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読書レポ『桜守』水上勉著

各地で桜が咲き始めましたね〜。

桜で思い出したのがこちら、桜の名木を愛し守り続けた植木職人と、全財産を桜の名木に注ぎ込んだ資産家の人生を描く小説です。
古代から日本の伝統の中で守られてきた様々な品種の桜の名木は、江戸末期からソメイヨシノが全国に広がったため、段々と省みられなくなりました。

その流れをなんとか食い止めようとした人々がいました。時代は大戦前から高度成長期前夜にかけての話ですが、日本伝統文化が日本人の日常生活から締め出されていった時代を象徴するストーリーです。
京都の北嵯峨の有名な桜専門園芸屋が出てきますが、これは大覚寺の近く広沢の池沿いにあり、今も桜の名所として有名です。

作品に出てくる京都の桜専門園芸店は植藤園芸店みたいです。
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