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銀幕の愉楽

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劇場で観た映画のことを適当に無責任に書いています。
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記事一覧

映画日誌’24-45:ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

trailer:introduction:DCコミックス「バットマン」に悪役として登場するジョーカーの誕生秘話を描き、高い評価を得た『ジョーカー』の続編。前作に引き続き、ホアキン・フェニックスが主演を務め、『ハウス・オブ・グッチ』のレディー・ガガ、『イニシェリン島の精霊』のブレンダン・グリーソン、『ブレット・トレイン』のザジ・ビーツらが共演。トッド・フィリップス監督のほか、脚本のスコット・シルバー、撮影のローレンス・シャー、前作でアカデミー作曲賞を受賞した音楽のヒドゥル・グド

映画日誌’24-44:花嫁はどこへ?

trailer:introduction:ひょんなことから取り違えられた2人の花嫁の人生の行方を描いたヒューマンドラマ。『きっと、うまくいく』などで知られるインドの人気俳優アミール・カーンがプロデューサーとして製作を手がけ、アミール・カーンの元妻で『ムンバイ・ダイアリーズ』などで知られるキラン・ラオが監督を務めた。インフルエンサーとしても注目される俳優ニターンシー・ゴーエルのほか、本作が映画初主演となるプラティバー・ランター、アーミル・カーンに才能を見いだされたスパルシュ・シ

映画日誌’24-43:シビル・ウォー

trailer:introduction:気鋭の映画スタジオA24が史上最高の製作費を投じ、内戦の勃発により戦場と化した近未来のアメリカを舞台に、最前線を取材するジャーナリストたちの姿を追うアクションスリラー。『28日後...』で脚本を担当し、長編デビュー作『エクス・マキナ』で 第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランドが監督を務める。出演は『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のキルステン・ダンスト、「ナルコス」のワグネル・モウラ、『DUNE デューン 砂の惑星』

映画日誌’24-42:ビートルジュース・ビートルジュース

trailer:introduction:『チャーリーとチョコレート工場』の ティム・バートン監督が、自身の出世作となった1988年の映画『ビートルジュース』の35年後を描くホラーコメディ。前作に続き、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのマイケル・キートン、『シザーハンズ』などのウィノナ・ライダー、『ホーム・アローン』などのキャサリン・オハラらが出演。新たにジェナ・オルテガ、モニカ・ベルッチらが共演する。ヴェネチア国際映画祭オープニング作品。(2024

映画日誌’24-42:憐れみの3章

trailer:introduction:『哀れなるものたち』で世界を圧巻したヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組み、愛と支配をめぐる3つの物語で構成されたアンソロジー。『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』でもランティモス監督と組んだエフティミス・フィリップが共同脚本を担当した。『哀れなるものたち』にも出演したウィレム・デフォーやマーガレット・クアリーのほか、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のジェシー・プレモンス、『ザ・ホエー

映画日誌’24-41:パリのちいさなオーケストラ

trailer:introduction:世界的指揮者チェリビダッケに師事し、自らオーケストラを立ち上げたザイア・ジウアニの実話を基に描いたヒューマンドラマ。監督・脚本は、『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』の監督マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール。『涙の塩』のウーヤラ・アマムラが主演を務め、『きみへの距離、1万キロ』のリナ・エル・アラビ、『真夜中のピアニスト』のニエル・アレストリュプらが共演する。主要キャスト以外は現役の音楽家を抜擢し、数々のクラシック名曲が実際に演奏さ

映画日誌’24-40:エイリアン:ロムルス

trailer:introduction:宇宙空間を舞台に未知の生命体エイリアンとの死闘を描いた、リドリー・スコット監督による1979年の傑作『エイリアン』の”その後”を舞台に、エイリアンの恐怖に遭遇した若者たちの運命を映し出したSFサバイバルスリラー。『エイリアン』シリーズ通算7作目となる。リドリー・スコットが製作を手掛け、『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレスが監督を務めた。『プリシラ』のケイリー・スピーニー、『ライ・レーン』のデヴィッド・ジョンソンらが出演する。(20

映画日誌’24-39:香港 裏切られた約束

trailer:introduction:政治と社会の激動期に直面した香港市民たちの闘いを記録したドキュメンタリー映画。2019年6月4日のビクトリアパークでの天安門事件の追悼集会からカメラを回し始めたトウィンクル・ンアン(顔志昇)監督が、家族や友人、そして故郷を守るために立ち上がった6人の一般市民の姿を命懸けで記録。愛する故郷と母から離れることを引き換えに、映像を通してこの事実を世界へ広めることを決意し、映画を完成させた。香港の人々の生の声を世界へ届けるとともに、今なお続く

映画日誌’24-38:助産師たちの夜が明ける

trailer:introduction:フランスの産科病棟を舞台に、若い助産師たちが出産に立ち会うなかで現実を突きつけられながら成長していく姿を、ドキュメンタリータッチで描いたドラマ。実際の出産シーンを織り交ぜながら、観客がその場に立ち会っているかのような臨場感で映し出す。監督は、初監督作『愛について、ある土曜日の面会室』で高く評価されたフランスのレア・フェネール。ドラマ『危険な関係』のエロイーズ・ジャンジョー、「その手に触れるまで」のミリエム・アケディウらが出演する。20

映画日誌’24-37:フォールガイ

trailer:introduction:『デッドプール2』『ブレット・トレイン』などのデビッド・リーチ監督が、『ラ・ラ・ランド』『バービー』などのライアン・ゴズリングとタッグを組み、1980年代に放送されたテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を映画としてリメイクしたアクションドラマ。危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの奮闘を、自身もスタントマン出身のリーチ監督が活写する。『オッペンハイマー』などのエミリー・ブラント、『キック・アス』などのアーロン・テイラー=ジ

映画日誌’24-36:ツイスターズ

trailer:introduction:アメリカ・オクラホマを舞台に、超巨大竜巻の脅威と、それに立ち向かう人々を描いたアクションアドベンチャー。監督は『ミナリ』でアカデミー賞ノミネートのリー・アイザック・チョン。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、『ジュラシック・ワールド』の製作陣が集結した。主演は『ザリガニの鳴くところ』のデイジー・エドガー=ジョーンズ、『トップガン マーヴェリック』のグレン・パウエル、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』のアンソニー・ラモスらが

映画日誌’24-35:デッドプール&ウルヴァリン

trailer:introduction:マーベルコミック原作の異色ヒーローアクション「デッドプール」のシリーズ第3弾。ライアン・レイノルズ演じる破天荒な無責任ヒーロー”デッドプール”と、同じくマーベルコミック原作の「X-MEN」シリーズで活躍した、ヒュー・ジャックマンが2017年の「LOGAN ローガン」以来となる「X-MEN」シリーズのウルヴァリン役に復帰し、2大ヒーローの共演が実現した。前作のデヴィッド・リーチに代わり、『ナイト ミュージアム』シリーズや『フリー・ガイ』

映画日誌’24-34:時々、私は考える

trailer:introduction:『スター・ウォーズ』シリーズのデイジー・リドリーが主演・プロデュースを手がけ、不器用な女性が、恋や同僚との交流によって“生きることの愛おしさ”を知っていく様子を描いたヒューマンドラマ。2023年インディワイヤー誌が発表した「注目の女性監督28人」に選出されたレイチェル・ランバートが監督を務め、ステファニー・アベル・ホロウィッツ監督による19年製作の同名短編映画を長編映画化。昨年のサンダンス映画祭にてプレミア上映された際には、デイジー・

映画日誌’24-33:フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

trailer:introduction:人類初の月面着陸にまつわる捏造説を題材にしたドラマ。ハリウッドを代表する女優スカーレット・ヨハンソンと『マジック・マイク』などのチャニング・テイタムが共演し、『スリー・ビルボード』などのウッディ・ハレルソンが共演する。『フリー・ガイ』などに製作として携わってきたグレッグ・バーランティが監督を務める。争奪戦となった脚本を手掛けたのは女優レネ・ルッソと脚本家ダン・ギルロイの娘ローズ・ギルロイ。(2024年 アメリカ) story:196