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分かった気がする『一週間de資本論』(NHKオンデマンド)

2010年放送された4回シリーズ。
資本論の原書はムリそーってことで簡単な解説本は読んだことありました。この番組見てやっと少し理解できた気がします。

各回、前半はマルクス研究者の的場昭弘さんが資本論の大筋を説明し、後半は毎回経済専門家が登場して議論します。そのやり取りの中で資本論の本質が見えてきました。

ゲストで特に印象に残ったのは4回目の田中直毅さん。マルクス批判(マルクス嫌い?)が厳しくてビックリ!資本論はアダムスミスの理論の焼き直しに過ぎない。ただ表現を過激にして虐げられた人々に受け入れられただけだと。マルクスが予言?した来たる社会変革も机上の空論だと。

【私の感じたこと】
マルクスは資本主義社会での商品の交換価値は基本的に生産コストの積み上げ(労働力含めて)で考えていました。プレミアム(ブランド)価値を除外して考えていた。
それに対し現代はマーケティングによる差別化やブランド化で利益確保を狙っているのが一般的。(過剰生産気味なので)
こう考えると当時と現代の経済活動は大きく変化したことは当たり前ですが認識しておく必要がありますね。