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夢見るそれいゆ 109

誰かに頭を優しく撫でられた気がして、私は目を覚ました。
しかし、部屋には誰もいなかった。

窓から外を見ると、夕陽に照らされた紫陽花が咲き誇っている。眠っている間に雨が降ったのだろうか、キラキラしている。

体温を測ると、すっかり熱は下がっていた。
具合が良くなったので、お腹が空いてきた。

キッチンに行き冷蔵庫を開けたら、お粥が入っていた。
私は、お粥を温め直した。

「いただきます。」
私は一口食べて違和感を感じた。

(あれ?いつもと味が違う…。)
温める加減を間違えたのか、まだ体調が回復仕切っていないのか。
(美味しいから、まぁいいか。)

私はお粥を間食した。
「ごちそうさまでした。」

私は食器を洗って、棚にしまった。
そして、また部屋に戻り眠りに就いた。

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