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「でもね、恐山さんの教養ジョーク、私にならわかるよ」

わたし……もしかしたら……私より頭のいい眼鏡が………すき……………?????(抜けているところがあるとなお良い)

2019.11.25.7:45 (私のある日のツイート 鍵アカウントのため引用)


 私、ダ・ヴィンチ・恐山さん(品田遊さんともいうけれども私はいつも恐山さんと呼んでいる)が推しなんですよね。すごくすごく好き。3次元の人が推しになった経験、全くなくて、恐山さんが「初めて」なんですけど、すごいですね。生きてるってすごい。コンテンツが豊富すぎる。恐山さんはインターネットの住人さんなので、インターネットで会えちゃうんですねこれが。すごい。インターネット環境があればいつでも会える推し。

 恐山さんのどこが好きかというと――まあ「恐山さん」が好きなのでそもそも「好きなところ」というものが存在しないのだが――「『頭がいい』『知識人』な恐山さん、を、『理解』できる私」になれる、という点が挙げられる。このnoteを書こうと思ったきっかけの記事が以下の通り。

 恐山さんは私の推しなのでもちろんウロマガ(恐山さんの有料note。日記?エッセイ?雑記?)を購読しているのですが、この記事のですね、

・弊社の社長が絶賛している、東急ストアのサーモン丼。初めて食べたけど、たしかに値段に対しての美味しさがすごい。社長は最近これを毎食のように食べているばかりか、東急ストアのさまざまな店舗を回って味比べをしている。「なんだかんだで中目黒店のサーモン丼が一番おいしい」と言っていた。落語の殿様か?

 ここの、

落語の殿様か?

 ここ。

 ここに私はびっくりしたわけです。え????これ、わかる人、この記事読んでる何%????というかなぜ恐山さんが知っているの????混乱。恐山さんの専門領域の知識じゃないでしょこれ。「落語の殿様か?」でわかるように、これは落語「目黒のサンマ」を用いて社長をいじっているのだ。

 落語、しかも内容まで知った上で、さらっと解説もなしに日記に載せちゃう?「時そば」とか「寿限無」とかならまだわかるけども。

 でもここで私はにやっとするのだ。「でも、私ならわかる」。恐山さんの容赦ない教養ジョーク、私にならわかる。この高揚感。恐山さんの知識に触れるだけで、まるで私に教養があるかのように思わせてくれるのだ。インスタント有能感。ほわわん。恐山さんの教養ジョーク、私にならわかるよ。ほわわわん。そうしてもっと恐山さんが好きになる。たくさんの知識と教養をみせつけられる。私はそれを見つけて「理解」する。ほわわわわん。

 でも私は恐山さんよりも知識がないことを知っている。ただ与えられているものを受け取り「理解」するだけの読み手だということを、私は理解している。し、それを前提にして私は恐山さんのことが好きなのだ。だから私は、「私は私より頭のいい眼鏡がすき」(ちなみに眼鏡はただの性癖)。ほわわん。今日も恐山さんのウロマガを読んでほわわんとしている。はあ。推しです。

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