見出し画像

【サロン用】最強のオンラインメニューの作り方

コロナ禍で客足がストップ。

「うちのサロンも早くオンライン化しなくちゃ! でもどうやっていいのかわからない!」
というサロンさんに向けて書いた記事です。

現在(2021年9月)の時点では、ワクチンを接種した人も増え少しずつコロナが収まっていくのではないかと期待をしておりますが、感染力の強い新種の株が出てきたりしてまだ見通しがたちません。

セラピストとしての私個人としては、できることならお客様との直接の触れ合いを大切にしたいと思っています。

ですが、世間的な流れとしては、人々がオンラインの便利さに気づいてしまいました。
オンライン化の波は止めることができないでしょう。

またサービスを提供する側としても、オンラインを上手く取り入れることができれば、商圏関係なく集客ができるなど非常に大きなメリットを享受できますので、やはりお客様もサービスを提供する側もオンライン化に移行しているようです。

この記事ではサロンがオンラインを取り入れて、十分な利益を得られるようになること目的としています。

特にこうしたサロンさんにオススメです
・エステサロン
・リラクゼーションサロン
・痩身サロン
・整体院、治療院
・パーソナルトレーナー
・ヨガ、ピラティスの指導者


オンラインメニューを取り入れることのメリット&デメリット

画像1

ここではサロンのメニューをオンライン化することのメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。

オンライン化のメリットはこちら

・施設や会場などの費用がかからない
・サロンのある地域を問わず日本全国、海外からも集客できる
・お客様の層が大きく広がる
・子育や介護があるお客様でも参加がしやすい
・オンラインメニューを持っている人とコラボがしやすい
・オンラインの講座からリアルの集客も可能
・コロナなど感染リスクがない

オンライン化のメリットは数え上げればキリがありませんが、最大のメリットはサロンのある地域や立地に縛られないことでしょう。

あなたがサロンが住宅街のわかりにくい立地にあったとしても、路面店と同様集約しやすくなります。人口の少ない田舎に住んでいても、都心の人と変わらず集客ができます。

お客様にとっても移動の時間や交通費の負担もありませんし、良いことづくめです。

オンライン化できれば、大きなメリットがあることはわかっている。

ここまではあなたも「うん、知ってた(^-^)」という感じなのではないでしょうか?


反対にデメリットは?

画像2

ここでは2つのデメリットを挙げます。

デメリットは、リアルで施術をしているサロンや整体院の場合、人に直接触れるのが当たり前になってしまっているので、オンライン化はぶっちゃけやりにくいんですよね。

リアルでの接客を得意としている人の場合、自然と場の「空気感」が読めるようになります。

多くのセラピストや整体師はこの空気感を元にお客様とのコミュニケーションをとっています。

今ではzoomなどを使ってお互いの顔を見ながらお話しすることも可能ですが、zoomだと空気感を感じることも難しいし、何よりも直接お客様のお身体に触れることができない。

これがオンライン化のデメリット…といいますか、難しいところでしょう。

それからもう1つのデメリットといいますと、集客。

新しいオンラインメニューを作ったとしても、SNSやブログなどでの発信を苦手としているセラピストや整体師は少なくありません。

セラピストや整体師の本業は人を癒すことであり、マーケティングなどを駆使して集客することではありません。

その苦手なSNSやブログに時間や労力を取られてしまうのも、デメリットと言えるでしょう。

この3つを押さえればビジネスは成功する

名称未設定のデザイン (39)

前の項目では、オンライン化のメリットと2つのデメリットを挙げましたが、このデメリットはあとで潰していくので安心して下さいね。

まあ、セラピストや整体師は、施術の腕は最高だけどビジネス苦手という方が多いですからね。

でも、ビジネスって施術よりも格段にシンプルなので、この3つだけを覚えておいて頂ければオッケーです。

◎マーケティング
◎セールス
◎コンテンツ


上から順番に、あなたが提供しているものをお客様に欲しいと思ってもらうのがマーケティング、あなたが提供しているものを実際に買ってもらうのがセールス。

で、コンテンツはあなたがお客様に提供するものです。

ね、シンプルでしょ?

ここでは【オンラインメニュー】となるものが、そのコンテンツに当たります。

ここでポイントは、マーケティング・セールス・コンテンツは1つ1つ独立したものではなく、すべて連携しあった三位一体のもの。

コンテンツの作成からお客様がご購入するまでの流れを上手く作ることで、集客も上手くいくし利益も上がります。

メニューとマーケティング・セールスを分けて考えてしまって失敗してしまう人も多いので、ここはご注意下さいね。

オンライン化が進まない理由

画像4

前の項目では、【マーケティング・セールス・コンテンツ】とビジネスに必要な3つの要素を取り上げましたが、ここでは【オンラインメニュー】となるコンテンツについて重点的にお話しします。

オンライン化の必要性を感じていながらも、なかなかオンライン化が進まないのは、オンライン化に適したコンテンツ作りが困難であることが理由の1つです。

そして、コンテンツ作りが困難になる原因としては、「今サロンで行っているメニューをオンラインで提供しようしている」、こうしたことが挙げられるんですね。

元々サロンでご提供しているサービスが遠隔でできる施術であるとか講座系でしたら、オンライン化は比較的容易です。

しかし、お客様のお肌やお身体に直接触れる必要があるものは正直厳しいですね。

その厳しいものをなんとかオンラインでできないかと考えてしまうから、そこでオンライン化の壁にぶつかってしまう。

仮にできたとしても、それが売れるかどうかはリリースしてからでないとわからない。

そんなことが、サロンメニューのオンライン化を困難にしています。

では、今後オンライン化していくことは難しいのか?というと、実はそうでもありません。

オンライン化の方法として一つご提案したいのは、0からコンテンツを作るのではなく、初めからオンラインで売れるものをオンラインメニューとして取り入れていくという方法です。

もちろん時間や費用もかかりますが、ただ客足が遠のいていくのを眺めているよりも、長い目で見れば、多少の投資をしてでもプラスになることを選択できるのが経営者としての資質ではないでしょうか?

そしてかかる費用や時間に対して、リターンが大きなものを見つけることも経営者としての資質が試されるところです。


時代を問わず売れるメニューとは?

画像5

悲しいことですが、商品やサービスには流行り廃りがあります。

少し前まではタピオカが流行りタピオカ屋さんの前には若い女性が行列を作っていました。
しかし今では「今からタピオカ専門店を開業する」などと言ったら、周りの人から全力で止められるでしょう。

なぜなら、もう売れないから。

ネットスラングを使うとすれば、日本の市場ではタピオカはオワコン(=終わったコンテンツ)です。

そうコンテンツには寿命があるのです。


コンテンツの寿命を【プロダクトライフ・サイクル】と呼びます。

プロダクトライフ・サイクルは人間の人生とほぼほぼ一緒で4つの段階に分かれます。

1. 誕生期
2. 成長期
3. 成熟期
4. 衰退期

新しいメニューを取り入れるなら2番目の成長期の段階で取り入れるのばベストです。

ちなみに一番盛り上がって売れているのは3番目の成熟期です。
でも成熟期に入ると、あとは衰退期に向かうだけなので、成熟期からの参入は遅すぎます。


先ほど、「今サロンにあるメニューを無理にオンライン化しようとせず、《新たにオンラインで売れるコンテンツを取り入れたほうが良い》と書きました。

でもコンテンツに流行り廃りがあるのなら、わざわざ時間やお金をかけて新しいコンテンツを取り入れるのは無駄なのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。

だって今は売れても数年後には売れなくなってしまったら、費やしたお金や労力がもったいないですもんね。

せっかくメニューを入れるのでしたら、流行り廃りのないものを取り入れたいものです。

ん? 確かこの章の冒頭で「商品やサービスには流行り廃りがある」と言っていたような…?

ハイ、確かにどんな商品やサービスにも流行り廃りはあるのですが、見せ方を変えながらずっと続いているものも存在します。

それは、《健康と美容》に関するもの。

「なーんだ、平凡すぎてつまらない!」と思われるかもしれません。

人からずっと求められ続けられているものは、平凡なのは当たり前。

人類の普遍的な欲求だからこそ、平凡なものとなるのです。


人類の普遍的な欲求とは?

画像6

あ、これもう、最初に答えを言ってしまいます。

不老長寿

コレです。

もう何千年もの昔から、古今東西の王侯貴族、大富豪、セレブリティはこの不老長寿を求めて莫大な財産をつぎ込んできました。

何千年もの時代を遡れば、秦の始皇帝が不老長寿の妙薬を求めていたことは有名ですし、近代では東欧の独裁者チャウシェスクが国立のアンチエイジング研究所を設立しています。

現代では、グーグルのセルゲイ・ブリン、投資家のピーター・ティールも不老不死を目指してその研究に莫大な投資をしています。

人類の欲望を凝縮したら、もうここに行き着くんじゃない?と思われるほど、時代を超えて【不老長寿】が渇望され続けているのです。

画像8

前章のプロダクト・サイクルでいうと、ずっと成熟期が続いていて、これからもずっと成熟期が続くようなものです。

ライザップも、もう前からレッドオーシャンだったダイエット業界に参入し、一世を風靡しましたね。飽和状態だと思われている業種でも、見せ方を変えれば世間から大喜びで受け入れられるのです。


んで、ここからが重要なのですが、この記事の冒頭部分に【こんなサロンにオススメです】と具体的なサロンを書き出しました。

これを読んでくれている聡明なあなたならもうお気づきでしょうが、ここで名前を挙げたサロンは全て不老長寿をお客様にご提供しているサロンなのですね。

こうして考えると、私たちサロン業界の人間は【人間の普遍的な欲求】を叶えるためのサービスに従事しているわけです。

実は初めから、時代に左右されないサービスをご提供していたという衝撃の事実。

ですので、この不老長寿を上手くオンラインでお客様にご提供できれば良いわけです。

オンライン化が成功しやすいメニュー

画像7

では、不老長寿をどのようにしたらオンラインのサービスとしてご提供し、マネタイズすればいいのでしょうか?

オンラインでご提供しやすいものの条件を挙げてみました。

1. 動画、音声、テキストとして販売できる
2. ZOOMやLINEなどのやり取りで完結できる
3. オンラインでの物販

特に条件は多くないですね。

1つ目は今お読み頂いているnoteもその条件に当てはまります。
noteには記事を販売する機能がありますので、自分の知識を文章に変えてマネタイズするという方法が可能です。
テキストでなくても、音声でも動画でも販売可能です。


2つ目は、講座やコーチング、カウンセリング、コンサルティングがそれに当たります。
コーチングやコンサルティングでは寄り添ってもらえる安心感を感じるお客様も多いです。
講座は資格などが取れると人気が集まりやすいです。

遠隔のヒーリングなどもZOOMでできますね。
こうしたサービスもネットが普及してから随分と増えました。
コロナ禍ではこうしたサービスが重宝されていると思います。


3つ目は、物販。
これはもう既に開始されている方もいらっしゃるかと思います。
サロン系ですと、化粧品やサプリ、健康食品、お茶、アクセサリー、洋服などをネット通販形式で販売している方が多いようです。

これもオンラインを使ったマネタイズの一種ですが、オンラインメニューかというとちょっとイメージが違うかもしれません。


先に挙げた3つはどれもマネタイズしやすいものですが、サロン系では2番目のZOOMを使った講座やコーチングと遠隔ヒーリングがオススメです。

ビジネス面で考えると、複数名同時にご提供できる講座系がレバレッジが効くので、より利益を生みやすいかと思います。


結局、具体的には何をオンラインメニューにすればいいの?

画像9

ここまでで読んで「あ!これをオンラインメニューにしよう!」と思い浮かんだ方は、この先を読む必要はありません。

早速、思い浮かんだアイデアをオンラインメニューとして実現化していきましょう。

でも、「やっぱり何を取り入れていいのかわからない」という方は、この先ご提案することがお役に立てるかもしれません。

私自身が普遍的に何が求められているのかを考えに考えてたどり着いた答えが【ファスティング】でした。

「え、ファスティングって昔からあるよね? 今更なんで…」

これを書きながら、こんな反応があることを想像しています。

たしかにね、ファスティングって前からあるし、全然もの珍しいものではないのですよ。

ブッダやキリストもやってますしね。

ただそういう修業的なものではなく、「最近」の見せ方をするのなら、ファスティングがアンティエイジングに非常に効果的なことがわかっています。

またメンタルの改善ややる気アップ、免疫力アップ、病気や怪我の回復などにも素晴らしい効果を発揮します。

まさに不老長寿を体現するのにぴったりのコンテンツなのです。

効果を書き出すとキリがないので、ファスティングの効果は別の記事に書こうと思います。

最強のオンラインメニュー

画像10

ファスティングをオンラインメニューとして取り入れることの素晴らしさは、効果だけではありません。

ビジネスの面から見ても、ファスティングは非常に優れたコンテンツなのです。

ビジネス面から見たコンテンツとしてのファスティングの優れた点を挙げてみます。

・ファスティングは必ずプロの指導者が必要になるためそれなりの単価を得られる
・オンラインでの講座がやりやすい
・講座からダイエットコーチングなど別のメニューに誘導しやすい
・老若男女あらゆる客層を取り込むことができる
・美容や健康などに対する意識の高い客層を集めることができる
・美肌や体質の改善に効果が高く信頼を得やすい
・酵素ドリンクなど物販にもつなげやすい
・ファスティングを入り口としてリアルのサロンへも誘導ができる


ビジネス面から見ても数え切れないメリットがありますが、簡単にまとめるとこの3つ面が特に優れていると言えます。

1. 新たな客層の開拓
2. 意識が高く質の良い客層を集めることができる
3. リピート、顧客化につながりやすい

各項目をざっくり解説していきますね。


【1. 新たな客層の開拓】
「ファスティング=ダイエット」と結びつけている人も少なくありませんが、ファスティングは不老長寿を実現したい全ての人が対象となります。

今まで女性だけをターゲットとしていたサロンでも男性を対象に集客することもできます。

たとえば、『最近元気がなくなってきた中小企業の男性経営者』などはいかがでしょう?

男性の社長さんは仕事がらみの付き合いが多い為、肝臓の不調を気にしているかもしれません。

肝臓の働きの一つに体内の解毒があります。

腸内環境が悪いと、腸から常に毒素を吸収している状態になり、それを解毒しようと肝臓は休むことなく働き続けます。

仮にお酒を飲まない休肝日を作ったとしても、腸内環境が悪ければ肝臓は疲れたままです。

肝臓で分解された物質は血液をめぐり、全身の臓器や器官に送り出されます。もし、肝臓がやられてしまったら健康状態を良好に保てず、会社の業績もだだ下がりになってしまうということも起こり得たりしますよね。

これは一例ですが、ただダイエットではなく「会社の業績アップ」という観点からもファスティングをオススメすることができたら、客層は大きく広がりますよね。

せっかくオンラインメニューを作成するのであれば、客層の幅を広げてみるのも一つの手です。


【2. 意識が高く質の良い客層を集めることができる】

ファスティングは日本語にするならば「断食」。

食を断つことに辛いというイメージを持った人がいるので、しっかりとファスティングの理論を学んでからでないと挑戦する勇気が持てないという方も多いでしょう。

「みんな楽して痩せたいはず。だからファスティングは敷居が高いのでは?」と思われがちですが、ライザップを思い出してみてください。

一大ブームを巻き起こしたライザップの二本柱は「糖質制限」と「筋トレ」。

どちらにも「楽して痩せる」というイメージはないと思います。

にもかかわらず、今でも糖質制限を実践している方もいらっしゃいますし、スポーツジムはどんな田舎でも乱立しているといっていいほどあちこちにあります。それだけ需要が多いということでしょう。

健康意識が高く、自分の体の状態を「継続して」良い状態に保ちたいという方は、一定数いらっしゃるのです。

そして健康への意識が高い方は、経済的に余裕がある方にとても多いです。

ビジネスで成功したり社会的な地位の高い人は、長期的な視点と先行投資するという考えを当たり前に持っています。つまり健康へも惜しみなく投資するのですね。

こうした層の方は、長くお付き合いをしてくださる良質な顧客となる可能性が非常に高いのです。


【3. リピート・ご紹介に繋がりやすい】

ファスティングは1回でも効果を実感できるものですが、身体をデトックスしたりリセットするという意味で継続して年に2〜3回行うのが理想です。

そのため、リピーター用のファスティングコースが作りやすく、そのリピーターのお客様がご家族やご友人を紹介してくださる例も少なくありません。

リピーター用のコースに参加されないにしても、酵素ドリンクなどファスティングの際に必要な栄養素を定期的にあなたから購入するという可能性も十分にあります。

また、基本的に意識が高い方がファスティングに興味を持たれることが多いため、ファスティングで身体がすっきりしたから「次は肌」とか「ヒップラインを引き締めよう」という形で、別のメニューに繋がることが多いです。


以上が『最強のオンラインメニュー』となります。

太古の昔から人間がずっと追い求めてきた『不老長寿』、あなたのサロンのお客様にも届けて頂ければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?