ヒンズープッシュアップ=レスラープッシュなのか?


こんにちは。
日本ではヒンズープッシュアップはレスラープッシュアップと同じ種目と思われています。
本当でしょうか?
日本にくるヒンズープッシュアップの情報はだいたい欧米のもの、あるいは日本の方が書いた情報です。何故、ヒンズーつまりインドと言われているプッシュアップなのに、インドの方々のやり方、方法から学ぼうとしないのでしょうか?

今は動画で世界中の情報が入ります。検索すればインドの動画も見れます。何故、検索しないのでしょうか?
ヒンズープッシュアップを柔道で行う腕立て伏せと一緒だという方もいます。本当でしょうか?

まずはレスラープッシュアップからみてみましょう。
新日本プロレスの棚橋弘至選手が見本をみせて説明している書籍の写真から見てみたいと思います。この種目はレスラープッシュアップです。

ここにもあるとおり、この種目はレスラープッシュアップです。

上にある動きで行う種目です。
わかりやすく、一つ一つ、拡大したいと思います。


脚はできるだけ開脚。手を肩幅に床につく。腰を持ち上げる。

腰をひく。肩を入れる。

一度肘をつける。脇をしめる。

上体を前へ。

腕の力で上体を起こす。腰を入れる。

ではヒンズープッシュアップはどうでしょうか?ヒンズープッシュアップはダンダと呼ばれている種目です。

これはDesi Muscleさんの動画を観てみたいと思います。

あきらかに私には違うように見えます。ダイブボンバープッシュアップの前半の動きのように落下して滑るような動作ではありません。
脚を大きく開脚もしてなければ、肘を一度つく動作もありません。
柔道を行っている友人はレスラープッシュアップと同じ動作を説明してくれました。
また、動画では肩幅より、やや広めで行っています。

つまり上の図のような動きです。手幅は肩幅よりやや広め。落下して上胸辺り、ノーマル腕立て伏せのように一度平行になる。そこから反る。腰を入れる。

この図はわかりやすいと思いますが、この3点をスムーズに行う。
私は嫌というほど、インドの方のヒンズープッシュアップの動画を何ヶ月も観ては、また他の方の動画を何ヶ月も観ました。
今では私の動画サイトはインドの動画がすぐに出てくるほどです。
私なりの結論はヒンズープッシュアップとレスラープッシュアップは似ていて別物ということです。

日本ではトレーニングトレーナーの方でさえ、ヒンズープッシュアップとレスラープッシュアップを混同したり、肘をつかないレスラープッシュアップのような脚を狭めたものを正しいヒンズープッシュアップと紹介しています。
逆にレスラープッシュアップで肘を一度つけない方法を正しいと言われるものもよくみます。
私としてはそれはどうだろう?と思います。
トレーニングトレーナーのいうことは正しいとみなさん思います。なら、もっと調べて勉強してほしいと思います。
ダンダつまりヒンズープッシュアップは何世紀もの歴史があります。それを曲解するようなことになってはいけないです。

なかにはレスラープッシュアップは楽だという方もいますが、手を足の幅を狭めればキツくなります。あとは正しいフォームで行っていないからではないかと思います。肘を一度つける動作はほとんどと言ってよいほどされてない人達が多いです。正しいフォームが正しい効果をもたらします。
それはヒンズープッシュアップにも共通していると思います。正直、正しい情報が無いからこそ、正しい方法を探して模索し、行うことが大切だと思います。正しい方法が正しい効果をもたらします。

最後に、ハーシュ・チャウハン氏が書かれた『ヒンドゥーの腕立て伏せの9つの利点とあなたのピークの強さを達成する方法』(2017年)からヒンドゥーの腕立て伏せの方法をご紹介して終わります。
内容が長いのでその部分のみ抜粋します。

・ヒンドゥーの腕立て伏せをする方法

ヒンドゥーの腕立て伏せを完璧に行う方法を学びましょう。

1. 足をヒップ幅だけ離して腕立て伏せの位置にします。
2. コアをしっかりとまっすぐ後ろに保ちます。
3. 胴体を後方に押し、お尻を上に動かしてインバーターVを形成します。または、体を下向きの犬の位置にすると言うことができます。
4. ひじを曲げて、お尻を上げたまま上胸を地面に近づけます。
5. 今度はお尻を下ろして、体が一直線になるようにします。
6. 腕をまっすぐにし、胸を上方向に押して、ヨガで上向きの犬の位置を形成します。
7. 胸を前に出し、喉を開いたままにしてください。肩のブレードは、脚をしっかりとアクティブに保ちながら引っ張られます。
8. 次に、胴体を開始位置に押し戻し、移動を15回繰り返して、セットを完成させます。


回数は15回とありますが、私は目安だと思います。

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