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小説公募振り返り・2023

師走になったので、今年の公募を振り返ります。

 1月〆 ノベル大賞 二次落選
 2月〆 コバルト短編小説新人賞 選外
 6月〆 ポプラ社小説新人賞 一次落選(2024/1/31)
10月〆 R-18文学賞 二次落選(2024/1/31)
12月〆 オレンジ文庫 短編小説新人賞 もう一歩の作品(2024/4/18)

本日、オレンジ文庫の短編小説新人賞(コバ短)に応募しました。今回で4作目。1作目で【もう一歩の作品】に入って「ひゃっほーい!」と調子に乗って、送った次作はあえなく選外。今年の年明けに送った3作目は「どんな結果が出ても受け止めます」と大見得を切ったものの、これまた選外。からの4作目です。ドキドキです。自分でももう結果が分からない……!

1作目は、爽やか青春もので「書きたい!」と思った作品でした。2作目は、不得手なあやかしもので何が書きたいかも明瞭ではなく、そりゃ選外になるよなと。3作目は、社会的なテーマに対する自分の立ち位置を明確に示せなかったのが一番の課題だと思っています。

さかのぼって、年明けに応募したノベル大賞は二次落選という結果でした。この作品は「古都・骨董品店・あやかし」という既存作品の多い舞台を使ってみたのですが、オリジナリティが出せず、突貫工事(初稿のまま応募)なうえに、これまた不得手なあやかしものを絡めたことで、正直厳しいだろうなと思ってました。なので一次通過だけでもありがたく、涙がでるほど(ほんとに出た)励まされました。自分で読み返して「唯一ここはよかった」と思った点が、選評でも触れていただいた箇所だったので、そこが評価されたのと、初応募だったので「次もがんばれ」な一次通過だと受け止めています。

ポプラ社さん、R-18は結果待ちなのですが、コバ短3作目の「これはイケるかも……?!」からの選外の前科があるので、私は貝のように口を閉ざします。。ただあの作品を書くことで「自分の書きたい小説のトーン」が見えてきました。それ以後の公募作品はどれも、自分の書きたいテーマを無理なく書けるようになり(結果は分かりませんが)その意味では、あの3作目が書けてよかったと思っています。

(ちなみにWeb小説では、ヴィクトリア朝英国の長編2作は、ひたすら頭に浮かんだ物語を書き起こしたものでした。初めての長編小説で、公募や商業化を意識することなく、完結を第一目標にしてました。3作目の長編は警察バディに挑戦したものの、慣れないために時間がかかり(結果ノベル大賞が突貫工事に)頑張った感があって全体的に硬くなったなあという印象です。もちろん、どの作品にも欠点はあるものの愛情もあります。それになにより、Web小説は読者さんから反応がいただけることが、一番のモチベーションです。ありがたい……)

ノベル大賞は実は、間に合わないので諦めようと思っていました。だけどTwitter(現X)で他のFFさんが頑張られている姿に励まされて「やれるだけやってみよう!」と思い、書き上げることができました。SNSや小説投稿サイトのおかげで、たくさんの方と出会うことができて、ありがたいなあと思っています。やりとりの多い方も、そっと覗かせていただいてる方も、繋がっていただいた方々に感謝しています。

さて、気になる公募の結果はさておき、とにもかくにも、一つだけ決めていることがあります。小説を書き続けることです。その理由はごく単純で、ある作家さんに「書きたい物語があり書ける環境がある限り、私も創作を続けていきます」と答えたからです。その作家さんは現在、音信不通です。この先の人生で再び言葉を交わせるのかも分かりません。だけど彼女に答えたことを実現すれば、その短い交流のなかで、ひとつは約束を果たせるのではないかと思っています。子どもじみた願望ですが、彼女と交わした言葉を真実にするために、私は書き続けます。


そんなわけで、次は年明けのノベルを書く!そして今月下旬にはR-18、来月下旬にはポプラ社さんの結果が!出る!こわい!
みなさまもどうか、予定どおり書き上がりますように&良い結果となりますように(^^)/

<おまけ>
コバ短1作目(もう一歩の作品)です。もしよければどうぞ。
『汚ねぇ俺にピカピカのハートください』

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