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読んだ本 ご紹介!

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私達が読んでよかった本、面白かった本を楽しくご紹介します。 気になった本はぜひ、お手に取ってみて下さいね。
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記事一覧

『ともだちは海のにおい』読んだ本 ご紹介!

たくさんの星が見える以外何もない静かな海で出会った、くじらといるか。友達となった二人のほ…

荒神咲夜
2か月前
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『空の絵本』読んだ本 ご紹介!

素晴らしい絵本なんです。 荒井良二さんの、空の絵が、ページをめくるたび、ほう、、、とため…

荒神咲夜
2か月前
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『雪の女王』読んだ本 ご紹介!

ハンス・クリスチャン・アンデルセン著『雪の女王』 『人魚姫』、『マッチ売りの少女』などア…

荒神咲夜
8か月前
127

『はじまりの日』読んだ本 ご紹介!

『はじまりの日』は1974年に発表されたボブ・ディランの「Forever  Young」に詩人アーサ…

荒神咲夜
8か月前
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『オツベルと象』読んだ本 ご紹介!

今回は宮沢賢治『オツベルと象』をご紹介したいと思います。この話、読まれた方も多いのではな…

荒神咲夜
8か月前
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『ぼくは ちいさくて しろい』読んだ本 ご紹介!

和田裕美 著 ミウラナオコ 絵 クラーケン 『ぼくはちいさくてしろい』 絵がとてもかわい…

荒神咲夜
8か月前
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『黒後家蜘蛛の会』短編集より二編

これまで「読んだ本 ご紹介!」と題した記事で絵本や小説を一冊丸ごとご紹介してきましたが、これからはそれだけでなく短編集や詩集、歌集から一部、好きな作品を取り上げる形でもご紹介していこうと思います。 今回ご紹介するのはSF作家の印象が強いアイザック・アシモフの連作ミステリー短編集『黒後家蜘蛛の会』です。なにやら怪しげなタイトルですがご安心を。メスの方が大きく、オスを捕食するクロゴケグモから名を借りた、男ばかり6名のメンバーで構成される会の日常の謎系ジャンルの短編集です。 ミス

『九百人のお祖母さん』読んだ本 ご紹介!

レイフェル・アロイシャス・ラファティ著 『九百人のお祖母さん』ハヤカワ文庫SF りまのに「…

荒神咲夜
10か月前
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『スラップスティック』読んだ本 ご紹介!

カート・ヴォネガット著 『スラップスティック』(ハヤカワ文庫) 文庫本の表紙を描かれたの…

荒神咲夜
11か月前
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『星につたえて』読んだ本 ご紹介!

安東みきえ 著 吉田尚令 絵 『星につたえて』アリス館 あらすじ まだ地球上にクラゲしか…

荒神咲夜
1年前
117

『ムギと王さま』読んだ本 ご紹介!

りまのも僕も本が大好き。ただビックリするぐらい好むジャンルが違います。そんな僕達ですが、…

荒神咲夜
1年前
117

『ねこはしる』読んだ本 ご紹介!

工藤直子著『ねこはしる』 あらすじ 雪国の山の合間の小さな村に生まれた黒い猫、名前はラン。…

荒神咲夜
1年前
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『ほんものの魔法使』読んだ本 ご紹介!

ポール・ギャリコ著『ほんものの魔法使』 あらすじ 魔術師が住む秘密都市マジェイアにやってき…

荒神咲夜
1年前
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『虫と歌』読んだ本 ご紹介!

4話収録の短編集です。 絵も話も違うのですが、どこか手塚治虫さんを連想するマンガと思いました。人間と人間でないものの交流が描かれているからでしょうか。独特な世界観ですが、各話とも感情が入り、作中人物の心情もよく分かるため読後感はよいです。 以下各話に触れますが、ネタバレ含みます。 「星の恋人」 母が海外旅行をするため、少年さつきは叔父の家に世話になることになります。訪ねていくと見知らぬ娘つつじがいて、という風に始まります。 叔父さんのキャラがいいですねぇ。いかつい顔で、つつ