見出し画像

2023/6/6 ジブリ

さっき『ハウルの動く城』を観た。初めて観た。

ジブリ作品、観ている作品と観ていない作品がバックリと別れていて、『千と千尋の神隠し』、『魔女の宅急便』、『もののけ姫』、『となりのトトロ』等は小さい頃から擦り切れる程観ているがその他は全然観ていない。

特に理由があるわけではないけど、ファンタジー色の強い作品は観てないことが多いな…。単純に家に上記作品以外のDVDが無かっただけな気もするが…。

『ハウルの動く城』を観た率直な感想としては「なんだかよく分からなかったが、面白かったな」だ。しかし、この感想はハウルに限らずジブリ…というか宮崎駿作品全般に言えるかもしれんなって思った。

彼の作品の設定の詰め込み具合はきっと凄いんだろうなって事は伝わってくる。でもそれが説明される事は殆ど無い。結局何だったんだろうと思うような事も沢山ある。

でもきっとそれが良いんだと思う。僕らは小さい頃観たものの記憶はどんどん薄れていく。それでもジブリ作品で見た強烈なワンシーンは全然忘れる事がない。

彼の作品では物語の内容や設定もだけど、“その瞬間“をとても大事にしているんだろうなって思う。そう考えると彼の作品はアニメというよりも、やはりとても映画的だなと思う。

『ハウルの動く城』でも、結局劇中の描写だけでは分からない事もたくさんある。きっと設定資料や原作を読めば分かるんだろう。でもそれよりも空を歩いた事、大きな城、ハウルの部屋、豪華な朝ごはん、星の湖や花畑、流星。そういった瞬間に何よりも感動するし、子供の心も打つのだろう。

勿論それは伝わろうが伝わらなかろうが、設定や意味を全力で詰め込む事で生まれる力なんだろうけどね。

今年の夏に宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が上映される……らしい。新情報が全部伏せられているので何も分からない。かなり挑戦的な戦略だ。この作品の上映までに、観れていないジブリ作品を観ておきたいものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?