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読書メモ4 レジリエンスの時代ジェレミー・リフキン著 序

人間の知性の、なんと素晴らしいことか?!

「人間の能力の向上には、いかなる限界も定められてはおらず(中略)人間の完成への道はあくまで果てしない(中略)完成に向けたこの進歩は、今後それを妨げようとする、あらゆる力による制御も及ばず、自然が私たちを配した地球の寿命以外に際限を知らない
(p.9、byコンドルセ)

如何に素晴らしくとも、僅か200年でメッキが剥げる

ヤハウェ神の約束「海の魚、空の鳥、家畜、地のあらゆるもの、地を這うあらゆるものを治める」アダムとイヴ(とその子孫)の権利

絶対神の叡智も、数千年で、馬脚を露わす。

全てが【繋がったひとつの全体】である事が顕になりつつある。

「進歩の時代」の旗印たる「効率」は、その全体性として後ろに「収奪と破壊」を従えていた。

人間に出来るのは、
「見込みを立てて用心深く適応する」
「生きとし生けるものたちの仲間として、地球という故郷を分かち合う」こと。

日本人の心情としては、なんという事もない、当たり前のことではある。けれど、私達の行いは、未だ「効率」旗印のもとにある。

          光

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