下見は案外大事ですよ ー がんばれ受験生 ー
みなさま、ごきげんよう。
今朝は比較的はやくから都内某所へ出かけていたのですが、
いつもとは違う地下鉄の出口からうっかり地上へ出たところで
ひとりの青年から声を掛けられました。
一瞬なにかの客引きかと警戒したのですが、
こんな朝早くからそんなこともないでしょうし。
ナンパにしては青年が若すぎる(わたくしの年齢に対して・笑)のでそういう類でもなさそうだわ...ということで、対応しました。
どうされましたか?
と。
すると、青年答えていわく「〇〇大学の××キャンパスはどこですか?」
たまたまわたくしは以前にそのキャンパスの近くを通ったことがあったので、おぼろげな記憶をもとに「あちらですね!」と指で指し示して立ち去りかけたのですが...
わたくしのおぼろげな記憶を手繰り寄せると、そのキャンパスは大通りには面していないのです。
大通りから少し入って細い道をくねくねと坂を登っていく。
方角だけ指さして、果たして彼は分かるだろうか?
しかも、手には参考書と思しき本を携えているので、
よもやまさかの受験生さんでは?
だとすれば、ここで彼を指で方角だけ指し示して放置して、万が一再び彼が道に迷っては彼の未来に影響するのでは...?!
ということで、青年に携帯の地図アプリはないのかと確認。
彼いわく、なんらかの事由で携帯の電源が入らないとのこと。
たまたまわたくしの目的地は途中まで彼の目的地と同じでしたので、ナビすることに致しました。
歩く道すがら彼に尋ねてみたところ、やはり受験生さんでした。
試験開始までまだ時間はあったようですが、
迷子のままギリギリ到着になってしまっては本領発揮なんてできないことでしょう...。
わたくしが大学受験をした折は、自分が帰国子女ということもあり日本に慣れていなかったこともありますし、親からも口を酸っぱくして受験会場の下見をするように云われたものですから、実際に受験1週間前までには必ず下見をしておりましたが...日本で生活していて文明の利器がこれだけ発達すると悠長に構えてしまうのかもしれないですね。
とはいえ、特に都心は出口ひとつ間違えると異世界にワープでもしたんではなかろうかと思えるくらい「ここはどこ?!」状態になることもしばしば。
大事な目的地へ向かう際には出口確認は怠らない方が良いでしょう。
きょうは受験生くんでしたが、これは日常のビジネスシーンでもありえることです。
大切な商談前にはその商談が行われる場所を確認した方が良いですし、
大事なイベントなのであれば、万が一道に迷ってしまったとしても、最低でも5分前には到着できるように、時間に余裕を持って行動するのがおとなの嗜みというものです。
開催時刻のギリギリ到着や遅刻が日常茶飯事になっている方はゆとりを持ったスケジューリングをするように心がけると本領が発揮しやすくなると思いますよ。
いただいたサポートはより分かり易く、お子さまにも楽しんでいただけるような教材づくりに役立たせていただきます。