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今からでも間に合う!「うたごえはミルフィーユ」を知ってくれ!

 TL上で覇権コンテンツ(予定)だと言い合っていたら本当にその兆しが見えてきて変な汗をかきました。

 本記事は、2024/08/30 ~ 09/01に開催されたAnimelo Summer Live 2024 -Stargazer-や、発表された新ユニットをきっかけに「うたごえはミルフィーユ」に興味を持った方に向けた紹介記事のようなものです。意外と間口が広いコンテンツなので、何から見ればいいのかと迷っている方の疑問解消の一助になればと思います。
 うたごえはミルフィーユというコンテンツの名前を聞いたことがある人もない人も、少しだけお時間をいただけると幸いです。



そもそも「うたごえはミルフィーユ」ってどんなコンテンツ?

アカペラ × 女子高生 × コンプレックス
自らの声を楽器として、
複数人の声だけで織り成す音楽「アカペラ」。
肉声同士をぶつけ合うため、
何より調和とコミュニケーションが大切な
アカペラを題材に、
女子高生たちの青春と日常を
アカペラ初心者の声優陣の成長と共に描く
音楽プロジェクト。

うたごえはミルフィーユ INTRODUCTION

各種公式アカウント
公式HP:https://utamille.com
Twitter:https://x.com/utamille
Instagram:https://www.instagram.com/utamille/
TikTok:https://www.tiktok.com/@utamille

 

 うたごえはミルフィーユ(以下うたミル)は、2022年4月に発表されたアカペラを取り扱ったプロジェクトです。プロジェクトの始動から約2年半の中で、Youtubeでの展開(動画投稿や生放送)を中心にさまざまな活動を続けていますが、その中でもINTRODUCTIONにもある通り

① キャラクターが中心となるオーディオドラマ
② 彼女たちを演じる声優によるアカペラ歌唱


が大きな軸となっています。本記事では、もう少し分けて5種類の入り口を紹介していきますので、自分の好みに合った・気になるところから触れていただければと思います。




① オーディオドラマ

 うたミルの核をなす部分のひとつである、「さまざまなコンプレックスを抱えた女子高生たちがアカペラを通じて関わりを持ち、成長していく姿を描いたストーリー」です。以下があらすじとなります。

あらすじ

高校1年生、小牧嬉歌(こまきうた)。歌うことが大好きだけど、極度の人見知りで、ヘタレで、チキン。高校デビューで軽音部に入ろうとするも、キラキラした部員たちのオーラに怯え、入部届けを出せずにいた。

失意の中、部長・古城愛莉(こじょうあいり)からアカペラ部の誘いを受けることに……。

よくいえば個性豊かで、悪く言えば変な人たちの揃ったアカペラ部。ちょっと地味でも、マイナーでも、キラキラしていなくても、声と声で繋がる、そこにしかない青春があった。

うたごえはミルフィーユ INTRODUCTION

 オーディオドラマは、2024年8月末時点でキャラ紹介(自己紹介)6本、本編19本、特別編8本の計33本が投稿されています。キャラ紹介ドラマで登場人物の人となりをなんとなく知り、本編→特別編を見るという素直な順でOKです。長くても1本10分程度のボリュームなので、仮に全部通しで見ても5時間強で追いつけます。画面に出てくるのはキャラクターの立ち絵と台詞ウィンドウのみのため、流し聴きが可能というお手軽さも嬉しいポイントではないでしょうか。

自己紹介動画
本編の一場面

 脚本を手掛けるのは山中拓也さん。皆さんご存じ「Caligula2」や、視聴者参加型の音楽コンテンツ「MILGRAM(ミルグラム)」、アイドリッシュセブン内イベント「ダンスマカブル」などをこれまでに担当されています。彼のシナリオは、脚色されない人間の繊細な心情や関わり方、「誰かにとっての普通は別のだれかにとっての苦痛」といったある種の生きづらさに誠実な寄り添い方をするという色があると個人的に感じているのですが、この色がうたミルにおいても発揮されています。アカペラというコミュニケーションを通じて、関わり方や距離感が変わっていくのを感じ取れるというのがうたミルのシナリオの魅力だと思っています。
 キャラクターデザインはチェリ子さん。第28回電撃大賞にて電撃イラスト大賞を受賞され、AI歌唱ソフト「VoiSona 知声」のデザインやプロジェクトセカイをはじめ多数のMVイラストを手掛けるイラストレーターです。チェリ子さんの描かれるイラストの表情と色遣いがめっちゃくちゃ好きなんですよね。1周年の時に投稿されたファンアートの嬉歌ちゃんが素晴らしいので遡って見てください。

 そして、自己紹介動画のキャプチャでお気づきの方もいるかもしれませんが、誕生花と花言葉が設定されているのも大きなポイントです。これはうたミルが、というよりは各人に誕生花と花言葉が設定されているのが山中さんのコンテンツの特徴のひとつというのが近いかもしれません。(気になる方は彼のTwitter個人アカウントで「誕生花」と検索してみてください。)
花言葉というのは必ずしも一意に決まっているわけではなく、ひとつの花に対して複数の言葉が付けられていることがあります。ではなぜ幾つもある中からこの花言葉が設定されたのか?という解釈や予想の余地をこちらに与えてくれるため、オーディオドラマを聴く中でよりキャラクターにのめり込むことが出来ます。

 もちろん、主題に据えているということもあり劇中で触れられるアカペラ要素も濃厚で、アカペラってどういうもの?という話やパートごとの特徴や練習、使う機器についてまでその話題は様々です。私は大学生時代アカペラサークルに所属していたのですが、馴染みのある道具が変な笛呼ばわりされて爆笑していました。ただ、アカペラ未経験の子が多くレクチャーの描写が挟まるため、視聴者側でも前提知識は特に必要なく楽しめる内容だと思います。

とりあえず#2まで見てほしい。

変な笛部ではない

 本編の更新は不定期で1年ほど止まってしまっていますが、09/01に突如として発表された新ユニットのことも考えると、そろそろ何かしらの動きがあるかもしれません。あってほしい。


② アカペラ歌唱

迷ったらとりあえずこれから見ておけば間違いはないと思います。
 うたミルのもうひとつの核となっている、キャラクターを演じる声優6名による歌唱です。よく考えると、声を生業とする方々のアカペラってものすごく贅沢なのでは……?
 こちらは2024年8月末時点でオリジナル楽曲のMVが4曲、カバー楽曲のMVが5曲投稿されています。MVがない最新シングルの収録曲を含めるとそれぞれ1曲ずつ増えます。オーディオドラマと違って好きな順に見ても問題はないかと。強いて言うならば、誰がどのパートを担当しているのかが分かりやすい「ガーネット」「夢見る 15歳」「世界は恋に落ちている」の3曲がお勧めでしょうか。

 意図せずカバー楽曲ばかりがお勧めに挙がってしまいましたが、オリジナル楽曲も引けを取りません。特に「うたごえハイシックス」は理想的なキャラクターの自己紹介ソング的な立ち位置でありつつも、うたミルの活動を追う上では外すことのできない大切な楽曲だと思います。アカペラバージョンのMVが投稿されていないのが本当に惜しいのでいつかされてほしい。

 アカペラ未経験からスタートしたプロジェクトですが、いちばん初めの「ガーネット」から回を重ねるごとに上達と成長を続け、今ではハモネプの全国大会まで駒を進めたりと頭角を現しています。特にリズム隊(ベース、パーカス)の成長速度が目覚ましく、「夢見る 15歳」を見たときは本当に驚きました。

 とにかく気になった楽曲から視聴してみて、このコンテンツの誇る”強み”をぜひ一度体験してほしいと思います。

 ちなみに、ガーネットの動画冒頭で使われているのが「変な笛」ことピッチパイプです。



(09/15追記)
 新ユニット「𝘗𝘢𝘳𝘢𝘣𝘰𝘭𝘢」について、11/20発売の1st Singleの予告も公開されました。
 オリジナル楽曲(と思われる)「BRAIN HACK」とカバー枠でYOASOBIの「勇者」が収録されています。このコンテンツAyaseのこと好きすぎるかもしれない。通例で行くと、このCDに関してもリリースイベントがあるんじゃないかな……と思っていますが、面子が面子なので確定はできない気がします。そのうち試聴動画も来ると思うので今から楽しみですね。


③ ドキュメンタリー・生放送

 ここから入る人はあまりいない気はしますが
 まずドキュメンタリーは、レッスンやレコーディングといった裏側の活動に焦点を当てた部分になります。2024年8月末時点で32本の動画が投稿されています。新曲のレッスン系とハモネプ出演に至るまでの回は必見です。過去に開催されたイベントの回やキャスト紹介の動画なんかもあるため、声優さんをメインに雰囲気を掴みたいという方はここから見るのもアリかもしれません。


 生放送は読んで字の如く、リアルタイムでお届けする配信です。【ペア生放送】と称される一部メンバー出演の回と、全員出演回の2種類が存在し不定期に開催されます。おたよりを紹介したり企画をやったり、新情報が出たりと一般的なやつと言えば伝わるかと思います。
次回の放送は09/15(日)です。


④ リアルイベント

 うたミルでは定期的にライブやファンミーティング、リリースイベントといったリアルイベントを開催しています。イベント内でも、ものによってはアカペラ歌唱のコーナーがあったり、特別編と称したオーディオドラマのパートがあったりと見所も盛り沢山です。何より(今のところはまだ)チケットを取りやすいのが本当に素晴らしい。
 直近だと09/22に東京証券会館にてファンミーティングが開催予定です。チケットも一般販売中なので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

(09/15追記)
 生放送にて、4thイベントの開催も発表されました。
イイノホールにて12/22(日)開催です。昼、夜の2部制なので、こちらも興味のある方は申し込んでみてはいかがでしょうか。


⑤ アニメ

 2025年に放送ということ以外、5分アニメなのか30分アニメなのか、地上波なのかそうじゃないのかも不明!私も知りたい!!
 
この項目については、放送が始まったら加筆しようと思います。入り口って書いたのに何の情報もないな……。とはいえ、「アニメ」という大きな機会がきっかけとなって、うたミルがもっと多くの人に知られると良いなという期待感を持って楽しみにしています。



 

 いくつか簡単に紹介させていただきましたが、気になるものはあったでしょうか。常に「今ならまだ古参名乗れるから!」とか「追いつくなら今!」とか胡乱な主張をフォロワーとともに続けてきましたが、新ユニットの登場にアニメ化とこれからいっそう勢いづいていくことが予想される今こそ、うたミルに触れてみる絶好の機会だと思います。今回ばかりは本気も本気、大マジです。ミルふぁむは嘘をつきません。


 この記事では紹介しきれなかったコンテンツや話もまだまだありますので、少しでも興味がある方は一度触れてみて、あわよくば一緒にうたミルを応援していってくれるようになれば良いなと……!
 最後に、もう少し深入りした話をしているフォロワーの記事を紹介して終わろうと思います。こちらで紹介する許可を快くくれたツナ缶さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。

 気になる点やご指摘などございましたら、私のXのアカウントまでご連絡いただければと。お読みいただきありがとうございました!

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