香りは記憶と結びつく・・・
・・・と思う。
これから香り関係の本を読んで知識を入れていこうと
思っているけどまだ体感の話。
嫌な香りはあまり覚えてない。
だけどどうしようもなく忘れられない香りは幾つもある。
ちいさな頃、同じ布団にくるまって嗅いだ蒸せるような
父の匂いが好きだった。
今思うと絶対にいい香りのはずはない。
父は鉄工所で働いていてガタイがよくお酒もよく飲んだ。
それは小さな自分を絶対的な力で守ってくれる香り。
ここにいれば何も怖くないし安心なんだと
本能で嗅ぎ分けていたのだと思う。
ほんとうに幸せだったし、何も怖くなかった。
駄菓子屋で良く買った紙せっけんの香り。
手持ち花火をくるくる回した時の煙の香り。
犬の背中に顔を埋めて嗅いだ香り。
どれも思い出すだけで涙が出てくるほど
幸せと直結してる。
香りを勉強して
いつか幸せを形にできたら嬉しいな・・・。
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