戦いのなんとなく感覚②

第2弾ではそもそもなぜ私がこのような棋風になったのかをお話ししていこうと思う。

まず右玉をスタートの戦法にしてる時点でなかなかおかしいのだが、これは私の将棋の師匠からのとある言葉が影響している。

アマチュアの大会出場を目指して将棋を指していたがどうにも勝率が伸びなかったある日、私は師匠にある質問をしてみた。

「千日手ってなる度に先後入れ換えて、永遠に指し続けるんですか?」

「2連続で千日手になったら団体戦やとお互い0.5勝扱い、トーナメントやとクジで勝ちが決まる」

そこから私はどんな強豪相手にも運で勝てるように2連続千日手を意図的に狙う練習をした。そのときに右玉が最もしっくりきたのだ。

また入玉狙いになったのは一時期ハマったどうぶつしょうぎの影響が大きい。どうぶつしょうぎでは相手陣地の最奥にらいおん(玉のこと)が入るとトライ勝ちになるのが公式ルールで存在する。また12マスしかないどうぶつしょうぎの盤上で9マスを支配するらいおんの強さは壮大で、そこで玉捌きも身につけた。

また、迫りくる敵の駒をかわしつつ前進する術は難波の人混みで身につけた(笑)。人と人とが行き交う瞬間僅かに開かれるルート。それを見切って人混みを歩くうちに、自然と入玉へのルートが読むのではなく「視える」ようになってきた。

いかがだっただろうか?今回はタイトル通り本当に「なんとなく感覚」を紹介してきた。おそらく身になることは何も述べていないが、読み物として楽しんで頂ければ幸いだ。


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