2023/6/27 本当の話

「全部話すから、全部聞かせて。」

ずっとそう言いたいと思っている。

怖がられるだろうからしないけど、僕は本当は初対面の人に「今までどんな人生でしたか？今はどうですか？これから何をしたいですか？」と問い詰めたい。

どうやら人々は回り道をして、色んな気を遣いながらその事を話すらしい。というか、僕もそうしている。それが多分社会性というやつだから。

でも本当は直球で聞きたい。

どうやってここまで生きてきた？死にたい夜はあった？生きる喜びを知った朝はあった？今僕に対して何を思ってる？何を思わなかった？死んだらどうなると思う？

そんな、本当の話が好きだ。たくさん聞きたい。でも実は嘘の話も好き。

もし能力を得れるなら何が欲しい？もし世界が終わるとしたら最後に何がしたい？もし魔王軍の幹部になるならどの位置にいたい？もし今この世界がRPGだったらここでどんなイベントが起きると思う？

そんな、“ない“話も好きなんだ。でもこれを別に嘘だなーと思いながら話しているわけではない。先ほどは“嘘の話“と書いたが、僕は本気でこの話をしたいと思っている。だから嘘というのは少し違うのかもしれない。

つまり、本当の話も“ない“話も、同じくらい本気でしたいのだ。それが僕にとって何より重要だから。

僕は会話に置いて「格好をつけたい」という感情が全く無い。あなたが許してくれるなら、全部話すし、全部聞くつもりで目の前に座ってる。

でも別に無理強いしたいわけじゃない。話したくないなら何も話さなくて良いし、聞かれたくないなら、何も聞かない。それはそれで、きっと重要な事だと思うから。

でもどうか、上辺だけの会話はやめてほしい。魂の会話をしてほしい。いや、ごめん。やっぱ変だよね、去らないで。ごめんね…。