季語で遊ぶワークショップに参加したよ

先日 とつきさんの #季語で遊ぶワークショップ オンラインverに参加しました。
とても楽しかったので感想を残しておきます。

主催のとつきさんのnoteはこちら。

俳句は写真に似ている

とつきさんから「俳句は写真に似ている」と教えていただき、私も短歌は写真に似ているな〜と以前から思っていたのですが、俳句は短いだけあってよりその”瞬間”にフォーカスしていると感じました。
私は人が写真を撮っている瞬間を見るのが好きなのですが、

今綺麗と思ったんだなってのがいいよね

俳句ってそんな感じかもな〜。思っていたより瞬間的というか、ぱっと味わえるものでした。

好きな季語を書き出すワーク

好きな季節である夏から選びました。

夏めく・夏の果（はて、夏の終わりのこと）・冷し瓜・麦茶・ソーダ水・夏燈・夏座敷（風鈴や簾をつけて涼しくした部屋）・白玉・ギヤマン・夜店・昼寝

涼し気な色合いが見えてくるよう。あと透明感もある。
短い言葉をピックアップしただけなのに、pinterestで好きな写真を集めたイメージボードを見ているような気持ちに。え〜！楽しい！！と感じました。イベント関係なく普段からやってみたい。い、癒やされる……

こんなイメージ

とつきさんからは、ノスタルジー、おばあちゃん家みたいな懐かしい情景……とコメントをもらいました。まさにそんなイメージ。

エモアイテムに合う季語と俳句を書き出すワーク

私が選んだエモアイテムはこちら。miumiuの靴です。
自問自答ファッションに取り組んでから購入した靴です。黒いので夜や星、地面あたりのワードを書き出そうかな〜と探していました。

私が靴に選んだ俳句はこちら。

「恋文のごとき遺言星月夜 / 高野虹子」（季語：星月夜）

そして候補にしていたのはこちら

「星流る疑ふこともなく生きて / 山口青邨」（季語：流星）
「星一つ命燃えつつ流れけり / 高浜虚子」（季語：流星）
「冬の星らんらんたるを恐れけり / 富安風生」（季語：冬の星）

いや急なメメントモリ感……！夏の季語ののどかさどこ行った？
星にまつわる句を選んでいるから「命」に関わる句が多いのですが、その中でも「命を燃やして生きる」とか「突きつけられる」みたいなニュアンスが含まれているものに惹かれました。

↓この段落はワークショップの内容とは直接関係がなく、私が思ったことです

私ってアイテムに対してそう思っていたんだ……！

靴がわが家に来てから半年が経ち。靴を履くことにも、玄関に靴があることにも慣れてきていました。たまにamazonの空き箱の下にいて救出したりとか。
でもまだまだ、私の靴は私に対して「その生き方でいいんかい？」と突きつけてくる存在だったし、私も「よく生きる」をやりたいんだなぁと実感したように思います。
メメントモリ的なことも、ちょっとそれを抱えながら生きるのはしんどいよ〜と思ったりもしていたのですが、私ってそうだったわ……！と思い返すことに。

ワークショップ中のメモ。右上にワンピースのロビンのセリフ的なものがあるのですが、ミリしらな為全部に濁点がついていました（お好きな方すみません）

自分に「似合う」が最近やっとわかってきて、自分には少し靴がかっこよすぎるか？強すぎるか？という思いも出てきていたのですが、強くてかっこいいからこそ、私に問いかけてくれる存在なのかも……としっくりきました。

そして「軽さ」（ある種の適当さ）を信条にしている私ですが、ちゃんと靴に思い入れや感情があったのね……！なんなら激重感情あるね。と思ったのでした。

おわりに

ご一緒だった方々

とつきさん…自己紹介の時点からもう面白く、心を掴まれていました。資料もわかりやすく、とても感謝です！
智秋さん…フードやお花のスタイリングが素敵で以前から写真を見させてもらっていました。エモアイテムと短歌とのマッチにびっくりしました★
西日さん…サイレントもぐらさん。選ぶワードが本当にかっこいい！そして西日さんのエモアイテムともぴったり。

お話出来て嬉しかったです。

俳句の意味が全部わからなくてもいいんだ、なんか好き！でいいんだ、とハードルもぐっと下がり、新しい楽しさを知ったように思います。ありがとうございました。