松下幸之助の「ダム式経営」
稲盛和夫氏の著書によく出てくる松下幸之助氏の講演のお話。
幸之助氏は会社を経営する際、ダムをつくることで川がいつも一定の水量で流れているように「ダムの蓄え」を持って事業を進めていかなければならないと説かれた。
話のあとの質疑応答の際に、聴衆の一人が、
「どうやったらそのような余裕のある経営ができるのでしょうか?」と尋ねた。
幸之助氏は、
「その答えは自分も知りません。しかし、そのような余裕のある経営が必要だと思わな、あきませんな」と答えた。
聴衆の多くは、この答えに笑ったが、私はこの言葉に深く心を動かされた。
【何かを成そうとするときは、まず心の底からそうしたいと思い込まなければならない。】
「わかってはいるけれど、現実にはそんなこと不可能だ」と少しでも思ってしまったら、どんなことも実現することはできない。
どうしてもこうでなければならない、こうしたいという、強い意志が経営者には必要なのである。
肝に命じる。
心に刻み込みます。
松岡眞吾
2023年4月28日
https://www.shingo-matsuoka.com/
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