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2023/7/23 地球儀を回すように

・8時発のバスを予約していたが、完全に寝坊した。正確には5時過ぎに起きたが、「まだ寝れんジャーン」と思って二度寝してしまったが最後、起きたら7時50分で完全に間に合わない時間だった。こういう時、僕はめちゃくちゃ冷静になる。とりあえずキャンセルの電話して、一旦椅子に座る。茶を啜りながら新幹線の時間を調べ、ゆっくりとラジオを聴きながら駅に向かう。そう、遅れてしまったものは仕方がない。このペースで良い。

・流石にバスより新幹線の方が足は速く、想定以上に早い時間に京都に帰ってきた。人が多い。そういえば日曜日だった。

これ、マジで美味いです。

・実家に着くなり母にマンゴーを渡され、食べる。美味い。忘れちゃったけどなんちゃら島のちょっと良いマンゴーらしい。こういうのがパッと出てくるのが実家の凄いとこだよな〜と痛感する。普段果物とかマジで高すぎて買えないからな。猫は相変わらず全然久々感無く接してきて嬉しい。

・夕方まで時間が空くからどうしようかなって思ってたら友人らが『君たちはどう生きるか』を観に行くらしく、一緒に来る?と聞かれたので観に行った。以前観た時は結構微妙な印象だったが、アレから人と話したり主題歌を聴き込んだり色々考えているうちにもう一回観たくなってたので丁度良かった。

・2回目ともなると、どういう意図でこの描写をしたのかとか作劇の面白さとか台詞の意味とか色々解像度が上がっていて以前観た時よりかなり楽しく観ることが出来たし、終盤は感動した。というか、改めて主題歌の『地球儀』の歌詞を読むと本当に“まんま“な話だったな。

・宮崎駿は今作で自分のルーツや経験、人間関係、ジブリやアニメの世界の現状など色んなモノを見せてくれている。まさに扉を開け放っているように。空想の世界のイメージについて以前のnoteでは“セルフオマージュ“と書いたが、実際はもっと根源的なモノだったようだ。そうしたイメージ群は、自分もまたこの創作の世界の流れの中にいる1人の人間なのだよと教えてくれる。『君たちはどう生きるか』というより、『私はこう生きた』だな。まさに、あの本への解答のような映画だ。

・少年は石を持ち帰る。これは、自分が色んな作品から受け取ったものがあるように、君たちもまた自分の作品から何か受け取ってくれたら嬉しいな、と。そういう意志の事だと僕は思った。それはすぐに忘れてしまうようなモノかもしれないけれど、それでも、きっとその意志から始まる事もあるだろう。

・考察や意図の解体みたいなのって結構野暮な気がするな〜と思いつつ、やはり興味深い。そしてそういう風に考えると、とても良い映画だったように思える。でも、やっぱひとつの“映画“として観た時にはそんなに面白くはないな…という感想が自分の中にあるのも確かだ。勿論、面白さだけが映画の全てでは無い事は前提としてあるし、監督自身そういうモノを目指して作った映画では無いのだろうというのも分かるのだけどね。

・夕方になり、レストラン『菊水』の屋上でやってるビアガーデンに行った。昔から通るたびになんか良さそうだな〜と思ってた場所へようやく来ることが出来た。しかし、まだ夕方だったので非常に暑かった。

・ビアガーデンは料理がそんなに美味しくない、という噂を聞いていたのでかなり期待値下げていたが、思ってたよりは全然美味しかった。まさかサンドウィッチが出てくるとは思ってなかったけど。酒とサンドウィッチの組み合わせ、中々レアである。暑さも相まってすぐ酔いが回ってしまったな〜。もっと飲みたかった。

・酔った頭でアイスを買い、フラフラと鴨川沿いを歩く。やっぱいつでも座ったり寝転んだり出来る環境が繁華街ど真ん中にあるのは貴重だよな〜〜。夏の夕暮れも相まってとても綺麗だった。人は多かったけど。全然等間隔どころじゃなかった。

・街には祇園祭の余韻が残っていて、シャンシャンと鈴の音が聞こえる。サーティワンでアイス追加購入しちゃった。最高。明日お腹壊すかも。

・明日も良い京都に巡り会えるかな。おやすみなさい。

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