見出し画像

家計を守る生命保険の選び方:無駄な保険料を減らす方法

生命保険の真実:知っておくべき基礎知識と賢い選び方

本日も両学長さんの教えをシェアしたいと思います。前回は医療保険について学びましたが、今回は生命保険について掘り下げてみます。生命保険は金額が大きくなることが多いため、しっかりと理解しておくことが重要です。

生命保険の基本的な考え方

まず結論から言いますと、ほとんどの人にとって生命保険は不要です。特に積立型の保険はほぼ全てが不要で、掛け捨て保険でさえ一部の人にしか必要ない場合が多いです。

積立型保険の問題点

積立型保険は、高額な手数料がかかる投資商品です。保険というよりも、実質的には手数料の高い投資商品を購入していることになります。例えば、学資保険や終身保険、養老保険、ドル建て保険などは、全て無駄と言えます。

積立型保険には購入時の手数料や毎年の運用手数料、さらには引き出し制限もあり、利回りも非常に低いです。積立型保険を契約することで得られるリターンは、他の投資商品に比べて非常に劣ります。

掛け捨て保険の本質

掛け捨て保険は、ギャンブルのようなものです。不幸な出来事が起きた時にのみ保険金が支払われるという点では、宝くじのようなリスクを伴います。しかし、万が一の際の破産リスクを防ぐために有用ではあります。

積立保険と投資の違い:返戻率と利回りの実態

積立保険の返戻率は、解約時にどの程度お金が戻ってくるかを示します。例えば、30年後に60歳で解約した際の返戻率が130%とします。元本割れのリスクを取っているのに、この程度の増加では他の投資商品に比べて大きく劣ります。

積立型保険に毎月3万円を20年間積み立てた場合、平均利回りが0.7%であれば約772万円にしかなりません。しかし、同じ金額を年利7%で運用した場合、1562万円になります。利回り3%でも985万円と、積立型保険よりも遥かに有利です。

保険と投資の区別

保険と投資は別物です。積立保険は、死亡時の保障がついていると言われますが、掛け捨て保険とセットであり、実質的には非常に手数料の高い投資商品です。貯蓄性があると誤解されがちですが、本来の貯蓄とは異なります。

賢い生命保険の選び方:家族にお金を残すための選択

自分が亡くなった際に家族にお金を残したいという場合は、掛け捨て保険で十分です。月々2000円程度で死亡時に1000万円が支払われる保険があります。もっと多くの金額が必要なら、月々3000円や4000円で3000万円が支払われる保険を選べば良いのです。

無駄な保険料の見直し

積立型保険を続ける理由として、不安や損したくないという気持ちがありますが、これらの保険は既に購入時点で損失が確定している場合が多いです。少しでも早く解約して、他の有利な投資商品に切り替えることが賢明です。

住宅ローンと保険

住宅ローンが残っているから保険を解約できないという人もいますが、団体信用生命保険(団信)があるため、住宅ローンの残債は免除されます。このため、別途高額な保険に入る必要はありません。

必要な生命保険の選び方

本当に必要な生命保険は、子供がいる家庭での掛け捨て保険です。月々数千円の保険料で、必要な保障を確保することができます。無駄な保険料を支払うよりも、生活を豊かにするためにお金を使うべきです。

気づきと学び

生命保険についての知識を持つことは、自分や家族の将来を守るために重要です。無駄な保険料を支払わず、必要な保障を確保し、賢く投資することで、より豊かな生活を実現できます。保険会社の宣伝に惑わされず、自分にとって本当に必要な保障を見極めることが大切です。

結論

生命保険は、必要最低限の保障を確保しつつ、無駄な保険料を支払わないことが重要です。掛け捨て保険で十分な保障を確保し、積立型保険のような手数料の高い商品には注意しなければなりません。賢く保険を選び、豊かな生活を送りましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?