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ワクチンについて現時点で集めた情報のまとめ2 3回目以降は?

前回の続き。


2回接種者は、一定期間後に、未接種者よりもむしろ感染しやすくなってしまう。
厚労省が発表する日本の現実の数字と、海外で発表されたいくつもの論文がピッタリ結果が合致してしまうのだから、これはもう認めるしかない。ここに「デマだ!」「陰謀論だ!」と難癖つけるのはさすがに無理があるだろう。

では、3回接種者はどうなのか? について。

これも、前回に引き続き前衆議院議員の青山雅幸さんが作成されたグラフを見るとわかりやすい。

すみません画像拝借します。

7/1から7/17までの、厚労省発表の10万人あたり陽性者数。を、数字そのままで青山さんの自由共和党がグラフ化したもの。
これだけ見ると、3回接種者は感染率が低いように見える。ワクチンの感染防止効果が、そこそこ発揮されているように見える。
いや、見えないか……。まあ50代と若者では、発揮されているように見える!

ところが、青山さんがTweetされているように、3ヶ月さかのぼった4月11日からの週のデータと比べてみると、傾向がよくわかる。

青山まさゆきさん(自由共和党)が厚労省データをグラフ化した画像をお借りしています


左右見比べて、気付くと思う。
3回接種者が、すごい追い上げを見せているのである。全世代で。

それどころか、7月の数字ですでに、40代60代では未接種者よりも3回接種者の方が10万人あたり陽性者が多く……感染しやすくなっている。
4月、多くの人が3回目を打ったばかりの時にはそこそこの感染防止効果はあったのに、今ではもう未接種者と3回接種者は、たいして変わらない感染率になっている。
10代だけまだ差が付いているのは、接種が遅かったからであろう。
※一般の3回目接種のピークは2022年の2月と3月。10代の接種は4月から。参考:チャートで見る日本の接種状況コロナワクチン 新型コロナウイルスワクチンの追加接種(3回目接種)について(新宿区)

なお、この推移からも、ワク推進派の専門家さんが苦しげに言う「ワクチンを打った人は安心してリスク行動を取るから感染率が上がるんだ!」が筋が通っていないことがわかる。
もし彼らの言う通りだとすれば、「ワクチンを2回打ったら打った直後はみんな一斉にビクビクして自粛して、時が経つにつれ全世代一斉に安心してリスク行動を取るようになる。しかし3回目を打ったらまた全世代一斉にビクビクして自粛して、また時が経つにつれ一斉に安心してリスク行動を取るようになる」という無理のありすぎる傾向が日本人均一にあるということになる。4回目も5回目も、ワクチンを打つごとに「ビクビク→強気」を繰り返すのだ。
そんなありえない設定を、国立感染研にも「そんな傾向はない」とズバリ否定されているのに、自説を修正するのがイヤだからってねつ造する専門家とやらは一体なんの専門家なんだろうか?
きっと今そういうことをしている人は、過去の研究でも同じようなことをして来たのだろうな。「ごめんなさい、現実を見ると自分の理論は違っていたようなので、修正しますね」と謝れる人なら、「ああこの人は誠実な人だな。じゃあ過去の研究も誠実にやって来たのだろうな」と信用できる。けど逆の人は、過去のキャリアも全部信用できなくなる。

話を戻して、4月から7月で、3回接種者の感染数がどのように変化しているかを見れば、「この後どうなるか」も容易に推測できるのではないか。

私は、2回目と同じことが繰り返されるだけだと思う。
ここから3回接種者が奇跡の挽回を見せ、半年経ってから感染防止効果を取り戻し感染者の割合が激減、なんてことに、絶対にならないとは言い切れないが、普通に考えたらないのではないか。
ちなみに現状で最新の、8/1~8/7のデータ。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000977539.pdf

40代はますます差が開き、30代も逆転。どちらも3回接種者の方が未接種者よりも10万人あたり陽性者が多くなっている。

今はほとんどの世代で、ワクチンを2回ないし3回打った人の方が、未接種者よりも感染しやすい、感染を広めやすいということになる。
しかし実際に「感染を広げる反社」として差別を受け叩かれるのは未接種者である。事実と真逆である。論理というものはどこに行ったのだろうか。日本人は論理も倫理も捨てたのかな?

このまま行くと、というか現時点ですでに一部年代では、ブースター接種者(いわゆる完全接種者とやら)ですら未接種者よりも感染しやすくなっている。

では、4回目を打てばいいじゃないか。
そうだ、そうである。
前回打ったワクチンの効果が消え、マイナスになる前に次を打てばいいのである。
そうすればまた「コロナに感染しにくい体」が得られるのだ!! 感染を広げにくい方の、正義のポジションに戻れるのだ!! 堂々と未接種者を差別できるようになるのだ!!!

そこで、この毎日新聞の記事をどうぞ。
ファイザー製ワクチンの4回目接種、予防効果は「一時的」

これも有料記事であるが、肝心なところは読めると思う。
「4回目接種をするとオミクロン株に対する感染予防効果が一時高まるが、その後は急に弱まるとの研究結果をイスラエル工科大などのチームが5日発表した。」
世界で一番早くワクチンを打ち始めたイスラエルの研究では、4回接種から、2ヶ月後にほぼ3回接種と同じ程度まで感染防止効果が落ちるという。

では、感染防止効果が落ちる前に、5回目を打てばいいのだ!! そして5回目を打ったらすぐ6回目を打つのだっ!!!

でも6回打ってもかかってしまったタイの保健相。


ここまでの情報を総合すれば、mRNAワクチンを打つと、「接種後一定期間はたしかに感染しにくくなる。ただし一定期間経つと元に戻る。そしてやがて、むしろ感染しやすくなる」ということが結論として確定すると思う。
ちなみに今回の記事ではなく、この次の記事ではもっと強固に確定する。ので引き続き読んでね。

しかし、こんな結果になったら、厚労省は困るのではないだろうか? 日本政府も首相もワクチン大臣も知事のみなさんも、困るのではないだろうか?
だって、「ワクチンを打てば周りの人を守れます」「思いやりワクチン」の大義名分で国民1億人にひたすら接種を勧め続けて来たのだから。ワクチンパスポートもどきのような明らかな差別行為も、「公衆衛生のためには仕方ないのだ」で許容して来たのだから。
今さら、「しばらくしたら効果がひっくり返ります」なんて立場的に言うわけにはいかないのではないか?

と思ったら、厚労省は我々平民ではとても想像の及ばない、必殺の方策を繰り出して来た。

なんと、陽性者のワクチン接種回数の報告を、不要にするという。
つまり、陽性者のうちワクチン未接種者が何人で、2回接種が何人で3回接種者は何人という、カウントをやめるということだ。

厚労省、新型コロナ発生届を簡略化 医療機関や保健所の負担軽減で


そ、その手があったか……。

たしかに、2回接種者が最も感染しやすい、そしてこの調子でいけば3回接種者がトップに躍り出そうだという、こんなデータを国民に発表し続けるのはまずい。改ざんしてごまかしてたけど、それもバレた。
じゃあ、発表をやめよう。発表しないために、そもそも報告しなくていいことにしよう。「現場の負担だから」ということにして。報告されなければ発表しなくて済むのだから。そしたら3回接種が最高の感染率になったとしてもバレないから。

やっぱり一流大学を出ている官僚さんは違うなあ……。
追い込まれた場面で一発逆転の秘策を編み出し、さらにそれを躊躇なく実行する力……。我々庶民の想像を常に超えてくる。これがエリートか。

もちろん、「バレたくないから発表やめる」というのは私の推測であり、現場の人は絶対「そんな理由じゃねーよ!!」と言うだろう。
でも今まで厚労省がワクを有効に見せるためになにをやって来たか振り返れば、そう考えるのが自然である。「現場の負担」とか考えるような人々だったら、とっくに感染症法上の分類を見直して全陽性者および濃厚接触者の追跡などをやめているはずである。1年前にすでに保健所の人は過労死しそうだったんだから。でもなにもしなかったでしょう。現場の負担とかどうでもいいくせに。

しかし接種回数のカウントをやめるということはつまり、これから子供に1回目2回目3回目、大人に4回目5回目打とうとしているワクチン、日本で(世界でも)初めて使われるワクチンを、日本人に対して果たして本当に効果があるのかないのかを調べないまま4回も5回も打たせ続けるということになる。
「何回打った人はどれくらいかかりやすく、どれくらいの症状になるか」を調べないとすれば、ワクチンの効果が一切わからないということではないか。効果を調べないのに「周りの人のために打ちましょう」「ワクチンを打てば重症化が予防できます」と言って打たせ続けるのだろうか? 
それとも、政府の息がかかったなんとか大学研究室が少ないサンプル数で出したデータをもとに「見てください研究ではワクチン有効というデータが出ています! エビデンスばっちりです!!」とやるのだろうか。

「やっぱり実際はちょっと違ってました」「その気はなかったですけど結果的にウソついてました」「ちょっと方向を修正しましょう」「ごめんなさい」と、言うことはそんなに難しいことなのだろうか? 全国民を欺き続けて何兆円も無駄にして効果も不明な新しい薬品を国民の体内に注入し続けることよりも、「ちょっと間違いがあったので修正しますね」とひとこと言うことが、そんなに難しいのだろうか。

このパターン、実は日本だけではないようで、デンマークでも日本より数ヶ月早く「あれ、なんかワクチン打った方が感染してるぞ……」→「やばい、数えるの中止だ!!」となったそう。
それを知った時に、私はこのようなTweetをしてしまった。


よりハッキリと「3回接種者が最も感染している」という結果が出ているデンマークは、4月で接種回数別のデータを出すのをやめたそうだ。

しかし、私は後ほど、デンマークの保健省を茶化すようなことを書いてしまったことを反省した。
私は安易に「なんだ、結局国のやることはどこも同じかよ……どの国も間違いは認められず隠蔽か……」と思ってしまったのだが、よくよく情報を追ってみると、デンマークと日本の対応は少し違っていたのだ。


少なくとも、デンマークは子供への接種は中止することを決め、しかも保険当局の責任者が「今まで子供に打たせてしまったのは正しい判断ではなかった」と、認めたというのだ。

情報の出所を確認してみようと、元リンクを辿ってみた。
こちらの記事だ。「Set i bakspejlet fik vi ikke meget ud af at vaccinere børnene, erkender Brostrøm」

読めない……。
Google翻訳してみると、表題が「振り返ってみると、子どもたちにワクチンを接種してもあまり効果がなかった、とBrostrøm氏は認めています」
動画で喋っているのは、たしかにデンマークのワクチン政策の責任者である。このテレビ朝日の動画、「デンマーク政府がアストラゼネカ製のワクチン接種を中止すると発表する(の最中になぜか隣の人が倒れる)」で喋っているのと同じ人。デンマーク国家保健委員会最高経営責任者のSøren Brostrøm氏である。

これもGoogle翻訳だよりだが、「子供にワクチンを接種したのは間違いではなかったか?」と聞かれ、彼は「私たちが今日知っていることで、はい。そのとき私たちが知っていたことでは、ノーだった」と答えている。
「今思えば間違っていた」ということだ。
一応「当時の判断としては仕方なかったんだ」というエクスキューズは入れるものの、それでも「今考えると間違っていた」と、政府のワクチン政策の責任者が認めてしまえるって、すごいことではないか? 普通かもしれないが日本から見るとすごく思える。
しかも実際に子供(18歳未満)への接種は中止している。動画にあるように、アストラゼネカのワクチンは全世代で中止を決定している。日本が台湾に大量にプレゼントしたアストラゼネカワクチンを……。

ワクチンだけでなくコロナへの対応全般がそうだが、ヨーロッパの国々の「途中で『あれ、おかしいぞ』となった時に方向をちゃんと修正できる」、この柔軟さはなんなんだろうか?
一方で日本は、絶対に引き返さない。取り返しのつかない悲劇が起こるまでなにがなんでも修正しない。原爆を落とされるくらいの破滅的な現実を突きつけられない限り、めくらめっぽう進み続ける。昔も今も。
日本ではつい先日、5歳から11歳の子供に対しても「接種を受けるよう努めなければならない」という努力義務が課されることが決まった。「今の知見では、子供に接種したのは間違いであった。今後は中止する」とデンマークでは発表されている同じワクチンを。
どっちの国が信用できると思います?

では重症化予防について検討する次回に続く↓。


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