アニメ「平家物語」の感想

今冬はアニメ平家物語にはまってました。

原作はもちろん平家物語なのですが、驚きの全11話!
原作本を本屋さんで見かけましたが、とても分厚かったです。


主人公はびわ(自称)という名前の小さな女の子。
父親の琵琶法師と一緒にいましたが、驕れる平家の禿集団にびわが立ち向かっていった結果、父親が殺されてしまいます。

ひとりぼっちになったびわは、平家に一言文句を言ってやろうと平重盛の元に現れます。

未来の見えるびわは、重盛に平家滅亡の予言をするのですが、重盛の方は亡霊が見えるという事実が判明。
重盛は平家の者が父親を殺したことを詫び、びわは平家の子どもたちと生活することになるのでした…。



平家の人たちは残虐な武士というより、雅に通じた貴族に近い性格です。
重盛も優しいパパだし、子どもたちも身寄りのないびわを普通に受け入れます。

滅亡すると分かっていても、重盛一家に情が移ります。

先週、地震により放送されなかったためBSフジの9話と、地上波フジテレビの10、11話を続けて見ましたが、どんどん平家の人達が亡くなっていき、悲しかったです。
義経さんが恐ろしく美形なのに非情なのが怖かった…。
(白拍子の舞にキュンの場面がなかったら、義経さん怖いだけの人になるところでした。)

このアニメの最大の見所は、白髪の赤い着物を着た女性琵琶法師の弾き語りです。
(おそらく遠い未来のびわと思われますが、壇ノ浦の戦いまでびわは幼い姿のままです。)

最終回、「意外な人物」が生き残ってくれたのでほっとしたのですが、BS放送視聴者にはネタバレになるのでふせておきます。


追記:3月24日は壇ノ浦の戦いの日なのだそうですよ。

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