見出し画像

2024/3/17 コロコロコミック

この二日間京都に帰省して大学の先生の還暦祝いの会に参加したりしてました。その会はとても楽しかったし、有意義な会話も沢山出来たと思いますが、僕の心は今別のところにある…。

そう、『コロコロコミック』のもとに。

今現在、コロコロコミックのサイトで色んな作品が無料で読めるキャンペーンが行われている。

いつものように在来線でゆっくり時間をかけて京都に帰る道中、そういえばそんなキャンペーンもやっとるなと思いこのサイトを開いてみた。

昔読んでいた作品から、知らないものまで沢山…。その中で『ウソツキ!ゴクオーくん』という作品が目に止まった。「そういえばTwitterでフォローしてる人が推してた気がするな…」と思い、とりあえず最初の数話を読んでみた。

面白い。そしてとても読みやすい。流石コロコロ、子供でも分かるように丁寧に、かつテンポ良く物語が進む。ふむふむと思いながら読んでいたら、あっという間に京都に着いていた。そして気付いた。

いや、めっっっっちゃ面白いな!!!!普通に熱中して読んじゃってた!!!!めっちゃ面白いし、めっちゃ良い漫画だな!!!!!!!

確かに子供向けではある。しかし、子供騙しではない。浅はかで、感情的で、理屈的ではなく、時には嘘も吐き、裏切り…。それでも、反省してまた手を取り合える、そんな人間を全力で肯定する人間讃歌の物語だった。子供でも読める…というよりも、子供に読んで欲しいと思える漫画だった。

この漫画は一応ミステリー仕立てで構成されており、毎話何かしらの事件が起きてその度に悪知恵を働かそうとする子供達が出てくるんだけど、彼ら彼女らは主人公に悪事を暴かれ、裁かれた後も漫画内に出続ける。そうだよなって思った。友達についた嘘がバレても、そこで終わりじゃないからな。明日ってやってくるからな。

人外×人間モノとしても関係性萌えオタクとして最高最高最高だったし、絵も演出もちゃんと緊迫感あって超絶上手いし(たまにちょっと冨樫みさえあるクオリティだった)、とてもとても素晴らしい漫画でした…。

それで公開分読み終える頃にはもう名古屋に帰ってきてた。

家に帰り、もうひとつ気になってた『運命の巻戻士』という作品も読む事にした。12ヶ月連続アンケ1位を叩き出したらしい“ハードSFモノ“らしいとの事で、はたしてどんなもんかいな…という気持ちではあったが…。

やはり、面白い。いや、もう分かってたけどね。ゴクオーくん読んだ時点でコロコロ侮れねーとは思ってたから。

ゴクオーくんはなんだかんだで自分がコロコロ読んでた頃の名残みたいなのも感じて、愛らしい漫画だったけど、『巻戻士』に関してはもうね、思わず襟を正したくなるぐらいしっかりした“面白い漫画“だった。今の子こんなの読んでるんすか…?ってなるぐらい“ガチ“じゃん…。

かと言って、別に少年漫画をそのまま載せちゃってるわけじゃなくてちゃんとコロコロ読者向けにチューニングが合わせてあり、その上で圧倒的“傑作“の力量を見せてる…。

いや、もうね、別に言う事ないです。完璧に面白いので読んでください。このキャンペーンは今日の23:59までらしいですけど、巻戻士に関しては全然公開分読み切れる量やと思います。僕は単行本買おうと心に決めました。是非お願いします。

はーーー、ずっと漫画読んでたな。

おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?