【回顧録#1】サラマン隊が生まれた日
回顧録のカテゴリーでは、サク来のサラマン隊での出来事を思い出しながら書き綴ります。
基本サク来目線で語るので、表現が難しい場合がございますが、後日いい表現を思いついて書き換える可能性があります。
今回はサク来が応援団入団を決意してから、「火の国サラマン隊」が結成されるまでを振り返ります。
2021年2月某日深夜@自室
2021年春、遠征予定だった巨人の宮崎キャンプも無観客になり暇していたサク来に一件のDMが届きました。
送り主はいつもよくしてくれる虎党の福虎さん。
前触れもなく送られてきたメッセージはGoogleフォームのリンクでした。
「とりあえず、参加してみらへん?」
間髪入れず福虎さんからリプライが届きます。
福虎さんとは草野球応援団で太鼓や旗振りの経験があったため、言いたいことは把握できました。
実をいうと、最初はあまり乗り気ではありませんでした。
独立リーグは聞いたことがある程度で、N応援団の過酷さはヤフオクドームの応援席で知っていました。
それに当時は県またぎの運転に慣れていなかったため、福岡熊本間の交通アクセスが電車しかなかったから大変だと感じたからです。
しかし、サク来はコロナ禍で留学・娯楽・大学生活全てに制限が科され、何も成していない事実に悲観もしていました。
「ある程度地盤が固まったらフェードアウトするか」
最低限働いて、応援団だった事実を残す名目で私の応援団人生はスタートしました。
2021年2月20日13時@熊本市国際交流会館
この日の朝9時、球団とのミーティングに参加するため、福虎さんの車に乗っけてもらって熊本に向かいました。
この時点ではまだ志望者であり、応援団は結成されてないことをその前に知りました。
駐車場探しに戸惑ったりお昼ご飯でラーメンを食べたりをしていたら、集合時間10分前に到着しました。
会場となった国際交流会館の階エントランスには既に志望者が揃っており、会議室前でたむろしていました。
受付時間になり部屋に入ると、長机が並べられており、球団スタッフがあちこち動き回っていました。
福虎さんと私が前の席に座ると、スポーティーな身なりのイケオジが寄ってきて話しかけてきました。
「こんにちは。今日はどちらからいらっしゃいましたか?」
「僕ら二人とも福岡から来まして。僕は○○市で、こいつは△△市で・・・」
人見知りの私は会話に相槌をうつしか手がありませんでした(この人見知りが後に大チョンボをかましてしまう)。
まもなくして開会して、司会進行のスタッフが説明を始めました。
「球団代表からのあいさつ」に入ると、さっきのイケオジがマイクを手に持ち前に出ました。
この人こそ球団代表取締役社長、神田康範氏こと神田社長でした。
先ほどの会話のあと福虎さんとまさかと言い合いましたが、まさかのまさか。
社長は火の国サラマンダーズにかける熊本県の野球振興・地域振興の役割と目標を、そのためには熱い応援が必要だと熱弁されました。
人が夢に懸ける思いに久々に胸が揺れた記憶があります。
興奮冷めやらぬまま、志望者による自己紹介が行われました。
zonoさん
パプリーさん
星野竜馬さん
上原親子(父・息子くん)
福虎さん
サク来
合計7名。そのまま球団とのミーティングが開始しました。
ここで驚愕の事実が。この7人に応援団経験者が誰一人居ませんでした。
誰かしら経験者が志望するから何とかなるだろうと思っていたサク来、無事足元を掬われました。
幸い、福虎さんとの草野球応援経験とNPB応援経験が生かされミーティングは有意義なものになりました。
ミーティング後に、社長直々に私設応援団設立許可が下され、応援団が結成されました。
後は組織名です。みんなひねりを効かせて考えます。
意見を出せど中々はまらない中、ある団員(誰か忘れた)が出した案に賛成が集まりました。
火の国サラマン隊。
みんなに親しみやすい名前でサラマン隊が爆誕しました。
開始13時、終了14時過ぎ。サラマン隊初日は短く長い一時間でした。
同日17時@山鹿市民球場
ミーティング後は福虎さんと熊本城で只々観光しました。
城下町まで満喫したあと、福虎さんと山鹿市民球場視察に向かいました。
球場に到着後、スタンドや席を確認していると福虎さんが誰かと電話を。
聞いてみるとなんとカリスマ近鉄ファンでお馴染みMABOさん。
どうやら福虎さんが当時シュライクス私設応援団員だったMABOさんと掛け合って応援歌の提供を打診しオッケーをもらったそうです。
あっという間に届きました。
その応援歌がこちら。
現在の外国人汎用4番でも使われる安井勇輝選手の応援歌です。
これには二人も絶頂。帰りの車でループ再生しまくってノイローゼになったとかなってないとか。
このように回顧録カテゴリーでは、サク来の思い出を書き綴っていきます。次回は初めての合同練習を振り返る予定です。
お楽しみに。
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