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note開設から1年経った今、編集部が初めて明かす苦悩と葛藤。1年を通して感じたことと苦悩を乗り越えるために実行してきた4つのことを全てお話しします。

皆さん、こんにちは。IS factory note編集部です。
 
noteを始めてもうすぐ1年になりますが、運営を続けるまでに多くの苦悩と葛藤がありました。
今回はnoteを運営していくにあたって私が感じたことや、苦悩を乗り越えるために行ったことを皆さんにお伝えしていければと思います。
 
これから企業のnoteを始める方々の参考になれたら嬉しいです。
 
 

孤独との闘い

「noteの立ち上げは山口さんにお願いするから」
立ち上げ時は上司の一言から始まりました。
 
私たちインサイドセールスチームをより多くの方に知っていただくためにnoteを開設することになったのですが、当時の私はnoteに関する知見が全くなく、不安な気持ちでいっぱいでした。
 
何から始めていいかも分からず、立ち上げ当初はとにかく必死に他社noteを調べていたのを覚えています。
記事執筆の経験があるライターでもなければillustratorを使いこなせるデザイナーでもない。
その反面、未経験の私がどこまでできるのか試してみたい!というチャレンジ精神もありました。
 
ただその頃は私が所属していた部署自体、人が少なかったため相談できる人がいなかったこともあり、何が正解か分からない状態でいたのです。
 
その後もセールスチームのメンバーは増えたものの、noteの運営は変わらず1名体制。noteを通してメンバーの頑張りやチームの良さを発信したいと思っていたのに、当時の私は「みんな忙しいからnoteの運営に協力してもらう時間なんてないよなあ…」と勝手に諦めていました。
 
そうです。1人で勝手に悩んで、勝手に"できない"と思い込んでいたのです。
そしてメンバーに相談しない日が続き、孤独との闘いが始まりました。
 
 

質より量という考え

私の性格上、「決めたことは絶対にやるぞ!」という考えでいたので、立ち上げ当初は週一で記事を書き上げることを目標にしていました。
 
1週間のスケジュールのうちに
・記事制作・添削
・見出し画像の制作
・記事最終チェック・更新・宣伝
・来週分の記事の企画
・来週分の記事下書き制作

など、新人研修や採用関連、広報のお仕事と並行しておこなっていたため、超過密スケジュールに。
 
今思えば自分で自分の首を絞めていましたね…(笑)
 
とにかく、コンテンツを増やさないと見栄えが悪いと思っていたのか、記事を作るまでがゴールになっていたのです。そんな考えでいたので良質な記事を作れるわけがありません。
 
また、「こんな記事を読まれるのは恥ずかしい」と、謎のプライドからメンバーに展開することもなく、独断で更新していました。(今思えば何やってるんだ…)
 
質より量に重きを置きすぎていて、自分だけが楽しむ記事を作っていたのです。
 

不透明なコンセプト

これまでの話を読んで分かる通り、立ち上げ時のnoteは何のために発信しているのか全く伝わらないモノになっていました。コンセプトカラーも定まっていなかったため、見出し画像も統一性がなく、目的の見えないコンテンツに。
 
その頃の私は主観でしか物事が見えていなかったため、「統一性がないのは何でだろう?」と頭の中はモヤモヤ…。
 
デザイン的な面だけでなく、記事の中身も迷走していることが顕著に表れており、一貫性のない記事が作られていました。いわば暗黒時代です(笑)
 

多くの壁を乗り越えるために実行した4つのこと

壁にぶつかりまくった1年でしたが、多くの困難を乗り越えるために行った4つのことをお伝えしていきます。

【Point!】
・コンセプトは明確に
・共通点を探す
・アクションは自分から
・社内を巻き込む

コンセプトは明確に

当たり前のことかもしれませんが、コンセプトはnoteにおいての土台作りです。ここを明確にしておかなければどんなコンテンツも曖昧に見えてきます。
 
私自身、何かが違うと悩んでいたのですが、今となってはコンセプトが明確ではなかったからだと思います。note運営の目的コンセプトカラーを決定してからは靄がかかっていた道が明るく開けてきました。
 
今まで更新していた記事の見直し、バナー、見出し画像、プロフィール文を変更し、チームのコンセプトカラーであるエメラルドグリーンを主体としたデザインに。量だけを意識して書いた記事は全て修正・削除し、良質な記事だけを載せてリニューアルを図りました。


企業noteはコンセプトを明確にすることでそれが企業の”顔”となるので、大事な要素の一つだと思います。
 
外から見るイメージを変えたことにより、「チームのカラーが伝わってくる」「コンセプトが明確でわかりやすい」と、noteを読んでくださった外部の方からお声をいただくこともありました。
 
これからnoteを始める方は、まず初めにコンセプトを明確にすることをおすすめします。

共通点を探す

次に実行したことは他社のnoteを片っ端から調べるということです。
ここで大事なのは単純に調べるだけではなく、共通していることは何かを見つけることです。
 
例えば、先ほどお伝えしたコンセプトの部分で、コーポレートカラーを前面に出しているか、でも良いですし、採用向けに作られているのか、サービスページとして作られているのかを見ても良いのです。一貫性のあるnoteはその部分のスペシャリストであり、参考になる点がたくさんあると思います。
 
私もこれまで多くの企業を参考にさせていただき、良いところを自分たち流に変えていきました。

 
【参考にした企業様はこちら】

働くメンバーにフォーカスしたnote/Hamee株式会社


人の想いに焦点にあてたnote


コンセプトカラーを主体としたnote/株式会社カミナシ


まだまだ足りない部分があるので今後も他社のnoteを参考にしながら、自社のカラーが出るnoteを創り上げていこうと思います。


アクションは自分から

noteはたくさんの方に読んでもらえるという利点がありますが、初めての方にも読んでもらえるようなアクションは取っていますか?
 
私はSales team Academyの広報として個人でTwitterを発信しているのですが、一時期フォロワーが増えず、悩んでいた時期がありました。
その時に感じたことは「待っているだけでは何も起きない」ということです。
 
Twitter同様、noteも「たまたま記事を見て興味を持ってくれた」パターンと、「相手からアクションがあって存在を知る」パターンの2つあると思っています。

特にnoteを始めたての頃はフォロワー0の状態からスタートするので、自分からアクションを取らなければnoteを運営していること自体気づかれないのです。
 
私はまず初めに、他社のnoteに毎日スキを30以上押す目標を立ててアクションを起こしていました。スキも全く関係のない人に押すのではなく、自分たちが行っている事業に関連のありそうな記事を見つけたら押すように心がけていました。
 
スキを押していくうちに記事を読んでいただく機会が増え、読者の方も10人、20人と増えていきました。
 
また、記事を更新した際はSNSで宣伝するのもおすすめです。
私の場合Twitter経由でnoteの宣伝をしたところ、PV数が上がりコメントをもらう機会が増えました。ほんの小さなことかもしれませんが、積み重ねは大切です。小さなことからコツコツと始めていきましょう。


社内を巻き込む

今回の記事で特に伝えておきたいこと。
それは、「社内を巻き込むこと」です。
 
noteの運営にあたって、ひとりで悩みを抱えていませんか?
私はその悩んでいる内の一人でした。
 
業務内容によっては単独で仕事をする場面もあるかもしれませんが、企業noteをひとりで運営するのは難易度が高いです。
 
私の場合、「みんな忙しいだろうな」と勝手な決めつけで誰にも相談できずに悩んでいました。独断で仕事を進めることで、noteにとって一番重要な読者の気持ちを考えられず、書き手目線でしか物事を考えられていなかったのです。
 
このままでは良くないと感じた私は、記事の感想をもらうことから始めました。強制ではなく、任意で気になったことや率直な意見をいただくようにしてから今まで感じてこなかった「読者目線」を知るように。
 
メンバーインタビューの時は更新前にメンバーに記事を読んでもらい、内容を確認していました。その他にも、今までどんな記事を読んだか、今後どんな記事を読みたいかなど、社内でnoteのアンケートを実施。これまでやってこなかった社内を巻き込んだ活動をするようになりました。

【社内アンケート記事はこちら】

社内の人は敵ではなく、味方です。
変なプライドは捨てて、社内のメンバーを頼る。
これが、note運営をより円滑に進めるための一番の近道だと思います。
 
私たちのnoteはこれが完成形ではありません。
これからも日々アップデートを積み重ね、より良いコンテンツを発信していきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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