2023年、この世を去ったヒーロー達
2023年は私にとっての大きなヒーロー達がこの世を去った年でありました。
私は子供の頃からYellow Magic Orchestra(以後・YMO)に多大な影響を受けてきました。今年、そのリーダーである細野晴臣さんを除く2人が相次いでこの世を去りました。また同時に影響を受けた、YMOと関係の深かった、シーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠さんも去ってしまいました。
また海外に目を向けると、大好きな名曲を数々産んだバート・バカラックさん、素晴らしい声の持ち主トニー・ベネットさん、ティナ・ターナーさんも遂に亡くなりました。他にも多くの音楽家が亡くなりました。何という一年だったでしょう。
高橋幸宏さん
まずは今年の始まり、一月に高橋幸宏さんの訃報が入ってきます。まだ71歳という若さでした。後年は音楽ユニット「METAFIVE」の中心的存在であり、常に新しいものに挑戦し続けるその姿勢は世界的にも高い評価を受け、その死の知らせに音楽世界は大きな悲しみが広がりました。
(高橋幸宏さんの1982年発表の大好きなアルバム、WHAT, ME WORRY? ボク、大丈夫!!より。)
鮎川誠さん
もうこれ以上、悲しいニュースは御免だと思っていた矢先、YMOとも親交の深かったシーナ&ザ・ロケッツの鮎川誠さんの訃報が入ります。彼はYMOのアルバムに参加したり、YMO(正確には細野さんと高橋さん)のバックアップを受けてアルバムを制作したりしましたが、最高に格好の良いロックンローラーでした。今頃は最愛の奥様、シーナさんと天国で素敵なショウを繰り広げているのでは無いかと思っています。
(鮎川誠さんのギターがカッコ良く響き渡る曲)
(やっぱりこの曲がシーナ&ザ・ロケッツの中で一番好きなロックンロール!)
坂本龍一さん
そして、皆んなから「教授」という愛称で親しまれて当初から圧倒的なカリスマ性を持ち、YMO散会後は映画音楽やオリンピックの開会式な世界に活躍の場を広げ、尚且つ政治的メッセージも出し続けた坂本龍一さんが、更にその後を追うように亡くなってしまいました。
個人的には彼がパーソナリティを勤めるNHKのラジオ、「サウンド・ストリート」が大好きで毎週のように聴き彼の音楽に対する飽くなき情熱をラジオから感じ取っていつも刺激を覚えていたのを思い出します。
(役者としても音楽担当としても、坂本さんが映画との繋がりを深めた大島渚監督の戦場のメリークリスマスより。)
(彼の全てのまさに音楽の図鑑とでもいえる1984年発表のアルバム、音楽図鑑より。)
遥かなる影
その他にもたくさんの音楽家が亡くなった一年でした。前述の大好きな曲たちを手掛けられたバート・バカラックさん、トニー・ベネットさん、ティナ・ターナーさん、他にも多くの国内外のアーティストがこの世を去った一年でした。
彼らの死は、今は悲しいものですが、彼らの作品は今後もずっとファンや新しいリスナーの心の側にきっとこれからも生きていくのだと信じていきたいと思っています。
2023/12/31
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