YouTube上に残されている楽園への行き方。今からでも遅くない。
今回のサマリ
儲かるビジネスは人間の本質的な欲求に根差している
YouTuberが稼げたのは「クリエイターが凄かったから」ではない
競争が激化し稼げなくなってくるYouTuber
YouTuberの代わりに対等してきたビジネスが凄い
そのビジネスは才能が要らない
才能がなくても人を沼らせる仕組みがある
独立を防ぐ優れた仕組みがある
今からでも旨味にありつく方法がある
ニンゲンの本質的な欲求に根差したビジネスは儲かる
儲かる事業ってのは大抵「人間の本質的な欲求に根差したビジネス」だ。
ここ10年間で新しく登場した職業と言えばYouTuberが挙げられるが、あれが流行った理由も人間の本質的な欲求と紐づけて説明できる。
YouTuberが稼げたのは「クリエイターが凄かったから」ではない
まず、YouTuberが儲けるためにはYouTubeというプラットフォームに人が来る必要がある。YouTuberが流行った理由を端的に説明すると「テレビをもつ人が減って」、「スマホをもつ人が増えた」からだ。
「超天才クリエイターが頑張ったから」ではない。
内閣府の出している「消費動向調査」のデータを読み解くと世帯当たりのテレビ保有台数は2006年から減少、世帯普及率は2014年から減少している。
そして2010年には4%だったスマートフォン普及率は2024年には97%にまで増加。
これらの数値から何が言えるのか?
まず、テレビを見る人・時間が徐々に減っていく。しかし、1日24時間という原則が変わるわけではないのでもともとテレビに使っていた”娯楽”時間に空きができる。
人間が娯楽を愉しむというのは本質的な欲求だ。だからなくならない。
スマホをもっている人が増え、通信環境が良くなり動画コンテンツが楽しめるようになる。空いた"娯楽"時間をテレビのように重たいコンテンツではなく「素人が作った軽いコンテンツ」を手元で消費できるように。
しかもコンプライアンスでガチガチに固められたテレビよりも、線引きがあいまいなYouTubeでは過激なコンテンツも出しやすい。見ちゃいけないというものがみたくなる心理だよね。
しかも、当時はYouTuberなんて言葉もなく競合が弱かった。何をやっているか怪しい段階で参入した人が勝てるという典型。
とまぁ、こうしてYouTubeの波に乗ってYouTuberという職業が認知される時代になったわけだけども、ずっと伸び続けているのかというとそんなこともない。
YouTuber事務所としては最大手であり上場しているUUUMは創業10年に当たる2023年5月期で過去最大の赤字を記録。売上高も減少。
資料を読んでもらえれば分かるがUUUMはこの赤字を「売上に対する人件費および広告宣伝費増加と一過性費用の計上により減益」と説明している。恐らくそれは事実なんだろう。
でも、売上高も減っている。売上高が減っていることは経費がどうこうという理由では説明がつかない。
ちなみに決算説明資料の中では売上高が減ったことについても言及されている。
雑に要点を取り出すとUUUMに所属するクリエイターの長尺動画が見られなくなったからアドセンス収益が落ちたということ。
分かる。「YouTubeって儲かるらしいよ」という情報が出回ってきたらTVなどのマスメディアでガチガチに磨かれてきた人間が参入してくるし、YouTuberを目指そうという人が増えてくれば必然的に可処分時間の奪い合いは激化する。
そしてtiktokなどのショート動画メディアの台頭もある。
今後もこの傾向は続いていく。人間の本質的な欲求に根差している娯楽、その新しいチャネルが開拓されているときは儲かっていたYouTuberもドンドンと競争が激しくなっていき、稼げなくなってくるのは間違いない。
なんせ世の中にはクリエイターたちが血肉を削って作り上げた面白い娯楽が山ほどある。テレビドラマ・映画・小説・マンガ・アニメ・音楽など。
人間の本質的な欲求に根差していたとしても別の”娯楽”が生まれればそっちに行ってしまう。
しかし、YouTubeの中にはまだ楽園が残されている。天才たちが作り上げたクリエイティブと勝負せずに売上を伸ばし続けている領域が。
今回のスモールビジネス大全ではそのビジネスについての言及と、「そのビジネスは人間のどのような本質に根差しているのか?」という解説などを行っていく。
クリエイティブで勝負するYouTuberと違い、とある素養さえあれば実現できるビジネスであるので興味がある人はぜひ定期購読して読んでいってほしい。
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