってみて
これぞ「守・破・離」のプロセスですね。

◆セオリーを学んで、そのスキームを「守」りその中で生きてみる

◆セオリーに縛られていることが不自由に感じられ、「破」ってみる

◆セオリーから一旦を「離」れてみて、セオリーを活用できる自分になっていることを発見し、自分の糧としていく

作った料理が自分の評価…になっちゃっていませんか?


料理がうまい人は女子力高い???
調理は女らしさ???
料理はそれを作った人の評価???

過去に、思ったように上手く料理を作れなくて、自分で「私は料理が下手、苦手」と評価を落として、料理することから離れてる人いませんかーーー???

すり替わりが起きていますよー!
\(^o^)/

調理は科学、誰にでも美味しく作れます。

それに、料理=女子力とか言いますが、「食」が「職」となれば、男性性も必要ですよ?

体力勝負だし、縦型社会ですもんね。
真帆ママは、横型社会な食の職を目指してもいます。


調理は科学。だから、誰でもできるようになる


調理は科学なので、微細な味の整え方さえも、経験すれば誰にでもできるようになります。

前回は、中華だしを例に出しましたが、今回はドレッシングです。

真帆ママは、火曜日と第2第4週の土曜日に、貸店舗でカフェをやっています。

で、私もお手伝い部隊として、入っています。

真帆ママが手が離せない時に、ドレッシングが足りなくなっちゃった…。

なので、私が真帆ママの指示通りに、分量を計って混ぜました。

分量測って混ぜただけだと、一味足りない場合が多いです。

その味の微調整も科学です。

大抵、塩気が足りないです。

塩の足りなさ加減で、小さじ1/8とか、1/12とか、ちゃんと計って入れます。

味見して、まだ足りなかったら、またちゃんと計って入れる…。

そうやって、ちょっとずつ味見しながら整えて行きます。

ね? 科学でしょ?(^-^)

実験で、pHを合わせる時とか、そんな感じですかね。

調理は科学、誰にでも美味しくできる!

老若男女、全ての人に対して、生きて行くための科学です。

それを見つけて欲しい…、

真帆ママの願いです。


本当に美味しい!ものが作れるようになると、目の輝きが変わります。

シンプルに嬉しいし、それがその人を生き生きさせます。

たっかーい鍋などは要りません。

普通の鍋で、普通の食材を、毎日使い続けるのが、継続するコツです。

次回も真帆ママ・トークは続きます。
*\(^o^)

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