戦いのなんとなく感覚①

私の大局感にやや需要がありそうだったので、少しずつ公開できればなと思っている。第1弾は私のポリシー的なことを書いていこうと思う。

ご存知の通り私は入玉を得意としている。たまに入玉に特化したオリジナル戦法を作らないのかという意見を頂くが、私自身にそのつもりはない。私はあくまで右玉党でありたく、入玉は対局の途中に現れた一つの局面に過ぎないのだ。

という考えも無いわけではないが、一番はなるべく入玉を狙っていることを悟られたくないことだ。入玉ルートが見えるまではひっそりとし、道が拓けたらただ一直線に入玉に向かう。「あれ、もしかして入られる?」と思ったときには既に…というのが私の理想とする将棋だ。

またウォーズの10分切れ負けルールで指すときには、あえて相手より2分ほど持ち時間が少ない状態を維持するように意識している。よほど時間攻めを得意としている人以外、相手がじっくりした将棋だと自分もじっくりした将棋になりがちである。

そんなスローペースを意図的に作り上げ、残り3分を切ったあたり(相手はまだ5分ほど残った状態)から徐々にペースを上げていっても、相手はまだ余裕があるため長考する。そして1分を切ったところでノータイムで玉を前に出していくと、もう冷静ではいられずににあっさりと入玉を許してしまう。

いかがだっただろうか?私は普段こんなことを考えながら将棋を指している。しかしハッタリやブラフだけで乗り切ってるので、この記事を読んだあなたはもう私に負けないだろう(笑)

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