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【応援団】スピーカー応援の是非について

前提として。

サク来はスピーカー応援に関しまして、かなり否定的に捉えております。
確かに、鳴り物禁止の制定がある球場や応援団の人数が少ない際にスピーカーは非常に有用となります。
実際、この4年間の応援はもっぱら彼らが主役でした。
しかし、その最大の欠点により、よく思うことが出来なくなってしまいました。
その考えを経て、サク来はタイトル画像のように全面的な鳴り物こそ至高なものだと考えるようになった、というわけです。

こんにちは、サク来です。

冒頭からダラダラと喋りましたが、今回はそんなスピーカー応援の是非について考えて参ります。


スピーカー応援の最大の欠点


まず、サク来がそれに否定的である最大の欠点について示しましょう。

それは、応援が流れ作業みたいに固定化されてしまう点です。

そもそもサラマン隊におけるスピーカー応援は、事前準備として球場で流す用の応援歌の音源を作成した後、隊員各々がスマホやタブレットなどの端末にインストールして、スピーカーとデザリングして初めて流すことができます。
現時点で、ホームはほぼスピーカーで、ビジターでは鳴り物純度100%での応援を行っているわけですが、このホームでの応援がまるで流れ作業に見えました。
誰かの言葉を借りれば、ロボットみたいになっていると言いましょうか。

例えば、ホームでの攻撃中におけるサラマン隊の行動を見てみると、

登場曲からのファンファーレ→リードによるスリーコール等(一回のみ)→隊員がタブレットから応援歌を選択→スピーカー応援開始(応援歌若しくはチャンステーマ。その間、応援団は各々の持ち場につく)…を選手毎に繰り返す。

といった形で、ほぼ大枠の中でしか行動しません。
これは初心者にもわかりやすい応援だと考えることもできますが、次第に覚えると退屈に思うようになってきます。
そして、いざ自由に応援するとなったとしても、スピーカー応援では限られた幅でしかアレンジできず、弊害が生じます。
例えば、試合終盤に逆転の大チャンスがあるとします。
鳴り物だと、応援のテンポを早めるなどして観客の心もヒートアップさせることができますが、スピーカーだとここでの小回りが効かず、結局いつものテンポを流すしかなく、応援のメリハリが付けられなくなります。
オーケストラでも全て同じBPMで演奏されいませんよね?
応援は応援でも、いつも同じメッセージを込めているわけではありません。
しかし限られた選択肢の中で同じ応援を続けることは、その打席に挑む選手に対しての冒涜だと言えます。

またうちわの話となりますが、スピーカー応援に小慣れてしまい適当にこなす残念な例もありました。

このような流れ作業の応援が続くと、特に観客への刺激が弱まり、応援の輪を広げることができなくなります。
これでは観客を取り入れた応援ができず、自己満足で止まってしまいます。
こうなると応援団に必要なスタジアムへの影響力が欠け、側から見ると鬱陶しい集団へと成り下がるわけです。

コロナ禍でのスピーカー応援について感じたこと


創設以来、サラマン隊はスピーカー応援を行ってきました。
これはコロナの影響でそうなってしまったわけで、他の応援団でも同じことでしょう。


21シーズン開幕当初は、球場スピーカーからただ垂れ流す応援となりましたが、上記の記事の通り、小型スピーカーにより、初めて主導権を握ったと言えます。


小型スピーカーは球団からの貸し出しから、隊員個人の購入へと変わっていた


サク来は兼ねてより、コロナ禍のスピーカー応援は「あくまでも応援の文化を絶やさせない一時的な措置」だと考えてきました。
感染拡大阻止のために封じられた鳴り物にとって変わったスピーカー応援は21年・22年の応援を大きく支えてくれました。

実際、鳴り物が解禁された23年は、初めて鳴り物応援を肌身に感じ肯定的に捉えてくれる人も多く見受けられました。
そしてその縛られた制限の中で、音源を拘ったり同時並行でトランペットを吹いたりと、各応援団は工夫を凝らしました。
もしスピーカーすら使えず、この4年で完全に応援の歴史に空白ができたらと考えると身の毛もよだちます。
散々嫌悪しているそれですが、繋ぎとしての役割を担っているという意味では、十分に役立ったと考えます。

管楽器が響く中で


23シーズン、各地に鳴り物の音色が戻ってきました。


鳴り物応援がスタジアム中に鳴り響く中、未だスピーカー頼りな場面も見かけます。

いくら音源が美しいとはいえ、それは鳴り物が使えないから誰でも使えるスピーカーに逃げている様に見えてしまいます。
このコロナの4年間でトランペットの練習やそれを検討する機会はあったはずです。
とはいえ、現時点でそのステージに至っていないことはこの期間は応援を怠っていることです。

※KBOやCPBLのような応援を目指すのであれば話は別ですが。

かっこいい応援歌が作りたいという理由だけで応援団に入ったのなら、それは彼らに対する冒涜でしょう。
それは、「応援が応援歌だけ」でないことを理解していない、ある種墓穴を掘りかねない行為です。
この駄文累々を読んでいて、もし、応援歌を作りたいけど、球場での応援はきついから嫌だという方がいらっしゃったら、それは応援団よりもむしろ選手を舐めている思考の表れですので、早いうち考えを改めるか、手を引くかをお勧めします。
これについては大昔サラマン隊でもあった話なので、また別の機会で話したいと思います。

先ほども述べた通り、サラマン隊は現在、一部スピーカー応援、一部鳴り物応援といったハイブリット方式が採用されています。
これは、管楽器を扱える隊員が限られ、毎試合クオリティーが保てないからです。
一刻も早い鳴り物応援への移行を望むサク来にとっては今が大事な勝負期です。
応援のスタイルを広げるために動きたい所です。

【サラマン隊からのお知らせ】

サク来も所属する火の国サラマン隊ですが、現在いっしょにサラマンダーズの応援を引っ張ってくれる仲間を大大大募集中です。熊本県内に住んでいなくても、未経験者でも大丈夫です。みんなで全身全霊応援してみませんか?詳しくは球場にいる団員かTwitterのDM、または、メールにてご相談下さい。

火の国サラマン隊
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