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ひとりの贅沢、みんなの尊さ

先日一人で金沢に旅行に行ってきました。

何日も前から細かく細かく日程を立てて、予約をして、工程を考えてウキウキの日々を経て迎えた旅行当日。

午後に到着、昼下がりの兼六園を堪能し、夜は金沢に配属された大学時代の友達と再会してよき夜、、、

二泊目は加賀温泉まで足をのばしてゆっくりまったり。

21世紀美術館にも行き、近江町市場で大好物のカニをビールと一緒に幸せなマリアージュを楽しんだ。


そんな感じで、自分の行きたいところはぜーんぶ回ったし、(ひがし茶屋街もにし茶屋街も行った)食べたいものも全部食べた。

新幹線の中では本を読んだり勉強をしたり。温泉に浸かりながらちょっと将来のことを考えたり。

二泊三日、誰からも邪魔されず本当に贅沢な時間を過ごした。

1番効率のいい周り方をして、無駄もなく、全てクリアできた。



けど、
なんとなく味気ないこの気持ち。

ゲームをクリアした後、それまで夢中になって試行錯誤を重ねたそれには興味がなくなってしまうような気持ち。


ひとり旅には遅刻して時間を狂わせてくるものも、ここもうちょっとみたい〜と予定を狂わせるものも、「あれを忘れた!」と私を狂わせるものもいない。


だけどどうしてだろう。
予想外がないっていうのは張り合いがない。


3年前、女子4人で行った宮古島では予想外ばっかりだった。

野犬に追われる。車中泊する。車をぶつける。飛行機の荷物の重さがギリギリだから着込みまくる。など。


その時のドキドキした気持ち、気まずい気持ち、ちょっと不安な気持ち。

予想外が、その時感じた感情を思い出す栞になっていた。


最終日前夜の夜。酔っ払ってみんなでみんなのいいところを言い合って、なんかちょっと涙流してて。(この後野犬に追われて車中泊する)
そんなこともみんなで行く非日常の旅行だったから生まれた出来事。心地よい南国の雰囲気の中で、友達に恵まれていることをこの上なく実感した。

その時渡した、もらった言葉はいくら酔ってたって今でも大事な大事な宝物。


1人で行く旅、みんなで行く旅、どちらもとても幸せなもの。



私はきっとこれからも

ひとりで、
みんなで、
旅をしたい。



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