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第二期V竜王戦の決勝進出者

2月から始まりおよそ4ヶ月に及ぶ予選が終わり、残る9名によるV竜王への挑戦権争奪戦がいよいよ始まる。

ここで一度決勝トーナメントの出場者をおさらいしておこうと思う。

V-1組1位 はまブリ

第0期から通算3度目、V竜王のギア・マキナさんを除くと唯一の決勝トーナメント皆勤賞。
成績を見ると抜群の安定感があるものの、対局の内容を見ると実はギリギリの綱渡りで勝ち上がってきた対局が数多くある。

その中でも有名なのが第0期のAブロック決勝戦で、七ツ星北賽さんとの200手を超える熱戦は大会初日から4時間を超える配信時間となった。


今大会も決勝戦の鹿角ほたるさん戦で危うい場面があったもの、一回戦では公人直人さん、二回戦では川山一誠さんという強豪を撃破し、見事3期連続優勝で初の三番勝負進出、およびV竜王奪取を目指す。


V-2組2位 鹿角ほたる

大会には第0期からの皆勤参加で、V-1組からの陥落がない。

現V竜王であるギア・マキナさんはその圧倒的棋力をもって未だ無敗を貫いているものの、唯一敗北に近づけた棋士と言っても過言でもない戦いを行ったのが第0期

そしてもるすこちゃんとの死闘の末、日付が回って大会唯一の順延が発生したのが第一期ととにかくV竜王戦での伝説を多く残す。

また上でも述べたようにはまブリさんをあと一歩のところまで追いつめるも、30秒という短時間故に涙をのんだのは記憶に新しいだろう。
「ほたるの悔し涙かこの雨はー」


V-3組3位 公人直人

ご存知V竜王戦の主催。
今度こそダメかと思われるところから毎回這い上がってきて、前回に続き2期連続の決勝トーナメント出場を決める。

表の一回戦こそはまブリさんに負けはしたもの、裏街道にて前回の因縁があるかくきりこさん、川山一誠さんを撃破し、自力進出の最後のイスを手に入れる。

特に公式の舞台で川山一誠さんに勝利したことにより、俗に『二期メン』と呼ばれる中でも最強クラスも棋士となったのではないか。
座右の銘がこの男の強さを物語っていてカッコいい。

前回はV竜王挑戦の目前で敗れてしまったため今度こそ決めてほしい反面、そうなった場合私の配信負担が増すのが悩しいところ。


V-2組1位 電子れいず

前回の第一期V竜王戦から参戦していただき、将棋V全体の棋力向上に大きくかかわっているネコさん。

前回はV-4組優勝からの決勝トーナメント出場を決め、今回は特別昇級した2組からの優勝で2期連続の決勝行きを決める。

前回の決勝トーナメントでは最下層からのV竜王ドリームを狙っていたが、V-3組優勝の川山一誠さんとの死闘の末、粘りに屈してしまった。

第2期電迅戦という10秒将棋の大会ではギア・マキナさんに敗れるも、今度はV竜王を奪取してケモ耳論争に終止符を打ちたいところ。


V-2組2位 五反田えぬ

皆勤参加で第0期から注目を集めるものの、これまであとわずかのところで届かなかった。
今期は悲願の決勝トーナメント出場、および次期のV-1組昇級を手にした。

これまでのV竜王戦で彼女を破ってきた猛者は皆それぞれの事情故にVtuberを引退してしまったので、かつてのライバルの想いと共にV竜王まで連れて行ってほしいところ。

座右の銘がえぬちゃんらしく、個人的には出場者の中で一番のお気に入り。


V-3組1位 音無ちえる

第一期から参戦の体力無尽蔵お嬢様。
V棋戦至上2番目に長い対局記録の保持者。

この組は一番棋力が伯仲していると言われていたこともあり、どれも苦労して勝利をもぎ取ったという印象があるが、終わってみればやはり強かったとしか言葉が出てこない。

正直決勝トーナメントは地獄みたいなメンツばかりだが、同じくV-3組を戦ったライバルとして、ぜひ頑張ってほしい。


V-4組1位 香坂まくり

第四期V名人戦を無敗で走り切り、現在のV名人の座に就く最強ライダー

名前の通り不利になったとしてもそこからいつの間にか捲ってしまい、相手には再度捲らせないように辛い将棋で押し切る印象が強い。

電子れいずさん同様他者の棋力向上を行う配信や独自大会を開く配信も多く行い、ファンも多い。

今大会にて史上2人目となるV名人竜王の二冠を目指す。


V-5組1位 梨山海怜

V棋戦は今大会が初出場。

大会開始前から優勝候補筆頭に挙げられており、最多の15人という大人数のV-5組を圧倒的力で勝ち上がってきた。
前回電子れいずさんが逃したV竜王ドリームを実現できるか。

V棋戦の他LINEのオープンチャットで活動されている通称『ゆかなか』にも所属されており、そちらの大会でも圧倒的力を見せている模様。

ワイルドカード 川山一誠

前回の挑戦者がまさかの予選落ちかと思われたが、地獄の淵からよみがえったラストサムライ。
将棋だけでなく、くじ運でも粘り強さを見せつける。

最近将棋Vを知った人には馴染みが無いかもしれないが、私や公人さんと同じく通称『二期メン』で、その中でも最強クラスの実力の持ち主。
三番勝負があるV棋戦については歴代最多の挑戦回数を誇るも、すべてで跳ねのけられている無冠の帝王。

前期の決勝トーナメントではほぼすべての対局において絶望的な劣勢を覆しての挑戦権を獲得しており、V名人戦での対局も併せて「粘り強い将棋」と言えばこの人を推す人も多いだろう。

ワイルドカード故に最下層からのトーナメントとなるが、2連続での挑戦権獲得を期待したいところ。


以上歴代最強のメンバーが集まった決勝トーナメントをどうぞご期待ください!



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