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エンダイブのピッツァ Pizza con scarola

pizza con scarola ピッツァ コン スカローラ


Scarola!  ローマで初めて食べた物の中で、大好きな野菜の中のひとつです。ローマは本当に野菜が美味しい。カルチョーフィ、プンタレッラ、チコリア、そしてスカローラ ( エンダイブ )。どれもそのちょっとした苦味がすごく美味しい。
私は子供の頃、苦い野菜がちっとも好きではなかった。例えばピーマンとかセロリ。大人たちが美味しいと言って食べているのが不思議だった。
いつの頃からか苦い野菜や臭い発酵食品を、これはたまらなく美味い、と思うようになった。苦味あって故の味わい深い旨味を楽しめるのは、人生でそこそこ痛い目に遭い、苦い想いを強いられて初めてその甘美に涙する、みたいな大人の特権なんだろうか。いや、そんなややこしい道を歩まなくても、たった9つの材料で、エンダイブの美味しい苦味が楽しめます。大人にも、子供にも。

pizza con scarola

ピザ生地は、市販のものを使っても良いし、でも時間があればぜひ、手作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

材料 ピザ生地 2枚分

強力粉    400g
水 ( 常温 )  240g
パン用粉イースト 3g
砂糖 小さじ 1
塩  8g
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ 1

ボールに小麦粉、砂糖、粉イーストを入れてよく混ぜ合わせる。
粉に少しずつ水を加えながらかき混ぜる。
粉が全ての水分を含んだら、塩とオリーブオイルを加え、滑らかで伸びのある塊になるまで手でよくこねる。
生地を丸い形にまとめ、オリーブオイルを塗ったボールに入れて、ラップをする。生地が倍の大きさになるまで常温で発酵させるので、時間は季節によってだいぶ違います。夏は3 ~4時間、冬だと6時間以上かかる事もあります。
よく膨らんでいたら、ピザ生地の出来上がり。

材料 ピッツァに乗せる具の分

エンダイブ  1個
スルタナレーズン  50g
塩漬けのケーパー  10粒くらい
アンチョビ   4切れ
カシューナッツ ひとつかみ
アーモンド  ひとつかみ
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ3
塩コショウ適量

エンダイブを洗い、ざく切りにして、よく水気を切っておく。
大きめのフライパンにオリーブオイルを入れ、強火でエンダイブをさっと炒めたら、塩コショウで軽く味をつける。炒めたエンダイブを皿に移して置いておく。
ナッツ類を荒く刻んでおく。
ケーパーは水で軽く洗って塩を落とす。
エンダイブを炒めた同じフライパンに少しオリーブオイルを加え、弱火でアンチョビをほぐす。
ナッツ類とケーパーをアンチョビのフライパンに加えて加熱する。
ナッツに軽く焦げ目がついて、いい香りがしてきたら、炒めたエンダイブとレーズンを加え、全部の材料がよく混ざるように中火でさっと炒め合わせる。

オーブンを200度に温めておく。
オーブン皿にピザ生地を伸ばしたら、炒めた具を乗せる。
200度で約30分。


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