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住所を知られていても毒親と絶縁できる方法

毒親と一緒に住んではいないけど、住所が知られていて毎週のように尋ねられて困っている。絶縁方法を調べたら 「まずは引っ越して連絡先を知られないようにしましょう」というアドバイス。

『お金に余裕がなくて今すぐ引っ越せない!』
『結婚して子供がいて親とは別に暮らしているけど、すでに住所を知られてしまっているのはどうればいいの?』
『住所を知られていても毒親と絶縁できる方法を知りたい』

ですよね。

結論からいえば、住所を知られていても毒親と絶縁できます

離婚後に実家を出たわたしは毒親に住所を知られたまま絶縁しています。 この記事を読むと

  • 毒親に住所を知られたまま絶縁できる方法を学べる

  • 安全なやり方で縁を切れる

  • 絶縁後どう毒親が動いてくるか予測できる

など、たくさんのメリットがあります。 引越しできないからとあきらめず最後まで読んでほしいです。


住所を知られていても毒親と絶縁できる方法

①身の安全を確保
②電話番号を変える
③絶縁の手紙・メールを出す

その①:身の安全を確保

自宅の住所を毒親に知られている場合は、絶縁する前に警察や記録が残る女性相談に行って毒親相談をしておきます。

警察は交番ではなく、「警察署」にしてください。 交番は警察官がいないときがあるし、相談してもただの親子げんかだと思われる確率が高いです。

自宅住所の管轄の警察署の生活安全課に電話して、話を通しておくだけでも全然違います。

万が一の時にすぐに対応してもらえるように、自分や子供、パートナーの身の安全を確保します。

とくに、毒親が家にきて通報する前にあらかじめ相談していると、全く相談してないときと比べて駆けつけてくれるまでの時間が全然違います。

【相談記録が残る相談所】
・警察の生活安全課
・男女共同参画センターの相談室
・弁護士
・信頼できる毒親専門のカウンセリング
・心理相談室のある精神科

※子供の保育園や学校の緊急連絡先の相手を毒親にしている場合は、即変更しておきましょう。

その②:電話番号を変える

手紙やメールを読んだ親からの鬼電がくるのを避けるために番号を変えておきます。

新しく買い替えるのが一番ですが、電話番号を変えるのが難しいなら着信拒否という手もあります。

その③:絶縁の手紙を書く

身の安全の確保が済んだらさっさと絶縁します。

突然連絡を絶つのもいいですが、一番安全なのは手紙やメール。

手紙は自分のペースで自分の書きたいことを書きたいだけどれだけ長くなっても構わないし、証拠として残るのが最大のメリットです。

絶縁の意志を書いた手紙は自分の気持ちを整理するのに効果があります。 手紙は箇条書きでも文章でもあなたの書きやすように自由に書いてOK。

以下の3つに注意しながら書くといいですよ。
①親にこれまで言えなかったこと
②これまで親にされてきて嫌だったこと、そのときの気持ちや本当はどうしてほしかったのか?
③もう二度と毒親に危害を加えられないルール設定と断絶の強い意志

これを全部書いておくと、のちに毒親からの電話やメール、家に直接来られた時に『手紙に書いてあることが全てです』と、毒親を一切相手にしないようにできます。

書き終えたら、コピーして写しをとってください。 絶縁した後にしつこく嫌がらせをしてきたときに警察や弁護士に相談するときの証拠として提出できるように準備しておきます。

ちなみに、私は父母2人分でB5のメモパッド2冊をまるまる使いました。 郵便局のお姉さんに「書類ですか?」と言われたほど。

子供の頃からの言いたいことを全部手紙に書いています。 手書きは腱鞘炎になる一歩手前でしたので、パソコンで書いてプリントアウトしたり、メールのほうがオススメ。


家に毒親が来たらすぐに警察を呼ぶ!


家に毒親が来たらすぐに警察を呼ぶ!
家に毒親が来たらすぐに警察を呼ぶ!

あなたの出した絶縁の手紙を読んで家にやってきた毒親は、逆上するタイプです。

逆上するタイプの毒親は、抵抗するとより強い力で支配しようとしてきます。 家に来られたら、絶対にドアを開けてはいけません!!

なぜなら、ドアを開けたら…これまでとは比べ物にならないくらいの暴力を振るわれたり、もう二度とあなたが絶縁の意志を持てないように脅してくるからです。

毒親はなんとかしてあなたにドアを開けさせようと、あの手この手を使って何としてでも家に入ろうとするでしょう。 どんなに情に訴えかけられようが、嫌なことを言われようが、怒鳴り声を立てられようが、迷惑行為をされようが、近所の人を味方に付けられようが、玄関のドアを開けてはいけません!!

インターホンもしくはドア越しで対応して、すぐに警察に通報です!!

そもそもあなたの住む家に入る権限があるのは、あなたとあなたのほかに一緒に住んでいる家族だけです。

毒親に家に入れない決定を下したら、たとえ血のつながりのある親でも諦めて帰るしかないのです。

あなたの家は毒親から身を守ってくれる聖域であり、あなたの身を守れる唯一の場所です。 毒親が帰らずに嫌がらせや迷惑行為をしてきたらすぐに警察を呼んでください!

警察を呼ぶメリットは、
・毒親が家に来なくなる
・警察の前では毒親の態度が軟化する
・警察署に通報の対応記録が残る
・警察官の立ち合いのもとに毒親に言いたいことを言える

警察を呼んだほうがより効果的です。
毒親が家にきた都度に2度3度警察に通報していると段々寄り付かなくなってきます。

現に、うちは絶縁後に毒父が3回来て、3回とも警察に通報しました。
初回は警察に娘をとても心配してる親として絶縁を認めないと言い張ってましたが、2回目以降は、警察官が到着する前に逃げ帰っています。

通報するだけでも絶大な効果があるので必ず通報してください。
警察のほうも、最初は信じてくれなくても2回3回と回を重ねるごとに、親に危険にさらされているあなたの訴えを聞いてくれるようになります。

毒親の声を録音できるICレコーダーがあると、毒親の迷惑行為が動かぬ証拠になります。 毒親のしたことを話すときに警察官からの信用度が上がり、話を聞いてもらいやすくなります。

これは私が使っているオリンパスのICレコーダー。玄関のドア越しの声も拾ってくれるし、パソコンに接続してファイル整理ができて便利です。

私の絶縁体験談

うちは両親2人とも毒親でモラハラです。
父がメインで攻撃するモラハラ
母が見て見ぬフリをして助けてくれないタイプ

ちょうどスマホが壊れたのを機に「よし、このまま絶縁してしまおう」と新しい番号を両親にわざと教えなかったのです。

その後2週間くらいして突然父が連絡が取れないと文句を言いに家に押しかけきたので、直接ドア越しに父に絶縁宣言をしました。 「わたしはあなた方両親とは絶縁したので家に入れることはできません。迷惑なので帰ってください」と。

そしたら、父は「実の親を家に入れないとは何事か!」と逆ギレ。1時間以上玄関ドアをドンドンならす嫌がらせによる迷惑行為。

ドアを開けなくて大正解でした。 でも、すぐに警察に通報すればよかったなと後悔しています…。

それまで来客があったら誰だろうと喜んで玄関に出迎えに来ていた子供たちが、父の嫌がらせと迷惑行為による影響で、インターホンが鳴ったり、玄関のドアポストに回覧板が入る音でさえもビクッと怯えて怖がるようになってしまいました。

子供の心にトラウマを植え付けてしまって失敗したなと思いましたね。

父の嫌がらせによる迷惑行為は4時間続きました。

・ドアノブをガチャガチャ回して「家に入れろ」と怒鳴る
・ドアポストに手を入れてまさぐり外から鍵をあけようとしてくる
・近所の人にわざと聞こえるように「みなさーーーん聞いて下さーーーいうちの娘は頭がおかしいんですよーーー」と叫ぶ
・子供にママは頭がおかしいから言うことを聞くなと言い、何でも好きなものを買ってあげるから鍵を開けてと子供を操って鍵を開けさせようとしてくる
・「この冷酷非道人間」「暴力バカ女」といった暴言を吐く
・「今すぐDV離婚した元夫に住所を知らせて躾け直してもらうぞ」と脅す
・腹が痛い、死にそうだからドアを開けてほしい
・母が入院していて死にそうだからドアを開けてほしい

ざっとこんな感じです。今思い出してもヤバかったですね。

勇気を出して「うるさい、迷惑だ、今すぐ帰れ」と言うと、「親に対して何だその言葉は、何だその態度は!」と火に油。

より大きな音を立てて嫌がらせをしてくるのです。

親を家に入れに入れないのは子供を虐待しているからだと決めつけてきて、怖がって泣いている子供の声を利用して「ほぅら、やっぱり虐待しているじゃないか、さっさと入れろ虐待女め!」とも言われました。

子供たちはガタガタ震えて押し入れの中に避難して震えあがっていました。

ドアをガンガン鳴らされ続けて、わたしも子供も耳が痛くなり、めまいがして何も考えられず、吐き気もして動けませんでした。

※このときは知りませんでしたが、これは音響障害(おんきょうしょうがい)といって極めて大きな音を聞いたり大きな音を長く聞き続けたりすることで、聴力が低下することをいうのだそうです。

 もう精神は極限状態。 私の頭はパニックで冷静に警察を呼ぶというのがすっかり抜け落ちていました。

あの手この手を使ってなんとかして無理やり私の家に入ろうとしている父がとても気持ち悪かったし怖かったです。

途中、家の外で急に悲鳴がして「いやあああこっち来ないでえええ」という女性の声とバタバタと走って遠ざかる音がしたので、近所の人を追いかけたらしき毒父は不審者として見られたようでした。

「いい加減に言うことを聞かないなら警察に通報するぞ」という脅しをかけてきた父の言葉でハッと冷静さを取り戻しました。 警察に通報されるようなことをしているの父の方であると。

子供を泣かせて怯えさせて、体調が悪くなるほどの嫌がらせをしている父のほうが警察に通報される対象であるのだと…ようやく気付いたんです。

通報して駆けつけてくれた警察官に、わたしの子供の頃からこれまでの毒親からの精神的虐待と人権侵害とその日の嫌がらせや迷惑行為の事情を説明し、父にすぐに家に帰ってほしいと伝えたところ、 「俺たちは中立の立場だからお父さんに直接言いたいことがあれば立ち会うことができますよ。どうしますか?」と…。

しかも通報と立ち合いの内容が記録に残るとか。 私はこれにとても勇気づけられました。 立ち合いの記録が残るなら証拠として残すチャンスでした。

勇気をかき集めて、警察官立ち合いのもとに直接毒父の顔を見て絶縁宣言をしました。

父は「絶縁なんて納得できない。認められないから許さない」と言い、娘が本当にご迷惑をおかけして申し訳ないと何度も謝り倒すだけでなかなかその場を立ち去りません。

「この場はよく娘に言い聞かせておきますので、ほらお前も謝りなさい」と、いかにも私が問題を起こしたように言って警察官をそのまま帰そうとする始末。

わたしが謝ると父が正しいことになるから絶対に謝りませんでした。

父は警察官の前では、わたしを脅して嫌がらせをしてくる父とは比べ物にならないほど別人のようにふるまっていました。

なかなか帰らない父に、父と同年代くらいの警察官の「絶縁したい理由を手紙に書いてもらって送ってもらったらどうか?」という提案でようやく父は渋々警察にあやまり倒しながら帰って行きました。

警察を呼んでよかったです。 とても勇気づけられました。

それまで誰かと話をするのが苦手だったわたしは、普通の人と話をしたら話を遮ることなく最後まで聞いてもらえるんだなと、このときはじめて知りました。

それから人と話をするのがそれほど苦手ではなくなったんです。

身の安全を確保すれば住所を知られていても絶縁できる

以上、『住所を知られていても毒親と絶縁できる方法』でした。

住所を知られていても毒親と絶縁したいなら、
①あらかじめ相談記録が残る相談所で毒親相談をしておく 
②電話番号を変える
③絶縁の手紙もしくはメールを書いて出す

毒親が家に押しかけてきたときはすぐに警察に通報してください。

大事なことなので何度も言いますが、絶対にドアを開けてはいけません!!

あなたの家は毒親からあなたの身を守れる唯一の場所です。
「ドアを開けない」「毒親を家に入れない」という行動が、駆けつけた警察官側に絶縁の意志が強いと受け取ってもらえます。

 必ずインターホンもしくはドア越しに対応。 1人でなんとかしようとしないでぜひ警察の力を借りて毒親を撃退してください。

毒親の支配から抜け出して、自分を取り戻してください。

応援しています!!

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