Strymon DECO

■導入理由
・マシュー・スティーヴンスのペダルボードにコイツが鎮座していて、これのオーバードライブが大変よいというインタビュー記事をどこかで見かけたのがキッカケ

・Bibioの新しいやつをよく聴いてた頃で、全体的にテープ通しました的な質感が良くて、テープ的な音が欲しかった(シンセとかにも通せるのでは?という狙いもあった)

・2018年1月に新品をAmazonで購入して、2019年末か2020年初頭に手放している(記録なし)

■使ってみてどう?
・テープサチュレーション側をONにするとめっちゃ音がリッチに、、アンプが近年のブティックアンプになったかのようなリッチさ、テープのニュアンスを得るためのものなので歪み方はそれほど強くは歪まない

・ダブルトラッカー側は最大2回までのフィードバック、ディレイタイムもそれほど長くないのでディレイを期待して買うと面食らうと思う、スラップバックエコー的な感じで使うか、テープのよれ感を得るコーラス的な使い方がよい

・気に入って使っていたが、レンジの広がり感(特に低域)が強いことに気づいて、デジタルでこのレンジ感を得てるのが虚像というかすごく人工的なものに感じられてしまい悩んだ挙げ句に手放した

・Strymon製品は全部そうなのかな、両スイッチ同時押し?とかで裏モードに突入して、各ノブで別のパラメータを調整できるという機能があったが、自分は面倒くさくて工場出荷時の状態のまま使用していた

・手放してすぐは音のショボさと戦っていたが、だんだん慣れてきて、自分のスタイルの見直しというか正しい自己認識につながったとすら思う(自分は器用で、音の違いに気づけるほうだと思っていたが、難しい機材は使いこなせてないし、大して耳も良くない(音の違いとか大してわからん)ことが分かった)

■思ったこと/教訓
・車がなくてクソみたいな置きのアンプを使うしかない人とかには大変よいと思います、ぶっとくてリッチなクリーンが手に入ります

・裏モード含めるとパラメータが10あるので、不器用な人とか面倒な人はもっとシンプルな機材を使うべし

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