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アンチ・ストレスフリー

「ストレス」この言葉を聞いて、読者のみなさんは何を浮かべる。
きっと、「病気の原因」「しんどい、辛い」などマイナスイメージを思い浮かべるだろう。可能であれば、この世の中からストレスなど消えてしまえばいい。そうは思わないだろうか?

スマホでポチるだけで、食事も生活用品も配送。家の中にいても、サブスクサービスなどありあふれる娯楽。普段のめんどくさい生活で友達を作らなくとも、SNS上で繋がれる人間関係。一歩も動かずに完結する暮らし、まさにストレスフリー。

しかし、逆張りの私にとって、そんな世界はくそくらえ。むしろ、私は進んでストレスを食らいに行く。それが信条である。


ここで一度、ストレスの意味を振り返ろう。
「ストレスとは外部からの刺激によって、身体に生じた反応を意味している。」
(引用 厚生労働省)

上記に乗っ取り、外部の刺激に対する身体の反応のことをストレスと定義する。
典型的な例だが、中学1年生、高校1年生、大学1年生、留学や親戚の集まりなど思い浮かべてほしい。多くの人は、初めて対面する人と話すとき、緊張するのではないだろうか。そう、これがストレスだ。ここで挙げたもの以外にも、テスト前、PTSD,引っ越しなど様々な種類がある。

そして、私が、進んでストレスを食らいに行く理由は、外部の刺激を受け取るためにある。なぜなら、外部の刺激を受け取ることで、ストレス負荷に対する抗体を獲得し、自身をアップデートできるからだ。そして、何と言ってもチャンスを得たり、得をすることができた。


ここでは、大学生活での実体験のケーススタディを挙げてみる。

・進んで初対面の人に話しかけて得たメリット(例 授業で隣の席の人、飛行機で横になった同年代の人、大学の喫煙場にいる留学生、教授、クライミングジムにいる人)

・授業で隣の席の人→宿題を教えてもらえる
・飛行機で横になった同年代の人→旅行の情報共有をしたり、同行することで、旅行トラブルを回避できる
・大学の喫煙場にいる留学生に話しかける→ローカルな海外情勢を知れる。英語の勉強ができる。
・教授に話しかける→飲み友になれる
・クライミングジムにいる人→技術を伝授してもらえる

このように、初対面の人に話しかけることで、自身の知らなかったことを知ったり、ラッキーイベントに遭遇できる。


・めんどくさいことを進んで引き受けたメリット(例 飲み会の幹事、サークル・部活の役員、講演会やイベントの運営、企画)

・飲み会の幹事→マナーがつく、年上の扱い方がなった(多分)
・サークル・部活の役員→組織の動かし方を学べた、トラブルに動じなくなった。
・講演会やイベントの運営、企画→なんか、気が効くようになった。周囲の性格・思考がわかるようになった。あと、計画力・対応力が◎になる。

めんどくさいことを引き受けるメリットは主に、さらにめんどくさいことを引き受けることができるキャパシティを持てること、そして副次的にスキルを身につけることができることだ。

一応、デメリットとしては、1点目は、可処分時間が減ることだろう。2点目は、たまにクソうざいことや理不尽な目に遭遇することがある。他にも、探せばあるだろうが私にとっては、これぐらいだ。

1点目の可処分時間が減る点は、時間がある大学生にとっては何の問題もないだろう。たまに、「時間がないない、私は忙しい」とかほざいてるクソガキがいるが、そいつは時間の使い方が下手くそorすこぶる体力のないかの2択だ。時間は金持ちにも貧乏人にも」唯一平等の与えられた資産であり、可処分時間は作り出すものである。

2点目のクソうざいことや理不尽な目に遭遇する点は、たぶん不可避なので、
運が悪いと思うしかないだろう。(だからこそ、これは与えられた挑戦だと私は思い込むことで気合で乗り越える)その時は、周囲に頼るor徹底するが吉だろう。


最後に、宮崎駿監督の名言を引用しておく、
「大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ 」

今後、重宝される人間はめんどくさいことを進んでできる人間
自身の頭で考え、手を動かし、足を動かせる人間
そして、めんどくさいを楽しめる人間

と予言する。

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