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【考察】なぜKALには高卒新人選手が少ないのか-「高卒新人選手ゼロ」の火の国サラマンダーズを考える-

”新入団選手”は大体以下の通りに分けられます。

  • 高卒選手

  • 大卒選手

  • 社会人出身選手

  • NPB/独立リーグ経験者

  • その他(外国人選手・未経験者等•••)

今年、火の国は創設3年目にして初めて高卒新人選手の入団がゼロとなりました。
果たしてこれがチームにどのような影響を与えるのでしょうか。
今回は新卒の高卒選手について考えていきます。

Title Photo by @KpbProject

他球団との比較


今シーズンよりKALでプレーする高卒新人選手の人数を球団別に比較してみました。


火の国:0名

大分B:1名(本田凪汐)

北九州P:0名

宮崎S:0名

(情報はすべて一球速報より、敬称略)

こうしてみると、そもそもKALに流れ込んだ高卒新人選手の人数自体が少ないことがわかります。

22シーズンもKALにやってきた高卒新人選手は3球団で2名のみ(火の国柏木、大分上岡)。
この高卒の選手が少ないのはサラマンダーズのみならずKALの特徴である事がわかりました。

なぜKALには高卒新人選手が少ないのか


題目通りKALに高卒新人選手が少ないのでしょうか。

サク来はKALのドラフト実績の少なさが原因ではないのかと考えました。

創設初年度、サラマンダーズから石森選手が中日に指名されて以降、KALの注目が高まりました。
しかし、2年目となった昨季は火の国のグラチャン優勝に有力指名候補が複数名名前を連ねるも指名ゼロという結果になりました。
ここからチームや待遇には魅力があるものの、ドラフトにはかかりにくい現象が起こり、高校を卒業する選手がKALを避けている可能性が考えました。

高卒選手からすれば育てる力に注目していることから、富山GRNや徳島ISなどの名門球団にシフトしていることも考えられます。

高卒選手はチームの未来の見取り図


ほとんどの高卒選手は大学を経る選手が多いです。
お察しの通り、これは大卒になるためでもあります。
その中で大学に進学せず独立リーグに飛び込むにはある程度のポテンシャルが備わっていないとなりません。

高卒選手を取ることはチームの未来を映す鏡だと言えるでしょう。

育成環境に関しては他の球団とも引けを取らないのですが、中々注目度が高まりません(一部だが)。
ですが、実力あるリーグで残した実績は選手にとって大きな武器になるでしょう。
3年目となる今シーズンのKALに注目です。

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