【応援団】応援の始まりは模倣から
こんにちは、サク来です。
応援団はもうそろそろ開幕に向けて動き始め、火の国サラマン隊も今週末に最初の練習会が開かれます。
今年は宮崎Sの日向会が活動を開始する予定みたいで、KALがより盛り上がることを祈るばかりです。
そんな今回は、オリジナリティを得るまでにはどのような過程を踏めばいいのか、サラマン隊の事例を踏まえて、遂行する力を養う時に必要なことについて話して参ります。
それでは、参ります。
最初は真似事から始まった
野球における応援のスタイルはその概念が登場してから様々な変換を遂げました。
大学野球の華だったものがプロ野球でも用いられ、現在に至るまでその実践方法は増え続けています。
また他のスポーツからヒントを得たり、逆にヒントを与えていたりと野球の中で完結する話でもなくなってきています。
サラマン隊は21年に設立されました。
当初隊には、サラマンダーズをスタンドで盛り上げるといった応援団というより応援大使としての役割を任せたかったそうです。
ですが、サラマン隊と球団の最初のミーティングに参加した福虎さんがNPBの応援団のようなスタイルで行こうと提案しました。
サク来含め他のメンバーは応援団として活動した経験がなく、福虎さんも草野球の草応援レベルのものでした。
方針について話し合っているとき、何をどうすればいいのかと多くの隊員が感じていました。
何事も模倣からはじまる、ということはこの経験があって始めて真に理解できたと思います。
初期のサラマン隊は阪神応援団から多くの着想を得ました。
これは福虎さんなどが阪神ファンだったことも理由としてありますが、一番は最もわかりやすい応援だったからです。
阪神応援団のエッセンスは至る所に散りばめられており、現在でも変わらず使用される部分があります。
真似を磨きつづけてオリジナリティへ遂げる
多くの人は真似することを拒み自己流で貫き通そうとします。
それは今やり尽くされているものをやるよりも、自分の頭に思い浮かんだものを行った方がいいといった考えからきています。
ですがその頭に思い浮かんだものはどこかで誰かもまた思い浮かんでいたものでしょう。
経験がない人が思いついたアイデアは結局机上の空論でしかないことがほとんどで、実践を積んだ人の考えには到底及びません。
もしかしたら既に思い浮かばれていたその考えは、以前経験者がどこか不備があったためあえて避けられていたものかも知れません。
真似することはそういった落とし穴を回避する手段にもなります。
先人達が避けてきた落とし穴にはまらないためには、彼らが先人達が歩んだ道を見た方が効率的です。
誤った選択を行わないためにも、初めは模範するため深く観察する必要があります。
もちろん模倣先も注意しなければなりません。
いきなりベタじゃないものを真似するとその後の考えや価値観に大きく影響を与えます。
右も左も分からない時は、いわゆる王道を見てみるのがおすすめです。
カードゲームのスターターセットみたいに、これさえあればというものは深く開拓された分野なら絶対にあるので、そこから始めればいいと考えています。
真似することについて、否定的な意見があることは避けられません。
反対の声の多くはパクリやオリジナリティを損なうことについて懸念した声が多く見られます。
応援についても、ただ真似する次元にとどまらず、それを磨き続けて一つのスタイルを生み出すことが重要になります。
他から学んで自己に取り込む
サク来は元々読売ファンだったので、応援方法まではいきませんが少なくともリード時の進行は模範していた時期がありました。
おかげで他の隊員は持たないオリジナリティを生み出すことに成功しました。
阪神だけでなくサラマン隊は埼玉武蔵HB・埼武連(現Grizzly)における一部応援方法をまんま行っています。
コール及びドラムパターンや応援歌におけるメロディや歌詞が思わずして既存のものと似ることはよくあることですが、こちらは堂々と行っております。
もちろん相手型の許しも必要となります。
火の国は多分そんちょうさんがもらっています、多分。
昨年のグラチャン決勝戦、そのコール(上記動画のドラムパターンA)を行った際、 対岸の武蔵ファンが少し戸惑ったのはいい思い出です。
この応援方法を取り入れたのは23シーズン中盤、そんちょうさんが新隊長に就任して球場スピーカー応援から少しずつ鳴り物応援に乗り換えていた時のことでした。
それまで火の国はスピーカーに浸っていたため、コールの方は疎かになっていました。
その状態から脱却しようと模索していた中、そんちょうさんが敬愛する埼武連のドラムパターンと出会いました。
いざ試合で行ってみると、ファンは数回レクチャーするとすぐに理解してくれて、シーズン終盤には多用する応援へとなりました。
オリジナリティを得るにはまずは模倣から入り、そこから昇華する必要があります。
最初はみんな何かの真似から入る。
この精神は応援に限らず、他の事柄にも通じるものだと考えます。
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