私がAV女優にリプライを送らない理由(ワケ)

 最近は少しずつTwitter上の人間関係ができてきましたが、長らくフォロワーのいない公開垢をやっていて一番の楽しみは、AV女優について呟いて、エゴサしてる本人にいいねを貰うことでした。AV女優はたいていエゴサしまくってるので、本人からすぐいいねが来るので、親近感を肴に永久自家発電ができるのです。

 けれども私には矜持があります。それは感想を直接本人にリプライで送らないということです。サイトにレビューを書くことも、お金がもらえない限りやりません(とはいえ最近はレビューを書くとポイントが貰えるプラットフォームが増えていますが)。

 これはなぜかというと、ひとえに馴れ合いが好きじゃないからです。ブルーハーツかよ。リプライはどうしても反応を伺った文体になってしまいます。それが嫌で、人を褒めるときにその人の反応を見越して褒めるのがなんだかムズムズします。あと褒めてるようで見返りに反応を求めてしまう自分が存在してしまうのがキツいです。

 あと、そういった「取り巻き」の人よりも、知らない人から褒められた方が嬉しいだろ、って思いもあります。絶対肯定してくれる仲間も大事ですが、それは人間関係に巻き込まれた褒め言葉なので純じゃありません。一方で知らない人が自分を褒めてくれているというのは他意のない純な褒め言葉で、それはとっても嬉しいなって思うわけです。だからこそ、私はAV女優にリプライを送らず、エゴサで見つけて貰うのを待っているのです。

批評の感想について

 インターネットって空間はお互いにお互いの独り言を観測し合うくらいがいいんじゃないかと思ってやってきました。が、我が身に翻ると、最近はリプでやり取りすることも増えてきて、そこまで潔癖ぶる必要もないんじゃないかと思いはじめてきています。

 ただひとつ難点なのが、フォロワーの書いた文章(小説、批評)にコメントを出すべきかということです。小説はまだよいんですが、批評となると、馴れ合いや人間関係でお互いに評価し合うのは健全でないように感じるのです。批評の批評性を批評するのは人間関係構築と相性が悪くて、結局のところ近しい人には小説的な読み(面白いかどうか)の感想しか言えないんじゃないかと思うのです。

 界隈の浅瀬でチャプチャプしているような私ですらそう思うのですから、いわんやフォロワーが増えるとやなんですね。ただそれに危機感を覚えて界隈の人は界隈で内部批判、注意すべきって駆り立てられたとして、うまくいった界隈を知りません。プ◯キュア界隈とかね…

 もちろん文章を面白いと言っていただけたらそれだけで書いた冥利に尽きます。むしろそっちの方が嬉しいものです。ただ、仲良くなるとお互いに批判しにくくなる一方で、そもそも仲良くならないとお互いに文章読む機会がない、という構造的矛盾は今更でも指摘してもしすぎることはないでしょう。人間関係にない人の文章をわざわざ読んで感想をネットに載せるって人はよっぽどの変わり者ですから。

 だからってどうしろってのは難しいですが、同人誌に載せた文章の批判は、同人誌でやるのが健全かもしれませんね。ただハードルは高いですが。個人的にはTwitterは議論できる場所ではないと思っているので、知り合いが書いた文章を批判するなら同人誌で、とはいかないまでもnoteに書くくらいの誠実さは持つべきなのかもしれません。そうじゃなかったら「面白い」に脚色をつけた文章を送り合うのがまっとうでしょう。

 自分の書いた文章は、読まれたいし、読まれたくないというアンビバレントな気持ちがあります。だからこそ私の書いたnoteはたいていタイトルと本文の真意が合ってないわけです。もちろんそれだけではないのですが…

 ただ他人の書いた文章にどのくらいの距離を取ればいいのかは測りかねています。フォロワーの書いた文章はだいたい読んでいる(というか読んで好感を持った人をフォローしている)ので、コメントを言おうと思えば言えるのですが、言っていいのか、言えるほどの関係性なのか、言うことで関係性を持とうとしてるのではないか、実は見返りにこっちが書いた文章にコメントすることを要求してるのではないか、とグルグルして結局いいねして終わることがほとんどです。

 結局のところ面白かったものは素直に面白いと言うのがいいのかもしれませんね。ただ相手の反応を伺って文章を書くというのがどうも苦手なので、そこは脱糞するような感覚でできる限り呟きたいものです。

 まァやんないかもしれないですが、文フリで会ったときとかは伝えようかなって気持ちでいます。スペースはやらないので。


コメントもらえて嬉しかったのでこんな文章を書いてみました。すべてのフォロワー(エロスパムを除く)に感謝を込めて。

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